ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

修道院ビール醸造所「クロスター」

photo by Yu Villegas
ドイツならではの醸造所が、「クロスター(Kloster)」という修道院ビール醸造所。

その名の通り、修道院で修道士たちが作ったビールを飲める場所なのですが、なぜ修道士たちがビールを作っているのか疑問に思いませんか?

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その歴史は中世まで遡ります。当時の修道院は宿泊施設、畑、薬草園、家畜小屋、病院などがあり、ひとつの村のような機能をもっていたといいます。

そしてそこには、各界の要人から巡礼者、物乞いまで、たくさんの人々が一夜の宿と食事を求めて訪れたそう。

そんなときに「安全で栄養豊富な飲み物」として知られていたビールを「神の恵み」として人々に無償で分け与えたのが、修道院でのビール醸造のはじまりなんだとか。

当時、生水は不衛生だったが水を煮沸して作るビールは安全と考えられていました。

現在でも当時の面影・機能を残した修道院醸造所は、主に南ドイツに残っています。

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その代表がヴェルテンブルク修道院アンデックス修道院

とくに創業1050年のヴェルテンブルク修道院は、現存する世界最古の修道院ビール醸造所で、ビール好きの聖地としても知られている場所です。

photo by Yu Villegas
アンデックス修道院は、現在でも宿泊施設、家畜小屋、精肉所もあり、中世の面影を色濃く残した数少ない修道院。ここで作られる乳製品やハムは今でも昔ながらの手法で作られ、そのおいしさで人気を集めているんですよ。

上記のような本格的なものから、ドイツ全土に「クロスター」と名の付く醸造所(元修道院)はたくさんあります。

滞在都市の近くに「クロスター」があれば、ぜひ行って歴史ある味と雰囲気を体験してみてくださいね。

その数1,500!ビール醸造所やビアホールを巡る

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ドイツ国内には1,500軒以上ものビール醸造所(Brauerei)やビアホールがあり、ご当地ビールがどこでも楽しめます。

ビールだけでなく歴史ある建造物であったり、ユニークな立地の醸造所も。また、ビールに合うフードも見逃せません。

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ミュンヘンにあるのは「世界一有名なビアホール」として知られるホフブロイハウス

創業1589年の宮廷醸造所として始まった、由緒ある醸造会社が運営するこちらのビアホールは、なんと収容人数3,000人!

店内には音楽隊をはじめ、民族衣装を着た店員さんが忙しく行き交い、ローカルから世界中の観光客で1日中大賑わいしています。

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ビールのサイズはマス(1リットル)か、0.5リットル。可愛いらしい民族衣装を着た売り子さんが、巨大プレッツェルを持って歩いているのでぜひお試しください♪

“The・ドイツ”な体験目白押しのホフブロイハウスは、ミュンヘン観光のハイライトとなること間違いなしですよ。

■詳細情報
・名称:HOFBRÄUHAUS MUNICH
・住所:Platzl 9, 80331 München-Altstadt-Lehel
・地図:
・アクセス:マリエン広場から徒歩4分
・営業時間:11:00~0:00
・電話番号:089290136100
・公式サイトURL:Hofbräuhaus München – Das weltberühmte Wirtshaus (hofbraeuhaus.de)

オクトーバーフェストはドイツ各地にて開催!

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ドイツビールといって思い浮かべるのが、やはり「オクトーバーフェスト」!

毎年世界中から600万人もの観光客が集う、世界最大規模のお祭りという一面もあります。

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ちなみに「9~10月にドイツ旅行をするけど、ミュンヘンには行く予定がない」という方もご安心ください!

じつは、オクトーバーフェストはミュンヘンだけでなくドイツ各地で行われています。

街ごとに違った雰囲気が楽しめるので、ぜひ滞在都市のイベント日程を確認してみてくださいね。

「ビールをテーマに旅するドイツ」の締めくくりに、まさに最高の空間が待っていますよ。

ビール文化を通して楽しむドイツ

たった4種類の原材料だけで、驚くほどのバリエーションがあるドイツビール。

地域色も豊かで、ドイツの生活習慣やカルチャーの中でも重要な位置づけを占めているように感じます。

「ビール文化」を通して旅することで見えてくる、 “新しいドイツ”の姿もあるかもしれません。

次のドイツ旅行は、ビールをテーマに旅してみてはいかがでしょうか。

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Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

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