自分だからこそできる「世界を豊かにする方法」を仲間とともに考えよう!/ 豊かさを定義する学校「POOLO」でできること
キャリアと人生 ・2022年10月17日(2024年5月8日 更新)
TABIPPO編集部では、自分の幸せや人生の豊かさを定義できる、旅好きが集まる学校「POOLO」を掘り下げる特集を随時公開中。POOLOではなにを学べるの?どんなことに役立てることができるの?といった疑問にお答えしていきます。
POOLOは8ヶ月間にわたる講義やワークを通じて「自分なりの豊かさ」を定義したり、その実現に向けた指針を作ったりするための学びの場です
POOLO|ニューノーマルトラベラーの学校 by TABIPPO
今回は第二弾。POOLOの2ターム目にあたる「『世界』を豊かにするコンセプトを共創する」3ヶ月間でできることやテーマの意味に迫ります!
前回に引き続き、POOLOの学長・恩田 倫孝さんとコミュニティマネージャー・畑山 朱華さんにお聞きします
1タームの内容について掘り下げた第一弾はこちらから
豊かにしたい世界は何か?を問う3ヶ月間
まずは2ターム目のテーマについて聞かせていただきたいです!
前回、TABIPPOが願う「豊かさ」の要素として自分軸と他人軸の2つの視点から豊かさを考えられる人材が増えてほしいという話をしたのですが、ここでいう他人軸について考えるのが2ターム目です
受講生同士の交流を図るアクティビティにて
この3ヶ月間で行うワークでは、主に「自分が豊かにしたい世界はなにか?」とその世界を「どのように豊かにしたいのか?」の2つの事柄に向き合ってもらいます
「自分」について考えた1ターム目から視野を広げていくんですね。具体的にはどんなことをするのでしょうか?
このタームからは本格的にチームでの活動が始まるので、個人とチームに分けてお話しますね。個人編ではまずは先ほど述べたように、自分が豊かにしたい世界とは何か?と、その世界をどう豊かにしたいのか?その世界にとっての「豊か」とはどのような状態なのか?などを1タームと同じように質問に回答する形で考えてもらいます
質問への回答は、1ターム目と同様にスプレッドシートにまとめます
ここまでお話を聞いていて、みっちーさんやしゅかさんの言う「世界」は海外や地球全体以外の意味も含まれているように感じます。POOLOで考える「世界」とはどういう意味なのでしょうか?
そうなんです!POOLOにとっての「世界」とは、他者や隣人などの「自分以外のなにか」のことを指すものであって海外や世界中といったそのままの意味だけを指すものではありません
さらに言えば、僕たちは人によって豊かにしたい「世界」の対象は違うし、違って良いと考えています。例えば僕が豊かにしたい世界は「教育」や「コミュニティ作り」といった分野単位での話ですが、しゅかさんの豊かにしたい世界は「何かアクションを起こしたいけれど上手く行動できていない人」という「人単位」の話なんですよね。そこでこのタームでは、生徒の皆さんに自分以外の「誰を、なにを」豊かにしたいのか考えることから「豊かな世界」についての認識を深めてもらっています
なるほど。お二人ともPOOLOの運営に繋がっていてわかりやすいですね。今まで受講生たちは、どんな「豊かにしたい世界」を掲げたのですか?
言い切れないほど本当に人それぞれなのですが、例えばこのような感じでしょうか!
記入するワークシートの例。人によって豊かさはそれぞれ!
1ターム目で考えた自分にとっての豊かさから視点を変えて「世界」の豊かさを考えてはいますが、今までの生徒の方を見ていると皆さん小さなことでも何かしらの繋がりがある印象です
例えば、自分の豊かさは趣味に充てたり家族と過ごしたりする「余白の時間を大切にすること」と答えていた生徒の方がいたのですが、その方が豊かにしたい世界は「教育現場」でした。理由を聞いてみると、その根底にあったのは「教育現場で働く人たちの余白が少ない」ということだったんですよね。空白の時間を大切にすることで自分の人生を豊かにしつつも、まわりにもその余白を広めていきたいとお話していました
ちなみに、このタームのゲスト講義はどのような内容が聞けるのでしょうか?
