みなさん、こんにちは!塩飽です。最近では自分の個性を活かしたテーマを持って、世界を巡る旅に出る人が非常に多いように感じます。
しかし、旅に必要な先立つものがあることも事実。その中でも、そういったテーマを周りの人とシェアして、旅の資金調達の方法の一つとしてクラウドファンディングを利用する人が登場してきています。
僕自身も先日、大学院の研究で南米へと調査に向かいましたが、そのときの費用をクラウドファンディングで調達しました。今回はその経験を元に、クラウドファンディングプロジェクトの企画の進め方を紹介します。
ちょっと待って!クラウドファンディングってなに?
そもそもクラウドファンディングとは何なのか、という方も多いかと思います。クラウドファンディングとはアメリカ発祥のサービスで、自分が熱意を持ち、実現させたいと思っている事柄に対して資金(fund)を大衆(crowd)から集めるインターネットサービスの総称です。
今までは銀行融資や投資によってしか手に入らなかった資金も、ウェブ上でプロジェクトを立ち上げ、それに共感する人や魅力に感じる人が多ければ多いほど資金も集まってくる時代になったのです。
自分のやりたいことをしっかりと見定める
まずは自分が旅を通して何をしたいかを考えます。ここが定まっていないと、たとえプロジェクトが始まったとしても、後々辛い思いをすることになってしまいます。
僕の場合は「世界一周」という社会事象の研究をすることで、日本の社会背景の分析や、多様化する世界における他者理解への貢献できるのではないかと思っていたので、それをテーマにしました。もちろん「自分がやりたいことをやる」というポイントは絶対に外してはいけません。
プランを具体的に書き出していく
やりたいことのイメージが掴めたら、次はそれを具体的な計画として書き出していきます。最低限考えるべき項目としては、以下のものが考えられます;
- クラウドファンディングに挑戦する意義(なぜやるのか)
- 最終的な目標
- 目標金額
- プロジェクトの実行にかかる期間
- プロジェクトの具体的な進め方
「これをやりたいです」と言うだけでお金がもらえたら、それほど楽なことはありません。クラウドファンディングという形式を取る以上、いかに他の人の興味を引くか、そしてどうやったらそれを実現できるかを具体的な計画に落としこむことで、「このプロジェクト面白いし、なんだかやってくれそうだな!」という説得力が増し、成功の可能性も高まります。
このあたりは研究計画を書くのと非常に似ていたので、どうやるのか、そしてどれくらいのスパンで研究を進められるか、以前のバックパッキングの経験もあり、比較的具体的に決めることができました。
金額設定の難しさ
唯一難しかったのが金額設定のところです。クラウドファンディングのサービスにもよりますが、多くの場合は目標金額を達成しないと、支援金を受け取ることができなくなってしまいます。また、時間をかけた分だけ支援金額が欲しいと思って目標金額を高くしすぎてしまうことも失敗のリスクになります。
しかし、だからと言って目標金額を低く設定しすぎてしまうと、必要な資金が集まりません。つまり、実際に必要な金額と準備時間に見合う費用対効果、そして集まるであろう支援金額の予想がすべて一致するとは限らないのです。