TABIPPO社員
池田 竜旺 社員 / セールスディレクター

1997年、和歌山県生まれ。20歳の時に旅にハマり、海外や地方で感じた差別格差の問題に興味を持つ。学生時代は地域とのつながりをテーマに全国でのイベント開催や本の出版、トークイベントのゲストなどを行う。現在は株式会社TABIPPOでセールスディレクターを担当。ビール、BBQ、星空が好き。

寧波(ニンポー)という街を知っていますか?
つい声に出してしまいたくなるコロッとした音の響きが可愛くて、どこか心をくすぐるような、不思議な余韻を持つ街。

中国・浙江省に位置する、歴史と経済が交差する港町・寧波。
洗練された都市でありながら、街角の屋台や川沿いの夕暮れ、路地裏の食堂など、旅人にとってはどこか穏やかで、心地よい時間が流れています。

この記事は、先日、学生たちがスプリング・ジャパンの寧波線に搭乗し、寧波から新幹線で上海を訪れた旅の記録です。
魅力あふれる街での旅の思い出を、シェアさせてください。

スプリング・ジャパンではお得なセールが現在開催中です。
記事後半ではより詳細な内容にも触れておりますのでそちらも合わせてご確認ください。

寧波博物館で、街の“始まり”に触れる

まず最初に訪れたのは、寧波で最も有名なスポットのひとつ「寧波博物館」。

世界的建築家・王澍(ワン・シュウ)氏が手がけたこの建物は、廃材を再利用した外観がとても印象的。遠くから眺めると地層のようにも見えるその外壁は、近づくとレンガや瓦のひとつひとつに人の手の痕跡が残っており、まさにアートと歴史が融合したような空間でした。

建物に入る前から、シャッターを切る手が止まらないとはこのこと。スマホの画面越しにも、その力強さと繊細さが伝わってくるようでした。


館内には、寧波が港町として栄えた歴史や、浙江地域に根づく文化がコンパクトにまとめられていて、「街の歩んできた時間」を肌で感じることができます。派手な展示はありませんが、だからこそ“静かに語りかけてくるような場所”でした。


美術館や建築が好きな方には、ぜひ立ち寄ってほしいスポットのひとつです。

■詳細情報
・名称:寧波博物館
・住所:1000 Shounan Middle Rd, Yinzhou, Ningbo, Zhejiang, 中国 315199
・地図:
・アクセス:市内中心部からタクシーで約15分
・営業時間:午前9時-午後5時
・定休日:月曜
・料金:無料
・所要時間:約1〜2時間
・おすすめポイント:廃材再利用のユニークな建築、アートと歴史が融合
・公式サイトURL:https://www.nbmuseum.cn/

本好きなら一度は訪れてみたい「天一閣」

次に訪れたのは、中国最古の私設図書館とも言われる「天一閣(テンイカク)」。

その歴史はなんと400年以上。当時の官僚によって設立されたこの場所は、当時としては異例の規模と保存状態の良さで知られ、現在も書物好きの聖地として多くの人に親しまれています。


園内に一歩足を踏み入れると、喧騒から切り離されたような、静謐で落ち着いた空気が広がります。池を泳ぐ鯉、風に揺れる柳、軒先に吊るされた古い書の札。まるで時間が止まったかのような空間で、ついつい歩く速度もゆっくりになります。

建物の中には、中国の古典籍や歴史書などがずらりと並んでいて、「知の宝庫」といった雰囲気。とくに印象的だったのは、書物を湿気や虫から守るための特殊な建築構造やその工夫が随所に見られたこと。紙を守るための情熱と知恵を感じました。


