ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

「ここでしか手に入らない」「限定◯名」などの限定モノに弱い方、心の中で小さく手を挙げてください。謳い文句とわかっていながらも、どうしても惹かれてしまう。引き寄せられる不思議なパワーがあるんですよね、うんうん、わかるわかる。

離島にハマりつつある私・阿部サキソフォンは鹿児島の種子島を訪れたのですが、まんまと限定モノに引き寄せられてしまいました。種子島=ロケットの浅はかなイメージしか持っていなかった私にとっては、まさに目から鱗の情報を得たのです。

 

種子島に「1日2時間しか見られない絶景」があるという噂。気になるに決まってる。

 

というわけで成田から鹿児島までジェットスターでびゅーんとひとっ飛び、そこから高速船で1時間半ほど揺られて種子島へ!(東京(成田)発の便は片道5,990円〜、名古屋(中部)発は片道4,990円~という破格)

絶景はもちろん、たくさんの魅力的なスポットを発見しちゃいました。

 

今回は一緒に旅をしたのはこちらのお二人

いつもは寂しく一人旅が多いわたしですが、今回は素敵な写真を撮影するインスタグラマーの@ayance__(写真左)と@a_zono(写真右)と一緒に種子島を旅してきました!

同じ場所を訪れて写真を撮っていたはずなのに、彼女たちのインスタにアップされた写真はまるで別物。おしゃれな加工はもちろん、構図や写りこませるアイテムなど、随所にこだわりが見られます。

本記事ではお二人のインスタグラムも交えながら、種子島スポットを紹介します♪

 

オーシャンビュー!絶好のロケーションでランチ

早速噂の絶景……ではなく、まずは海を眺めながら食事ができる「eastcoast」へ。オーシャンビューの席で島のグルメを食べられるなんて、そんな贅沢……喜んでさせていただきます。

まずはカウンターで乾いた喉を潤します。南国に来ると、ビタミンカラーのドリンクを頼みたくなる不思議。

お店のおすすめメニューは「鉄浜スペシャルプレート(800円)」。自家製ピリ辛サルサソースのタコライスに骨付きソーセージのコンビは、美味しそうな香りが漂ってきて食欲をそそります。

「鉄浜カレー(800円)」には種子島産の黒豚や地野菜など、地元の食材がふんだんに使われている辛さ控えめのカレー。写真を撮っていると、美味しそうな香りの誘惑がえげつない。

目の前に鉄浜海岸を見ながらランチなんて、デートにぴったりすぎるロケーション。男子諸君は、ちゃんとメモしておくように。女子諸君は、さりげなく提案してみましょう。

■詳細情報
・名称:eastcoast
・住所:鹿児島県西之表市安城140-2
・営業時間:AM 11:00 ~ PM 17:00(ラストオーダー16:30)
・定休日:火曜日
・電話番号:0997-25-0763
・公式サイトURL:http://www.eastcoast.jp

 

破格のバーガーが美味しすぎる

 

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お腹がペコペコでがっつり食べたい! という人には「ステッピンライオン」がおすすめ。中種子の街中にあるこちらは、中南米をイメージさせるカラフルな外観が目印です。

お店の周りをぐるっと回ってみると「JAMAICA」の文字を発見。店内からはレゲエの音楽が聞こえてきます。

どんな奇抜な店内かと思いきや、あのライオンの壁の後ろには落ち着いた空間も。ちょうど訪れた時間帯は、ママ友グループの方が食事を楽しんでいました。

注文したのは、「ライオンスペシャル(620円)」にアボカドトッピングを追加、「ロワイアルチーズ(680円)」(セットでポテトも追加しています)。

驚くべきは、この値段。これだけのボリュームがありながら、600円台というのだから驚きです。これを東京で出したら余裕で1,000円超えるわ……と思っていたのですが、お店の方によると「近所の小学生が立ち寄れるように、この価格で提供している」とのこと。

その心遣いが素敵すぎます。絶品バーガーをこの価格で当たり前に食べている、島の小学生が羨ましい。もうシェイ◯シャックとか行けない。

そして「ジャークチキンボール(980円)」アボカドトッピングを追加、「ジャークチキンプレート(980円)」が運ばれてきます。このチキンにかかっているソースが絶品すぎました。

せっかくなので、ジャマイカライオン(?)の前でパシャリ。島の子どもに生まれたかったと思った瞬間でした。ちなみに食事は複数人でシェアしたのですが、バーガーが美味しすぎたあまりみんながすごいスピードで食べ始め、一人だけバーガーを食べられないという事態に。

いい大人が奪い合うほど、美味しかったのでぜひご賞味あれ。

■詳細情報
・名称:ステッピンライオン
・住所:鹿児島県熊毛郡中種子町野間5293-1
・営業時間:11:30~19:00(ラストオーダー)
・定休日:火曜
・電話番号:0997-27-0502

 

種子島のフォトスポットをまわろう

 

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腹ごしらえをしたら、フォトツアーへ出かけます。最初に訪れたのは「アコウのアーチ」。台風で倒れたアコウの木が、幹から根を生やしてこのようなアーチの形になったのだとか。どこからか、トトロでも出てきそうな雰囲気です。

駐車場などはなく普通に車が行き来する通りですので、立ち寄って撮影する際は十分に注意してください。

アコウの木、通称「絞め殺しの木」。なんだか恐ろしい名前ですが、動植物によって運ばれたアコウの種子が他の木の幹などから発芽し、気根が絡みつき元の木を枯らしてしまうのだとか。その様子から「絞め殺し」の名前が付いているそうです。

一見すると、ウクライナの「愛のトンネル」に似ているような気もします。どちらも蚊が多いので、虫除け対策はお忘れなく。

■詳細情報
・名称:アコウのアーチ
・住所:鹿児島県西之表市安城下之町

 

島に来たなら海も楽しみたい!

