【やさしいSDGs vol.12】17の目標を学ぶ!「9. 産業と技術革新の基盤をつくろう」
GO SUSTAINABLE ・2021年2月18日(2021年2月18日 更新)
ベル
25歳。自然が豊かな北海道出身。旅好きかつ旅を広めたい気持ちから、ライターとしてTABIPPOで働いている。物や人を大切にしたくてSDGsを猛勉強し、サステイナブルに関する発信も行う。友達からは「お人好しでネアカな天然女」と言われる(本人は天然ではないと言い張る)。座右の銘は、「一日一善」。
トラ
25歳。大阪出身で、ベルとは大学の同期。卒業後は商社に就職し、稼いだ金で好きなように生活する今が好き。自分の幸せ以外には興味がないが、会社からの指示でSDGsを学ぶことになる。ベルからよく「性格がきつくて、自己中心的で怠惰、金遣いは荒いし、暴飲暴食男」と言われる。座右の銘は、「後は野となれ山となれ」。
前回の記事:【やさしいSDGs vol.11】17の目標を学ぶ!「8.働きがいも経済成長も」を見る
自粛期間に鍛え上げた筋肉をついにお披露目できる日がきたか! ドヤ!!
確かに身体を資本だと考えると、体力や柔軟性を向上してくれる筋肉は持続的な健康のために必要不可欠だよね。
そう思うとインフラは私たちの生活にとっての筋肉みたいなものかもね!
そんな筋肉みたいに必要不可欠なインフラなのに、途上国においてはまだ整備が行き届いてなくて生活水準が十分ではない場所が多いんだよね。
目標6では安全な水の提供と衛生的な環境整備、
目標7ではクリーンエネルギーの普及を目指してたよなぁ。それとはまた違うんか。
そう。この目標9では水道・ガスだけではなく道路や情報通信技術とか、私たちの生活に欠かせない基礎インフラ全体を持続的に構築すること。そしてその後も技術革新が拡大することまでを目指しているの。
技術革新が進めば、目標8で目指している雇用促進と経済成長も達成できるやろうし、そうなったら生活水準も上がって目標4の教育問題も解決できそうやな。
その通り。まさに筋肉と同じように、生活における全ての基盤を作ってるんだよね。
インフラって思うと大規模すぎておれにできることは少なそうやけど、水をムダにしないとか暖房の代わりに筋トレで身体温めるとか、細かく考えるとやれることはあるもんな。ってあれ……結局筋トレが世界を救うのでは……?!?!
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目標9が目指すゴールは「強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る」こと。「インフラ」「産業」「イノベーション」という3つのキーワードによって構成されています。
インフラといえば道路やガス、水道などが想像しやすいかもしれませんが、近年においては「デジタル格差」も大きな課題のひとつ。私たちがインターネットの情報や知識に簡単にアクセスできる一方で、今でも40億人がインターネットを利用できずにおり、その90%は開発途上地域に暮らしていると言われています。
2020年に起きた新型コロナウイルス感染症によるパンデミックでは、感染予防対策のための休校が相次ぎ、多くの学校がオンライン学習に頼らざるを得ない状況に陥りました。
そんな中インターネットが使えない地域では、教育を受ける機会を失い、デジタル格差が教育格差を引き起こしてしまったのです。
だからこそ非常事態からすぐに回復できるよう、レジリエントなインフラ設備を構築することが重要なのです。
SDGs|目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう|強靭なインフラとは?
目標9: 産業と技術革新の基盤をつくろう | 国連開発計画(UNDP)
自宅でネットが使えない子どもが13億人。デジタル格差が引き起こす教育格差。 | sotokoto online(ソトコトオンライン)
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All illustration by Mochi
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ライター
2017年3月までTABIPPOインターンとしてメディア事業部のライター/編集者、その後プロダクト事業部ではPR/制作を担当。生活史、人類学、路面電車、古道具、犬、旅、犬をこよなく愛してます。