少し前まで、ロサンゼルスはアメリカの中でも治安の悪い地域として知られていました。ドラマや映画、また日本で報道される事件の影響か、治安に関してネガティブな印象の人も多いかと思います。
本記事では、実際ロサンゼルスの治安は悪いのか、そして旅行の際はどのエリアに気をつければ良いのかまとめました。ロサンゼルス観光のときに参考にしてください!
ロサンゼルスの犯罪率は?
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1990〜2000年の10年間、ロサンゼルスでは年間50万件ほどの犯罪が発生していました。この数字をみると危険な香りがしますが、2000〜2010年の10年間では、年間20万件とかなり減少しています。日本と比べればロサンゼルスの方が犯罪件数が多いものの、アメリカ全土の中では特別高い数字ではありません。
一昔前まではロサンゼルス=治安が悪いというイメージがありましたが、近年は犯罪件数も減少し、治安も安定してきているようです。
ロサンゼルスで治安が悪い地域
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治安がよくなったとはいえ、いくつか注意すべきエリアがあります。観光客はあまり近づくエリアではありませんが、念のため渡航前にチェックしておきましょう。
コンプトン
全米の中でも特に治安が悪い地域として知られ、ギャングの抗争が発生したり、貧困層が暮らしていたりするエリア。この地域では犯罪率が増加しているほど、危険度が高いです。
犯罪率ダウンタウンからは車で20分ほど(約24km)離れており、近くに観光スポットがあるわけでもないので、このエリアには近づかないようにしましょう。
サウス・ロサンゼルス
ワッツタワーなどの観光スポットもあるサウス・ロサンゼルス。このエリアは、かつて暴動が起こった場所として有名です。治安は改善されつつありますが、今でも犯罪率が高いので近づかない方が良さそうです。
スキッド・ロウ
日本人もよく行くリトル・トーキョーの近くにあるのが、スキッド・ロウです。一歩このエリアに入るとだいぶ雰囲気が変わり、道にゴミが散らばっていたり壁の落書きが増えていたりします。
ここはダウンタウンの近くなので、もっとも観光客が踏み入れてしまいやすいスポット。リトル・トーキョーに訪れる際にも、立ち入らないように注意してください。