また、館内には当時の暮らしぶりや生活に関する展示もあり、単なる“本の保管庫”ではなく、「天一閣」が文化や思想の拠点としての役割を果たしていたことがわかります。

読書好きはもちろん、静かな場所で旅の途中に心を整えたい人にもおすすめのスポットです。歴史に触れながらも、どこか心がゆるむ。そんな時間が流れていました。

■詳細情報
・名称:天一閣
・住所:VGCQ+MR8, Tianyi St, Haishu District, Ningbo, Zhejiang, 中国 315010
・地図:
・アクセス:寧波博物館から車で約15分(地下鉄1号線・西門口駅から歩いて約5分)
・営業時間:午前8時30分-午後17時
・定休日:月曜
・料金:30元
・所要時間:約2時間
・おすすめポイント:400年以上の歴史、貴重書籍の展示
・公式サイトURL:https://www.tianyige.com.cn/service/commonproblem

心ほどける山旅へ。中国・雪窦山で出会う、静けさと絶景

寧波滞在の1日を使って訪れたのは、「雪窦山(せっとうざん)」という絶景と癒しの山岳エリア。市内から車で約1時間の場所にあり、中国の定める観光等級5A級にも選ばれている、自然と信仰が融合した美しい観光地です。


まず向かったのは「徐凫岩(じょふがん)」。
切り立った岩肌と山並みを眺めながらのトレッキングは、空気も澄んでいてとても気持ちがよかったです。道中はバスやロープウェイ、「幸福ミニトレイン」なども活用でき、上手に組み合わせれば1日でしっかり満喫できます。

なかでも印象的だったのが「三隠潭(さんいんたん)」。
木々に囲まれた静かな遊歩道の先には、三段になって落ちる滝と神秘的な滝壺が現れます。水の音と鳥のさえずりだけが響く空間は、まるで時間が止まったような感覚を覚えるほどでした。


そして「雪窦山」観光の締めくくりには、「雪窦寺」と高さ30m超の巨大な弥勒大仏(みろくぼさつ だいぶつ)へ。仏像の前に立つと、その静けさと存在感に圧倒され、自然と手を合わせていました。

一緒に登った学生たちは「こんな旅、初めて」「帰ったら友達にも勧めたい」と話しながら、疲れた足取りでもどこか誇らしげな表情を浮かべていたのが印象的でした。


自然の中に身を置くことで、心も体もほぐれていく。

雪窦山は、そんな“自分を取り戻せる”場所でした。静かな感動が、じんわりと心に残る山旅です。

■詳細情報
・名称:雪窦山
・住所:Xikou Town, Fenghua District, Ningbo City, Zhejiang Province, China
・地図:
・アクセス:市内中心部からタクシーで約90分、バスの場合は約120分
・営業時間:午前8時30分-午後17時
・定休日:なし
・料金:150元~
・所要時間:一日
・おすすめポイント:滝や渓流、ハイキング・自然散策、静寂な癒しスポット
・公式サイトURL:https://www.xikoutourism.com/introduction

地元の温度が感じられる城隍庙歩行街

日が暮れてから訪れた城隍庙歩行街(じょうこうびょうほこうがい)は、昼間とはまた違った表情を見せてくれました。灯りがともり始める時間帯になると、通り全体がオレンジ色の光に包まれ、まるで映画のワンシーンのような風景が広がります。

石畳の道沿いには、提灯がゆらゆらと揺れ、古い町並みにモダンな店舗が調和するこの場所は、夜こそ本領発揮といった雰囲気。屋台の湯気、串焼きの匂い、賑やかな声。そんなライブ感の中を歩くだけで、自然と気分が上がっていきます。

夜の城隍庙歩行街での食べ歩きも欠かせません。

串に刺さった海鮮や揚げ餅、地元名物の点心などが手頃な値段で楽しめて、思わず立ち止まっては少しずつ味見してしまう。「どれもこれも美味しそうで選べない!」と言いながら、みんなでそれぞれ別のものを注文し、シェアして楽しみました。


また、地元の若者たちが集うおしゃれなカフェやバーも点在していて、屋外席でくつろぎながら一息つく時間もとても心地よいものでした。ライトアップされた景色を眺めるだけでも、旅先の夜の醍醐味を十分に味わえます。

