Paulab2
ライター
岩田壮 TABIPPO CARAVAN

広島出身、横浜在住。ビールと旅とサッカーを愛する26歳。ビールの本場ドイツが大好きで、旅先では必ずビールを探しに行く。 旅先の経験や情報をまとめられるよう日々奮闘中。

旅をするなら何度訪れても飽きないとっておきの街、あなたにもあるでしょうか。

私にとって、それはドイツ南部の大都市、いやとても大きな村のミュンヘン。

BeerViktなぜなら、この街にはビールを楽しめるたくさんの魅力があります。

・数え切れないほどのビールのお店
・古い建物と新しい建物の街並み
・自然豊かな公園
・豊富なビールグッズ

ビール好きには最高の環境です。さらに、ミュンヘンの人々は庶民的で明るく元気な人が多く、都会にありがちな閉鎖的な環境とはほど遠いです。そのため、この街の別名はMillionendorf”「百万人の村」

PondsMミュンヘンのビアホールでは昼間から明るく楽しくビールを楽しんでいる
今回の記事では全世界のビール好きな人なら一度は行くべき街の魅力をご紹介します。

これを見ればミュンヘンでビールが飲みたくなること間違いありません!

「ビールの都」ミュンヘンの歴史

そもそもミュンヘンは中世から「ビールの都」と呼ばれてきたほど、昔からビールの醸造が盛んです。

もともとはキリスト教の修道院で冬の断食期間に入る際、栄養を摂取するための手段として水に麦芽やホップなどを混ぜた飲み物を作ったことが起源とされています。

BeerGlassミュンヘンを代表するビールメーカーのグラスたち
そんなミュンヘンでは1516年、ビール醸造の世界において革命ともいうべき法律が制定されました。それが「ビール純粋令」。

Reinheitsgebotビール純粋令のレプリカ
当時のドイツでは、毒草や香辛料などの粗悪な材料が使われ、ビールの質低下が問題視されていました。この状況を鑑みた当時のバイエルン公ヴィルヘルム4世は「ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」と定義。これにより、再びビールの製造が盛んになり、ミュンヘンもビールの産地として有名になります。

因みに、現在でもドイツ国内で醸造されるビールはこの法律に従って醸造されています。さらに、1810年にミュンヘンを「ビールの都」へと押し上げる歴史的な出来事が起こります。

バイエルン王国の王太子ルートヴィヒの結婚式がミュンヘン市内中心部のテレージエンヴィーゼで開かれ、同時に大規模な競馬の大会が催されます。ミュンヘン市民はこの大会に盛り上がり、王太子は来年以降もイベントを継続。

世界中の人々がビールを楽しみにくる街。
以来、毎年この場所でオクトーバーフェストが開かれています。今では世界的に有名なイベントとして知られ、約1ヶ月の期間中に650万人もの人々が訪れ、580万リットルのビールが消費されるほど。

OktoberParadeオクトーバーフェストのパレード。みんな伝統衣装を着て、街を練り歩く。
かくして、ミュンヘンは「ビールの都」として、多くの観光客がビールを楽しみに訪れる街となりました。ここまでの歴史はミュンヘン市内のBeer & Oktoberfest Museumに展示されており、ビールが好きな人は是非見てください。

■詳細情報
・名称:Beer & Oktoberfest Museum
・住所:Sterneckerstraße 2, 80331 München, ドイツ
・地図:
・アクセス:Uバーン・SバーンMarienplatz駅から徒歩7分
・営業時間:11:00~19:00
・定休日:毎週日曜日
・電話番号:+49 8924231607
・料金:大人4ユーロ
・公式サイトURL:https://www.bier-und-oktoberfestmuseum.de/en/oeffnungszeiten-preise/

世界中の人々が集うビアホール「ホフブロイハウス」

さあ、続いてはお待ちかねのビアホールです。最もおすすめのビアホールは「ホフブロイハウス」。

Hofbrauhouse1ホフブロイハウスの店内の様子 
このお店はミュンヘンの中心にある広場「マリエンプラッツ」から東側に5分歩いたところにあり、元々1589年にバイエルン王国の宮廷ビール醸造所として開設。店内は体育館のように広く約3000人が収容可能で、常に世界中から訪れる人々で客足が絶えません。

おすすめのビールはホフブロイオリジナル。爽やかでややドライな風味が特徴のビールです。

Lagerb提供されたビール「hofbrau Original」 
サイズは0.5リットルもしくは1リットルの2種類がありますが、ここはビールの本場、ミュンヘン。せっかくなら1リットルのジョッキで豪快に飲みましょう。飲み応えがあり、私も気づけばすぐに飲み干していました。

