機内サービスは有料だった
Photo by Nitta Hiroshi
プラハ行きは小型のプロペラ機でした。そう、国際線といえども小型のプロペラ機なので、荷物ルールが厳しいのです!とは言ってもANAの小型機の手荷物のルールは10kg+身の回り品なので、チェコ航空がより厳しいことに変わりはありません。
ターミナルからバスに乗り、タラップを使って搭乗するスタイルでした。なお「手荷物」と言っても機体が小型なので、スーツケースを客室の荷物棚に入れることはできません。搭乗時に自ら機体に収納する荷台に手荷物を預ける必要があります。
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機内はプロペラ機ということもありバスのような感じ。首都を結ぶ「国際線」というよりは「国内線」に近い雰囲気です。最終便ということもあり満席でした。
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座席は90分のフライトであれば十分なレベル。日本のLCCの座席と比べると「少しだけ広いかな」という感じです。
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驚いたのが機内サービスが有料であることです。料金は以下のとおりです。
ベヘロフカ50ml:120CZK(約560円)
パン+コーラ+スナックのセット:170CZK(約800円)
パン+ビール+スナックのセット:190CZK(約900円)
街中の価格よりは高いですが、日本と比べると極端に高いというわけではありません。機内では「機内サービスが有料」だということを知らされ、諦める搭乗客を見かけました。
プロペラの音を聞きながら、無事にプラハ空港に到着。到着と同時にチェコの作曲家、スメタナ「我が祖国」が流れました。「我が祖国」が流れた瞬間にチェコ航空がチェコのフラッグキャリアであることを実感しました。
LCC向けの空港を使うフラッグキャリアもある
Photo by Nitta Hiroshi
ヨーロッパにはLCC向けの空港を使うフラッグキャリアもあります。たとえば、ベラルーシのフラッグキャリアであるベラヴィア航空はウクライナ・キエフのメインターミナルであるボルィースピリ国際空港ではなく、ジュリャーヌィ国際空港(シコルスキー国際空港)に乗り入れます。
私が2015年に搭乗したモルドバのフラッグキャリアであるモルドバ航空もジュリャーヌィ国際空港発着でしたが、現在はボルィースピリ国際空港から離発着します。
このように、フラッグキャリアは離発着する空港を変更することがあります。経験や先入観を頼りにせず、きちんと搭乗券を確認することが大切です。
ヨーロッパ内の国際線はサービスを質素にする傾向にあります。これからもその流れは続くことでしょう。「フラッグキャリアだから、LCCだから」と私のように思わず、航空会社のホームページで確認することをおすすめします。