ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。トラベルライターとして寄稿した記事は2,000記事以上。 山岳雑誌『山と渓谷』掲載多数、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリ。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

こんにちは!トラベルライターの土庄です。突然ですが、「アイランドホッピング」という言葉を聞いたことがありますか?

これは、一度の旅行で複数の島を巡るスタイルのことで、もともとフィリピンやギリシャのエーゲ海、カリブ海の島々が有名です。

しかし、最近では日本でもアイランドホッピングが密かに人気を集めています。

今回は、50以上にわたる国内の離島を旅してきた筆者が、アイランドホッピングの魅力とおすすめの旅行先についてご紹介します。

日本におけるアイランドホッピングの魅力とは?

日本のアイランドホッピングが海外と異なる点は、陸路でも楽しめることではないでしょうか?日本には400以上の有人離島があり、その多くが瀬戸内海に点在しています。

例えば、広島県の尾道市から愛媛県の今治市を結ぶ「しまなみ海道」は、海峡を縦断しながらサイクリングでアイランドホッピングができる稀有な場所です。

また、とびしま海道やかきしま海道、ゆめしま海道など、各島々を結ぶ海道がいくつも整備されており、その道中の港から、さらに小さな島々へ船で渡ることができます。

このように、海道という陸路を使いながら、時折あみだくじのようにバリエーション豊かな海路に接続できるアイランドホッピングは、世界的に見ても非常にユニークと言えるでしょう。

個性的な島と、それをつなぐワクワク感

皆さんのなかには、離島がまるでひとつの国のように感じられたことがある方もいるのではないでしょうか。離島には、漁港や町、山など、その島を形作る要素が詰まっており、各島ごとに異なる独自の雰囲気を楽しむことができます。

さらに、離島を船で巡る時間もまた、旅情あふれるものです。見知らぬ島から見知らぬ島へ渡る時間は、日常を離れた特別な体験であり、次にどんな出会いや風景が待っているのかと、好奇心を刺激してくれます。

可能性は無限大!コースどりを考えるのが楽しい

前述したように、特に瀬戸内海において、アイランドホッピングで組めるルートは無限大です。つまり旅程の組み方を工夫することで、自分オリジナルの旅が出来上がります。旅に出る前、ルートを練る楽しさがありますよ。

一方で、いざ現地を旅しているなかで、こっちのルートの方が面白いのでは?と柔軟に変えていける点も面白いです。船に乗る回数が増えれば増えるほど、瀬戸内海の懐の深さが実感できると思います。

海路と陸路で楽しむ「久米島」2つの絶景

それでは次は具体的に、私が今まで経験してきたアイランドホッピングのなかから、おすすめのコースとその魅力をお伝えします。

まずは沖縄県の久米島をご紹介します。沖縄の離島のなかでもこぢんまりとした島で、沖縄本島から飛行機や船でアクセスすることになります。この時点でアイランドホッピングの始まりです。

久米島の魅力は、そこからさらに海路と陸路の2つのアイランドホッピングコースがある点にあります。まずひとつ目のコースは、久米島でもっとも人気と言われる「はての浜」です。青い空とエメラルドグリーンの海、そして果てしなく広がる白い砂浜が特徴です。

日中に訪れるのも素晴らしいですが、サンセットツアーを予約することで、海上の浜辺で日没を楽しむという特別な体験ができます。

もうひとつのコースは、久米島から橋で渡れる奥武(おう)島です。沖縄の離島らしい鮮やかな海を横目に進むと、不思議な幾何学模様の畳石とソーダブルーの海が広がる景観が待っています。この独特の景色もまた、一見の価値がありますよ。

■詳細情報
・名称:久米島
・住所:沖縄県島尻郡久米島町
・地図:
・アクセス:那覇空港から久米島空港まで飛行機約35〜40分、沖縄本島・泊港から兼城港までフェリー約3時間〜3時間半、果ての浜まではツアー利用(予約なしで当日利用できるツアーもあり)必須、奥武島までは陸路でアクセス可能
・公式サイトURL:https://www.kanko-kumejima.com/
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土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。トラベルライターとして寄稿した記事は2,000記事以上。 山岳雑誌『山と渓谷』掲載多数、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリ。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

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