さらに、もうひとつのおすすめはミュンヘナー・ヴァイス。

WeisseBierヴァイスビアのMunchner Weisse
バニラの香りがするビールとして有名なヴァイスビア(ヴァイツェン)の一種であり、他のビールとは一線を画す、長いくびれが特徴の容器も魅力のひとつです。

また、特筆すべきは人々の賑わい。毎晩賑やかに笑いながらビールを楽しむという、ドイツ本場の雰囲気を楽しまずにはいられません。店選びに迷ったときはこの店を訪れましょう。

筆者も世界中のビール好きと仲良くなりました!
因みに、ホフブロイハウスへの入店時にウェイターが席まで案内することはありません。そのため、フードコートのように自ら空席に座ってから注文するのがルールですので、お気をつけください。

最高のビール体験をホフブロイハウスで!

■詳細情報
■詳細情報
・名称:ホーフブロイハウス(Hofbräuhaus München)
・住所:Platzl 9, 80331 München, ドイツ
・地図:
・アクセス:Uバーン・SバーンMarienplatz駅から徒歩5分
・営業時間:900~23:30
・定休日:なし
・公式サイトURL:https://www.hofbraeuhaus.de/

ミュンヘン市民のお気に入りビアガーデン「ヴィクトアリエンマルクト」

また、もうひとつおすすめしたいビールのお店がヴィクトアリエンマルクト。ここは市場でもビアガーデンでもあり、中心にある小屋ではミュンヘンを代表する6つのメーカーが日替わりでビールを提供しています。

6Beers看板下部にはミュンヘンを代表する6社のロゴ。そのうち1種類が日替わりで提供。
小屋では、たくさんのグラスが並べられ、ビールがひっきりなしに注がれていました。因みに決済手段は現金のみであり、カード決済を試みたら、店員さんに白い目で見られてしまいました。

本日、提供されたビールはPaulanerのビール。パウラ修道院の流れを汲む歴史あるメーカーです。

Paulab2ミュンヘンを代表するPaulanerのビール。
ラガービールなので苦みが薄く、さっぱりしているのですぐに飲めるような味わいです。

また、ここはマルクト。ドイツ語で「市場」と名前に含まれるため、食べ物の選択肢も充実しており、シーフードや肉などが豊富にあります。筆者もおつまみとして、フィッシュアンドチップスを注文しました。

Fish&Chips屋台のフィッシュアンドチップス。ヨーロッパでは有名なNORDSEEの商品です。
ですが、1番のおすすめはミュンヘン名物のヴァイスブルスト。これはパセリなどのハーブと牛肉のミンチを腸詰めにしたソーセージです。非常に傷みやすいことで有名で、今でも伝統料理を提供するレストランでは午前中だけ提供しています。当然、筆者も12時を過ぎる前に注文。

Weisbrustヴァイスブルストとプレッツェル
そして、こちらはヴィクトアリエンマルクトのテラス席。昼間から青空の下、楽しそうにビールを飲むミュンヘンの人々は最高です。

Markt営業前ですが、午前中から訪れる人もちらほら
ヴィクトアリエンマルクトではミュンヘンの青空の下でビールを楽しく味わえます。

■詳細情報
・名称:ヴィクトゥアリエンマルクト(Viktualienmarkt)
・住所:Viktualienmarkt 3, 80331 München, ドイツ
・地図:
・アクセス:Uバーン・SバーンMarienplatz駅から徒歩3分
・営業時間:900~18:00(平日)、900~16:00(休日)
・定休日:日曜・祝日
・公式サイトURL:https://www.viktualienmarkt-muenchen.de/

 

古い建物と新しい建物の融合した街並み

ビールを楽しんだら、ミュンヘンの伝統的な街並みにも触れてみましょう。ミュンヘンはもともと、バイエルン王国の首都として栄えた歴史を持ち、伝統的な建築や街並みが今も多く残っています。

街の中心部にあるのがマリエン広場(Marienplatz)。この広場に面するミュンヘン市庁舎(Neues Rathaus)にはグロッケンシュピールと呼ばれる、からくり時計が正面についています。

GlokenSpiel1番高い時計塔の中腹にあるのがからくり時計、Glockenspiel。
この時計は毎日11時と12時になると、からくり時計の人形32体が動き始めます。人形は16世紀の騎士達を模しており、青白の騎士と赤い騎士が決闘を行います。

