ライター
Karin TABIPPO CARAVAN

沖縄生まれの管理栄養士・日本語教師。地球一周旅をきっかけに、地球やそこに暮らす生きものたちの健康にも目を向けるように。「平和は健康から。健康は食と言葉から。」と信じ、わくわく学びの旅を続けている。幼い頃から好きなのは、音楽と宇宙と黄緑色。

旅のマイルールは例えるならメトロノームのようだな、と思います。

ルールという軸があるからこそ、テンポが生まれ、心地よいペースでリズムを刻める。そしてその軸は、これまで右にも左にも思いきって冒険してきたから育ったのだと思います。

今回はそんな風にして、旅を重ねる中で自然と生まれ育った旅のマイルールを6つご紹介します。

未来の自分へ手紙を書く

旅に出る前には、未来の自分へ手紙を書いています。これは怖がりなわたしが、旅立つ前のトラベルブルーを克服するのにも役立っています。

旅のはじまりに抱えている期待や不安をありのままに書き出して、「この選択であってたよね?」と問いかけてみると「全部大丈夫だったよ~ありがとう!」なんていう未来の自分の声が聞こえてくるのです。(そしてこれは大体、本当になります!)

旅の終わりに読み返してみると、思いがけない成長や心境の変化を実感できて面白いです。

こうして過去の自分とやりとりする面白さに魅了されて、旅先でも手紙を出すようになりました。

1東京蔵前にある封灯にて

マイ〇〇を持参して資源を大切にする

荷物はできるだけミニマルに、身軽で行きたい。使い捨ての方が楽な時もある。でも、できるかぎり資源を大切にすることも忘れずにいたいと思っています。

使い慣れたマイバッグ、マイボトル、マイカトラリー、歯磨きセットがあると使い心地もよくてホッとします。以前は不要な服を持って行って現地で手放そうとしていましたが、結局手放せたことはありませんでした。

現地でごみを増やさないためにも、より気分を盛り上げるためにも、これからはお気に入りの服や道具を持っていこうと思っています。これからも旅し続けられる地球環境を守るために、自分にできるささやかなことを続けていきたいです。

2丈夫で頼れるマイバッグ

これさえあれば!のお守りグッズを持っていく

旅は健康第一。旅先だからこそ、睡眠をしっかりとって明日に備えたい。旅でシェアルームやカプセルホテルを利用することがあるため、快眠グッズが欠かせません。だからわたしにとってのお守りグッズはアイマスクとイヤープラグです。夜中だろうと関係ないインドの爆竹音にはもちろん敵わなかったけれど……(笑)

あとはノートとペン。旅先での気づきをメモしたり、素敵な人に出会ったらサインをもらったり、日本語で名前を書いてプレゼントしたりと用途は無限大。宝物を生み出す大切な相棒です。

3アイマスクと枕カバーとお気に入りの本

本屋さんでベストセラーをチェックする

もともと本に囲まれた空間が好きなので、旅先で見かけると必ず立ち寄るのは本屋さん。ベストセラーや地元作家の本をチェックしてみると、地元の方たちの興味関心を垣間見れて面白いです。

海外の本屋さんで驚くのは、日本の小説や和食本が人気なこと。見かけるたびになんだか嬉しくて誇らしげな気持ちになるので、著者の先生方に大感謝です。

これからも国内外にある本屋さんや図書館をたくさん巡りたいです。

4インドの本屋さんでみかけたTOP30

地元の方と話す機会をつくる

地元の方の生の声を通して文化や歴史に触れられたら嬉しい。そのためにガイド付きツアーを予約したり、自然と会話が生まれる場所を訪れたりしてきました。たった一言だけのやりとりだったとしても、その土地で暮らす人との何気ない会話はずっと心に残ります。

以前インドでタクシーに乗った際には、英語が通じないことによるプチパニックも経験しました。インドなら英語で通じるだろうと甘く見ていたわたしは、少しでも現地の言葉で会話できるよう準備しておくべきだったと反省。

受け入れてくれる方々へのリスペクトを忘れず、心からの「ありがとう!」を、その土地の言葉で伝えられるようにしたいです。

5パナマのクナ族の方たちとの交流

“起こることを楽しむと決める”

これは大好きな喜多川泰さんの本の中で出会った言葉。以来旅に出るときにはいつもこの言葉を思い出してマインドセットしています。

もうこれだけがルールと言ってもいいかもしれません。旅は思い出作りだから、想定外の出来事を乗り越えられたら一生のネタにも糧にもなります。

計画通りにいかないときこそ、「おもしろくなってきた~!」なんていって笑える器を、これからも旅の中で育てていきたいです。(実際には大体泣きそうになっているわたしですが笑)

ときにはルールを見直してみるのもいいかも

いかがでしたでしょうか?今回はルールの中でも国内外問わず、旅をしているときに意識していることを紹介させていただきました。

このほかにも「テーマソングを決めておく」とか「長く大切にしたくなるお土産を選ぶ」など、考えてみるとルールのようになっていることがいくつかありました。

あなたの旅にもルールのようなものはあるでしょうか?

無意識に守ってきたことがあるなら、それが今のあなたのリズムを刻む軸になっているのかもしれません。

ときには軸になっているルールを見直して、ゆるめてみたり、新たに作ってみたりするのもいいかもしれません。”こうしなきゃ”ではなく、”こうあれたらいいな”という気持ちを大切にしながら。

そうやって、これからの旅がよりいっそう自由で、豊かになっていきますように!

All photos by Karin

ライター
Karin TABIPPO CARAVAN

沖縄生まれの管理栄養士・日本語教師。地球一周旅をきっかけに、地球やそこに暮らす生きものたちの健康にも目を向けるように。「平和は健康から。健康は食と言葉から。」と信じ、わくわく学びの旅を続けている。幼い頃から好きなのは、音楽と宇宙と黄緑色。

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