■詳細情報
・名称:城隍庙歩行街(じょうこうびょうほこうがい)
・住所:No. 128, Kaiming Street, Haishu District, Ningbo City, Zhejiang Province, China
・地図:
・アクセス:市内中心部
・営業時間:午前7時-午後24時
・定休日:なし
・料金:なし
・所要時間:1〜2時間
・おすすめポイント:夜景・屋台グルメ・若者カフェ

カートに乗って巡る、映画のまち「象山影視城」

寧波滞在の最後に訪れたのは、車で2時間ほどの場所にある「象山影視城(シアンシャン・インシーチェン)」。


中国国内の時代劇や歴史映画の多くがここで撮影されているというだけあって、そのスケールの大きさには圧倒されました。

門をくぐった瞬間から、まるで歴史の中に足を踏み入れたような感覚。敷地内には唐・宋・明・清といった時代ごとの城門や街並みがリアルに再現されていて、ただ歩くだけでも時間がどんどん過ぎていきます。


そして驚いたのは、あの人気映画『キングダム』の撮影にもこの場所が使われていたこと。
巨大な石造りの門、戦場を再現した広場、そしてドラマチックな坂道や橋。ファンならきっとテンションが上がるはず。「あ、ここって……」と思わず口に出てしまうようなセットがいくつも残されていました。


敷地がとにかく広いため、効率よく回るには園内を走っているカートを使うのがおすすめ。
値段もお手頃で入口付近でQRコードを読み取ってスマホ決済すれば簡単に利用できます。敷地内はカートで移動できるため、移動中もまるでテーマパークを探検しているかのようなワクワク感が味わえます。

至るところに写真映えするスポットがあり、カメラのシャッターを切る手が止まりませんでした。とくに陽が落ちてきた時間帯の撮影は、映画のワンシーンのような雰囲気に。


象山影視城は、観光地というより「映画の世界に入り込む体験」ができる場所。

中国の文化に触れる旅というより、非日常に浸るエンタメとして、旅の締めくくりにふさわしい、濃密な時間を過ごすことができました。

■詳細情報
・名称:象山影視城
・住所:No. 8, Yingshi Avenue, Xinqiao Town, Xiangshan County, Ningbo City, Zhejiang Province, China
・地図:
・アクセス:市内中心部からタクシーで約120分
・営業時間:午前8時30分-午後16時15分
・定休日:なし
・料金:150元
・所要時間:2〜3時間
・おすすめポイント:時代劇セット、広大な敷地、カート移動可能

寧波から、上海へ。高速鉄道で向かった中国最大都市

寧波から高速鉄道に乗って向かったのは、上海。

以前から何度も名前を聞いたことのある大都市でしたが、実際に足を運んでみるのはこれが初めて。


寧波からの約2時間の移動時間はあっという間で、車窓からの景色がどんどん変化していくのを眺めながら、自然と気持ちも切り替わっていきました。「中国の今」を体感できる場所として知られる上海は、想像以上に多面的で、都会的な魅力の中にも奥深さを感じる街でした。

まず訪れたのは、伝統的な建築が立ち並ぶ「豫園(ヨエン)」エリア。異国情緒あふれる風景と、地元の人と観光客が交じり合うにぎやかな雰囲気に包まれながら、上海の“歴史”を肌で感じました。小籠包の名店「南翔饅頭店」は、熱々のスープと肉の旨みが口いっぱいに広がり、「これが本場か……!」と、思わずうなってしまうほど。

上海では、南京西路の華やかなショッピングエリアや、世界一の広さを誇るスターバックスリザーブなどを巡りながら、上海の“今”を満喫しました。歩くだけで情報が飛び込んでくるような刺激的な街に、圧倒されつつも夢中になっていまいます。


夜には、黄浦江をフェリーで渡って夜景を楽しむというローカルな移動手段も体験。摩天楼が光り輝く夜景を水面越しに眺めながら、「旅の終盤にふさわしい時間だな」と、心の中でしみじみと感じていました。