毎日この時間になると、どちらが勝つか見届けるために、広場を行き交う人々の足取りが止まります。どちらが勝ったのか、結末はご自身の目で確かめてみてください。

また、ミュンヘンは緑が豊かな都市でもあり、実際に自然豊かな公園が市内には多数あります。代表的なのが、エングリッシャーガルテン。

EnglisherGarten広場の様子
これは、レジデンツと呼ばれるバイエルン王家の宮殿の裏にあり、都心から歩いて行ける範囲にある公園としては、面積が373ヘクタールもあります。どれくらい広いかというと、ニューヨークのセントラルパークが340ヘクタール。単純計算ではそれ以上の広さを誇っています。

Sufrinmuc園内を流れる川でサーフィンをする人々
園内には、ジョギングコースや芝生があり、小さな川も流れています。海のないミュンヘンでは、川でサーフィンを楽しむ人が多く、今日も地元の学生が波に乗っていました。

Hofgarten色鮮やかなHofgarten
さらに、こちらはエングリッシャーガルテンの南側にあるホーフガルテンと呼ばれる庭園。色鮮やかな花々が人々の心を癒やしてくれます。ビールを楽しんだ後は公園でリフレッシュ。自然豊かな公園が近いこともミュンヘンの魅力のひとつです。

■詳細情報
・名称:エングリッシャーガルテン(Englischer Garten)
・住所:Liebergesellstr. 8, 80802 Munchen
・地図:
・アクセス:Uバーン6号線Universität駅から徒歩約5分
・営業時間:園内施設により異なる
・電話番号:+49 8938666390
・公式サイトURL:https://www.muenchen.de/sehenswuerdigkeiten/top-sehenswuerdigkeiten/englischer-garten

充実したお土産のラインナップ

町歩きをした後は、お土産を探しましょう。ミュンヘンの中心を東西に貫くメインストリートにあるショッピングモールや土産物店では瓶ビールやビアグラスなどが販売されています。そんななか地元のスーパーマーケット「REWE」にはこんなショーケースがありました。

Showcasebeer
夢にまで見たドイツビールの陳列棚。ビール好きにとってはこの上ない幸せです。さらに特筆すべきはコスパの良さ!

値段は0.5リットルサイズで1~2ユーロ台と日本で買うよりもかなり安く売られています。さらには、現地では水の値段よりもビールの値段の方が安いところもあるそう。瓶が割れないよう注意が必要ですが、心ゆくまでドイツビールを味わいましょう。

また、街中の土産物店にはビアグラスが手頃な値段で売られています。

BeerShop2筆者が行った9月中旬は主にオクトーバーフェストのノベルティグッズが店頭に
グラスにはガラス製と陶器製があり、陶器はガラスよりも割れにくく蓋付きのものもありますが、値段も高くなっています。因みに値段は1000リットルのガラスジョッキが10ユーロ(約1700円)で販売。

Airportbeersこちらはミュンヘン国際空港の売店
街中の至る所にグラスがずらり。グラスを片手にミュンヘン気分でビールを楽しんでみてはいかがでしょうか。

■詳細情報
・名称:REWE
・住所:Tal 13, 80331 München, ドイツ
・地図:7
・アクセス:Uバーン・SバーンMarienplatz駅から徒歩5分
・営業時間:7:00~20:00
・定休日:日曜日
・電話番号:+49 8929168375
・公式サイトURL:REWE

ビール好きにおすすめの街、ミュンヘン

ビールの都、ミュンヘンの魅力を余すところなくお伝えしてきました。ビールのお店だけでなく、リフレッシュできる環境やビールの関連グッズのお店も充実しています。

MUCmarien筆者はこの街の雰囲気を定期的に味わいたくなるほど好きです。
ですが、この街の本当の魅力は人々が作り出す雰囲気です。どんな酒場でも、辛いことを忘れてビールを楽しみ気さくに接してくれる。そうした自由闊達な雰囲気が私の忘れられない経験ですし最大な魅力です。私もホフブロイハウスでは世界中の人々とビールを楽しみました。

LongBeersホフブロイハウスにて。心の底まで楽しみ尽くしました!
楽しみすぎて、ビールをたくさん飲み過ぎて、吐きそうでしたが……

是非、あなたもミュンヘンで心ゆくまでビールを楽しんでみましょう!

All photos by Takeshi Iwata

ライター
岩田壮 TABIPPO CARAVAN

広島出身、横浜在住。ビールと旅とサッカーを愛する26歳。ビールの本場ドイツが大好きで、旅先では必ずビールを探しに行く。 旅先の経験や情報をまとめられるよう日々奮闘中。

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