こんにちは!みなさんはアフリカ大陸の西側にある、ブルキナファソという国をご存知ですか?ブルキナファソは現地の言葉で「高潔な人々」という意味です。
もともとフランスの植民地でしたが、1960年に独立しました。今でも公用語はフランス語なので、地元の方から「サヴァ?」(フランス語で「元気ですか?」)とよく声をかけられました。それではブルキナファソについてご紹介します!
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ブルキナファソの中で訪れた都市とルート、移動方法
photo by あんり
ブルキナファソを訪れたのは2018年7月。アフリカ9ヶ国を陸路で旅している途中だったので、隣国マリからバスに乗って移動してきました。
陸路での国境越えは想像しにくいかもしれませんが、まず国際線のバスで国境付近まで行ったら、1階建ての建物に入って出国、入国審査を受けてまたバスに乗ります。流れは空港での手続きとさほど変わりません。
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ちなみに国境付近は、いわば空港での保安検査みたいなものですので、写真は撮らないほうが無難です。私はブルキナファソの赤と緑のカッコいい国旗が風ではためくのを、目に焼き付けてきました。
ブルキナファソでのエピソード(人とのエピソード)
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ポーという町のゲストハウスに夜遅くに到着し、晩ご飯を探していると従業員の方が近くのレストランを案内すると申し出てくれました。ちょうど私は友人と2人だったので、従業員2名がそれぞれ1人ずつバイクの後ろに乗せてレストランに連れて行ってくれることになりました。
先に二人乗りした友人達が出発し、すぐに私達バイクも出発。 しかし私達のバイクのスピードはあまり上がらず、友人達と徐々に離されていきます。「友人達のバイク、見えなくなったけど大丈夫?」と聞いても「OK,OK」としか答えない。
私はだんだん不安に駆られて、「夜も遅いしバイクに乗せてもらってるし、もしかしてこのまま変なところに連れて行かれる⁉︎ イヤー!」と想像が膨らんでいたところ、無事にレストランに着きました。友人もすでに着いている様子。
その従業員はバイクで慎重に安全運転してくれていただけでした。疑ってごめんなさい…。普通にいい人でした。ブルキナファソは優しくて思いやりがある人だと実感しました。
ブルキナファソでのエピソード(場所のエピソード)
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タクシーをチャーターして、ティエベレという田舎の村へ行きました。ここは幾何学模様の不思議な村でした。泥でできた家の外壁に火山灰の黒いチョークで幾何学模様が描かれていて、その空間にいるとなんだか映画のセットの中にいるような気持ちになりました。
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家の壁にヤモリのイラストも見受けられ、日本の「ヤモリ=家守」と同じように家を守ってくれる生き物として描かれているそうです。
もちろんまだティエベレは村として機能しており、洗濯物が干されていたり、お風呂上がりの婦人が頭にタオルを巻いて歩いていたり、子どもたちが遊んでいたりしていて、のどかな田舎の風景そのものでした。
知っておくべきキーワードは「泥のモスク」
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ボボディラッソに訪れた目的のひとつに「泥のモスクを見ること」がありました。モスクといえば玉ねぎ頭のようなドームや、幾何学模様に彩られたものが頭に浮かぶ人が多いかと思いますが、ここのモスクは独特の形をしていました。
四角錐の形をした白壁に、黒い棒が等間隔で刺さっています。モスクの中も泥でできているので、階段や柱の角の曲線が緩やかなカーブを描いていて見応えがあります。
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ボボディラッソの他にも隣国マリのジェンネという街に泥のモスクがありますが、こちらは「100年後には見られない可能性が一番高い世界遺産」とも言われています。
泥でできているので、建物として維持が難しいそうです。ジェンネの泥のモスクにはイスラム教徒しか入ることができませんが、ボボディラッソのモスクは宗教に関係なく入れました。
ブルキナファソ旅行を楽しむためのアドバイス
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ブルキナファソでは日本語をよくみかけました。ティエベレで日本の(群馬県の!)自転車を見つけたり、ボボディラッソでは「餃子の王将」と書かれたTシャツを着た女性に会ったり!探してみると意外なところで日本語が見つかるかもしれません。