■詳細情報
・名称:上海
・地図:
・アクセス:高速鉄道で寧波から約2時間
・所要時間:1日
・おすすめポイント:快適な移動、都市の変化を体感

手軽に海外へ!学生にも嬉しい格安航空会社、スプリング・ジャパン

寧波での旅を終え、改めて今回の中国旅を振り返ると、まず印象的だったのは「移動がとてもラクだった」ということ。今回の渡航で利用したのは、成田空港から中国各地へ直行便を運航している格安航空会社(LCC)の「スプリング・ジャパン」です。


LCCというと、「座席が狭いんじゃないか」「遅延が多そう」など、どこかハードルを感じる方もいるかもしれません。実際に乗ってみると、そのイメージは良い意味で裏切られました。

チェックインから搭乗まではとてもスムーズで、成田空港の第3ターミナルからすんなり出発。搭乗後も、機内は清潔で、座席も想像以上に快適。旅のスタートからストレスを感じることなく過ごせました。

特に良かったのが、「直行便」であること。「乗り継ぎで何時間も空港に滞在……」といった時間ロスが一切なく、成田から寧波まで一気に飛べるのはスプリング・ジャパンの魅力の一つ。寧波に降り立った瞬間、「あ、こんなにラクに来れるんだ」と実感しました。


さらに、現在スプリング・ジャパンでは、中国路線を対象としたキャンペーンを開催中。驚くような価格で航空券が販売されており、「この値段で海外行けるの?」と感じるほど。旅費を抑えたい人にとっては、大きな味方になってくれる格安航空会社(LCC)です。

また、LCCと聞くと「必要最低限なサービス」と思われがちですが、スプリング・ジャパンの客室乗務員の方々はとても丁寧でフレンドリー。必要な案内はしっかりしてくれるし、何よりも安心感がありました。


今回は中国・寧波、上海へのフライトを利用しましたが、スプリング・ジャパンでは北京やハルビン、天津など中国の他の都市や国内線も運航しており、出張や観光、帰省など様々な用途で使えるのも魅力です。

•直行便でラクに移動:成田〜寧波・上海など
•リーズナブルな価格:片道5,000円〜
•快適な搭乗体験:清潔な機内、快適な座席、客室乗務員の対応も丁寧
•就航都市:寧波、上海、北京、天津、ハルビン、南京、大連

いまならお得に中国へ!キャンペーン情報はこちら

ちょっとお得なお知らせ!

今回利用した スプリング・ジャパンでは、現在「航空券タイムセール」を開催中です。

キャンペーン情報

第1弾
実施期間:2025年10月28日(火)15:00~11月7日(金)08:59
搭乗期間:2025年11月1日(土)~12月18日(木)
※運航除外日は路線により異なります。
対象路線:東京(成田)⇔ハルビン、大連、南京、寧波
片道料金:運賃のみ 1,500円
支払総額:成田発 10,470円 / 中国発 8,700円

第2弾キャンペーンも予定しておりますのでお楽しみに!

キャンペーンの詳細情報や航空券の予約はスプリング・ジャパン公式サイトから!

席数限定。早めにチェックしてくださいね!

キャンペーンの詳細情報をみる

たとえば、成田から寧波や上海へ向かう便が、「片道◯◯円(税込・諸税込)〜」と、かなりリーズナブルな価格で販売されていたり、予約のタイミングによっては「往復で1万円台」なんてことも(※価格や時期は公式サイトで要確認)。

セールの搭乗期間は数ヶ月先まで対象になっているため、「次の海外旅行、そろそろ考えたいな……」という方にとって、うまく活用すれば費用を抑えて濃密な旅を実現できるチャンスです。

※今回参加した学生の航空券はスプリング・ジャパン(株)に提供いただいておりますが、感想は個人の物です。

TABIPPO社員
池田 竜旺 社員 / セールスディレクター

1997年、和歌山県生まれ。20歳の時に旅にハマり、海外や地方で感じた差別格差の問題に興味を持つ。学生時代は地域とのつながりをテーマに全国でのイベント開催や本の出版、トークイベントのゲストなどを行う。現在は株式会社TABIPPOでセールスディレクターを担当。ビール、BBQ、星空が好き。

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