せっかく、島に来たのだから海は外せません。この日はあいにくのお天気だったのですが、少し晴れ間が出たのでその隙に撮影。

ここでようやく、種子島らしいスポットが登場します。この写真、普通にみると海ではしゃぐ美女二人……なのですが、よーく見てみると後ろに何かありませんか?

そう! 後ろに見えているのは、日本最大のロケット発射場である「種子島宇宙センター 」。海岸線沿いに建てられているので、発射台をバックにビキニで撮影、なんてことができちゃうんです。

ちなみにロケット発射日が近くなると、ホテルなどの宿泊施設が混雑するそう。種子島に行かれる時は、発射の予定を照らし合わせて早めに予約をした方が良さそうです。

 

島の食材を使ったジェラート

グルメを満喫したり絶景を楽しんだりするのもいいけれど、やっぱり旅にスイーツは欠かせない! 次に目的地に向かう途中、「種子島の恵みいっぱいジェラート」という、見るからに美味しそうなジェラート屋さんを発見しました。

店内がものすごく可愛い……!お姉さんも可愛い。赤ボーダーの制服も可愛い。

ジェラートが輝いて見えるのは、気のせいでしょうか。いや、きっと気のせいではないはずです。キラキラしています。気になるフレーバーばかりで目移りしながら、私がオーダーしたのは……

\安納芋のジェラート/

せっかく鹿児島に来たし、安納芋を味わないと! と思い、オーダーしたのはこのフレーバー。安納芋って割と味が「濃いいいい」イメージだったのですが、食べてみてびっくり。

知っている安納芋の甘さはありながらも、口当たりがとってもさっぱりしているんです。途中で甘さに少しもたれてしまうかな……と思っていたのですが、そんな心配もよそにペロッと完食してしまいました。オンラインストアでも注文できるようなので、気になる方はぜひ。

■詳細情報
・名称:種子島ジェラートHOPE
・住所:鹿児島県熊毛郡南種子町平山500-131
・営業時間:11:00~18:00(オフシーズンは~17:00)
・定休日:火曜
・電話番号:0997-22-9566
・公式サイトURL:https://gelato-hope.com/

 

夕食は「インギー鶏」三昧

上の写真はたけのこですが、夕食は食事処「美の吉」では南種子町の特産品「インギー鶏」尽くしの食事をいただきました(女将さんが「今日採ってきたの〜」とサービスしてくださったたけのこが、あまりに美味しかったので、つい)。

インギー鶏とは、むかし南種子町に座礁した英国の船を島民が助けたことから、お礼にと譲渡された11羽の鶏のこと。それから大切に継承されているのだといいます。

自家農園で育てられた新鮮な「インギー刺身(1,500円)」や、

インギー焼き鳥にインギー陶板焼、インギー鶏の親子丼にインギー汁など、インギー鶏のフルコース。鶏肉の味に深みがあるので、どのお料理も優しい味付がとても合うんです。

ちょっと頼みすぎたかな? と心配していたのですが、このあと「インギーラーメン(700円)」も頼んでしまうほどインギー鶏にハマってしまい、大満足な食事でした。

■詳細情報
・名称:美の吉
・住所:鹿児島県熊毛郡南種子町中之上2264-4
・営業時間:7:30~20:30(ラストオーダー)
・定休日:年中無休
・電話番号:0997(26)0033
・公式サイトURL:http://minokiti.main.jp/

 

連泊したい素敵なお宿

最後に、素敵なお宿をご紹介。「SANDALWOOD」は2009年にオープン、2013年には別館がオープンしました。

朝食は種子島の赤米ごはんや自家製野菜の野菜サラダ、新鮮なパッションフルーツなど、島らしさが詰まったメニュー。天気がいい日には、中庭のテラスでいただくこともできます。

この日も外で食べたかったんだけど、前日に雨が降っていたこともあり断念。せめて雰囲気だけでも……と写真を撮っていたら。

綺麗な虹が出ました! しかもうっすらと二重になっている! 朝からとっても幸せな気持ちになれたので、このホテルをおすすめします(単純)。

景観や食事が素晴らしいのはもちろんのこと、こちらのホテルはそれ以外もすごいんです。ほら、ロビーから漂うおしゃれ感。

離島のホテルとは思えないほど洗練されたおしゃれ空間に、鹿児島にまつわる書籍もずらり。やっぱりロケットは欠かせないよね。

お部屋も十分な広さがあってのびのび……って寝るのはまだ早い! 美味しいごはんやおしゃれな空間だけでも満足なのですが、実は全室「かけ流し天然温泉」という贅沢さ!

少しトロッとしたお湯に浸かって、1日の疲れを流しちゃいましょう。ぬるめのお湯に長い時間浸かると良いそうです。目指せ、ピチピチの美肌美人。

 

そして次の日は、ようやく冒頭で話した「2時間しか見られない絶景」へ。見られる時間が限られているので、私たちはSANDALWOODに宿泊した次の日の朝、目的の場所へ向かいました。

■詳細情報
・名称:SANDALWOOD
・住所:鹿児島県熊毛郡南種子町中之上525
・電話番号:0997-26-0015
・公式サイトURL:https://www.hotel-sandalwood.com/
ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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