今までは一般的な知識に焦点を当てていた講座が、だんだんと具体的な話になっていきます。講義をしてもらうゲストの方には自分にとっての豊かさやビジョンと、それをどうやって見つけたのか?といったお話をお願いしています
POOLO4期の2ターム目の講義内容
70分の講義のうち、30分ほどは質疑応答に使っています。全体の半分ほどにあたるのですが、これがとてもおもしろいんです。さまざまな視点から予想外の質問が飛び出てくることもあり、ゲストの方も新しい知見を得られるような白熱した時間となっています
ミーティングの時間は自由に決められる!チームで「豊かにしたい世界」を考える
ここからはチームでの活動が本格化してくるとのことでしたが、2ターム目のチームミーティングはどのようなことをするのでしょうか?
2ターム目のチーム活動は、自分たちの豊かにしたい世界について考えます。もちろん人によって豊かにしたい世界の定義や豊かにする方法は違うので、集まったメンバーの考えの共通項を探してもらい、そのチームだったらどんな世界を豊かにしたいか?考え、共創することが目的です。タームの最後には発表があるので、それに向けてプレゼンテーションも作ります
ミーティングでの1コマ
また今までとは違った視点が必要になりそうですね。それぞれが自分の意見を掘り下げてきたことを考えると大人数で考えを擦り合わせるのは大変そうだなと感じるのですが、1チームの人数はどのくらいなのでしょうか?
1ターム目とは違う3,4人でチームが組まれます。このタームのチーム編成はコミット量によって決めています。事前に「どのくらいPOOLOに参加したいか?」をアンケートでとっているので、思いっきりコミットしたい人と、仕事などが忙しくなかなか時間が取れなそうな人がうまく交じり合うようにチームを組んでいます
そうですね!チームミーティングについてはPOOLOが指定時間を設けているわけではありません。最低月に2回・1時間のミーティングを推奨していて、いつミーティングをやるか?それ以上の時間を設けるか?についてはチームに委ねています。それぞれのチームで活動時間を決められるので、仕事の予定があって何にも参加できなかった!ということはほぼないと思います
最後には個性豊かなプレゼンテーションも!
POOLOは基本的にオンラインで開講されるので、発表もZoom上で行われます。プレゼンテーションはどのチームも個性があって、毎回私たちも楽しみにしています!パワーポイントを使って発表しているチームももちろんいるのですが、パフォーマンスを行うチームもあって。演劇が好きな人たちが集まってミュージカルのような形式で発表しているチームや、コントをしているチームもありました!!
上2枚の画像はミュージカル調のプレゼンテーション、下2枚はコント風のプレゼンテーションを行ったチーム
コントですか!すごくユニークですね。内容としては今までどのようなものがありましたか?
旅好きが集まっているので、観光業界や旅に関連することが多く出てくる…かと思いきや、観光に関連する話題は実は少ないんです。教育に興味関心を持った人たちが集まったチームでは一貫して教育に関する豊かさを討論していましたし、まちづくりに軸を置いて豊かさを考えているチームなどもありました
やはりチームでプレゼンをするとなると、観光に関連したかっちりとしたプレゼンテーションを行うイメージがあったので意外に思いました!
プレゼンテーションのフィードバック時間の様子
さらに言うと、私たち運営チームが評価を付けたり良し悪しを見ることもないんですよね。発表はPOOLOでもかなり重視している時間で、特にメンバー同士のフィードバックの時間を長めにとっているんです。発表時間が7分あるのに対して、フィードバックの時間は20分あります
この時間に質問が出ることで、発表では話し切れなかったより深い想いを伝えることもできますし、感想の交換によって新たな視座が生まれることもあります。チームでの活動や発表での意見交換を通してお互いのことを知ることもできるので、この頃にはかなりコミュニティが形成されている印象です
生徒が自主的にイベントを企画することも!その数は膨大で、運営チームも把握し切れていないほどなのだとか
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今回はここまで!次回は3ターム目にあたる「『自分』と『世界』を豊かにする手段を形にする」3ヶ月間についてお聞きします。
この特集では、POOLOの具体的な活動内容をお届けしています。タームごとに活動内容を紹介する今回の企画以外にも、講師の方との対談や過去の生徒の方へのインタビュー企画も企画中です。次回の投稿もお楽しみに!
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旅で得た経験にはかけがえのない価値があり、世界と社会への協力や貢献のきっかけになる。POOLOは、その経験を社会に還元するために必要な知識やマインドを得られ、そして同じ想いを持ったかけがえのない仲間と出会える学校です。
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