旅をテーマに学ぶ「あたらしい旅の学校・POOLO」は、旅と人生をつなぐ大人の学びをコンセプトとしたオンラインスクールです。
全4コースある中で、POOLO JOBは、旅を仕事にする「最初の一歩」を踏み出す3ヶ月のコース。実際に旅を仕事にするトラベルクリエイター講師による講義や、プロの編集者による添削を受けながら課題をこなし、読者に「伝わる」ための記事を企画・執筆・取材します。
POOLO JOB 公式LINE
今回は、POOLO JOB6期の卒業生・わらびさんにインタビューしました。
EXPO2025 大阪・関西万博にて。楽しそうな笑顔を浮かべるわらびさん
「本当にこのままでいいんだっけ」
薬学部4年生のときに将来の不安を感じ、悩んだ末に休学を決意したわらびさん。旅と文章が好きという理由から飛び込んだPOOLO JOBで、インタビューという武器を身につけ、卒業後は休学をテーマにしたメディアを立ち上げました。
言葉を選びながらも、朗らかな口調で話してくれたわらびさんは、POOLO JOBで「選んだ道を正解にする」という考えを持つようになったといいます。
「素直に動き続けることで、道は自然と拓けていく」お話を聞きながら、そんなことに気づかせてもらいました。
見出し
休学中に見つけた、大好きな旅と文章を仕事にする入り口
愛媛で宿泊したシェアハウスにて。家主さんが撮影したわらびさん
ーーPOOLO JOBは大学の休学期間に参加されたのだとか。そもそも、休学を決めたきっかけを教えていただけますか?
薬学部に通っているのですが、4年生のときに、「本当にこのままでいいんだっけ」と将来を不安に感じたのがきっかけです。
薬学部といっても6年制の薬剤師コースではなく、4年で卒業し修士課程に進む学科もあります。僕は4年制の学科に在籍していたのですが、大多数が大学院に進む環境だったので、自分もそうするものだとずっと思っていました。
でも研究室に入った時、このまま研究を進めて、周りに合わせて就活するルートでいいのかと悩んでしまって。
わらびさんの日常の作業風景
ほかにも、インターンやリゾートバイトといった大学生らしいことをしたいという思いがあったり、動物を扱う研究の毎日で感覚が少しおかしくなったりという理由もありますね。そして、半年ほど悩み続けた結果、休学を決意しました。
ーーそんな中で、POOLO JOBにはどういったきっかけで?
もともとTABIPPOのことは昔から知っていましたが、POOLO JOBは申し込み締め切りの3日前に、インスタの広告でたまたま見つけたんです。
旅で訪れた島根県・宍道湖の夕焼け
当時は休学中でお金もなかったですが、ちょうどやっていたことが一段落し、まとまったお金が入るタイミングでもあったんです。「今ならできる」と思ってすぐに相談会に申し込み、即決しました。悩む時間もなかったですね。
ーー大学の薬学とはかなり違う分野だと思いますが、どのようなところに惹かれたのですか?
感覚としては趣味に近いですね。もともと1年くらいnoteを書き続けていて、ずっと親しんでいたいと思うくらい文章が好きだったんです。
旅で訪れた瀬戸内海にある女木島の瀬戸内芸術祭にて
旅も好きだったので、「文章と旅の2つを掛け合わせて何かできるなら、こんな最高なことはない」と思いました。
それに、休学中にアルバイト以外でお金を稼げるようになったら、自分にとっては一つのステップアップになると思い参加を決意しました。
インタビュー課題で知った、一番純度の高い物語を聞く面白さ
ーー実際に参加してみていかがでしたか?
POOLO JOBでは、ライティングやSNS・企画・インタビューと幅広いスキルを課題という形でこなしながら学びますが、中でもインタビューの経験は特に印象に残っていますね。
インタビューする相手の生(なま)の経験や感情が聞けますから。
POOLO JOB卒業イベント「芋煮会」の会場にて。電灯とともに撮影したユーモアあふれる一枚
もともと、自分ではない誰かの人生を追体験できる本や映画がずっと好きだったんです。考え方や価値観だけでなく、自分には起きないような出来事を体験できるのが最高なんですよね。
インタビューも同じで、その人の「一番純度の高い物語」が聞けると思っていて。ありのままを知れるのがとてもいいなと思いました。
ーー人と話すのは好きだったのでしょうか?
そうですね。人と話すのは好きで、初対面の人とあまり物怖じせずに話すタイプではありました。
JOBの同期同士で撮影を楽しむ和気あいあいとした時間
ただ、会ったことのない人にアポを取って、実際に話を聴きに行くというインタビューのプロセスに最初は抵抗がありましたね。
ーーその抵抗感に変化は起きましたか?
はい、POOLO JOBの期間中に4回インタビューをさせてもらったことで、インタビューに対する見方が変わりました。
たとえば、沖縄に行きたいと思ったとき、多くの方はインターネットで調べると思いますが、実際に住んでいる方にインタビューするほうが一次情報としては断然面白いじゃないですか。でも、「あの店の親父さんが沖縄出身らしいから、美味しいご飯について聞きに行こう」とはならないですよね。
JOB期間に執筆した旅人へのインタビュー記事
本当は、しようと思えばいつでもできるはずなのに、POOLO JOBに入るまでは、インタビューをするという選択肢が僕にはなかった。
でも今は「自分からインタビューしに行ってもいい」という発想を持てるようになりましたね。とはいえ、知らない人に会いに行くのはまだ少し緊張しますが(笑)
インタビュー先で撮影したビールの試験醸造機
ーー文章を書くうえでの変化はありましたか?
インタビュー課題含め、書いた記事をプロの編集者に添削してもらえる機会があるので、「画面の向こうにいる人に読まれることを想定した文章」を書くという意識がついた気がします。
それまでは自分の好きなように書くことが多かったので、自分用に書く文章と人に読まれる文章のパターンが増えたイメージですね。
自分用に書く文章は書きたいことを書く文章で、人に読まれる文章は想定読者に刺さりそうなことを書く文章だと思っています。
とはいえ後者も、書きたくないことを無理に書いているわけではありません。自分ではなく、誰かに刺さりそうな言葉を選んで編集して届けている感覚です。
「人生なんとかなる」と思わせてくれた同期の存在
ーー同期との3ヶ月はいかがでしたか?
当時僕は23歳で、おそらく同期の中で最年少だったのですが、世代を超えた知人ができるというのが新鮮でした。
仕事を辞めて旅に出る人やこれから転職する人など、色んなバックグラウンドを持つ方がたくさんいて、3ヶ月一緒に過ごしたことで「何をしても生きていけるんだな」という感覚がついたと思います。
ーー同期との時間の中で印象に残っていることはありますか?
POOLO JOBが終わった後に、打ち上げを主催したことです。
同期と一緒に作った芋煮
みんなで芋煮会をやろうと企画して、レンタルスペースでたこ焼きや芋煮を作って、お酒を持ち寄ってパーティーをしました。3ヶ月一緒に頑張った仲間と、肩の力を抜いてゆっくり話せる時間が作れたのはすごく良かったなと思っています。
ーー色んな世代の方との出会いを通して、休学のきっかけの一つだった将来の不安に関しては何か変化がありましたか?
そうですね。今は就活を始めたのですが、就職先や長期的なキャリアへの不安はずっとありますし、仕事を始めてもなくならないのかなとは思っています。
でも、何を選んでも良いことと悪いことは起きるんですよね。休学でいえば色んな経験ができた一方で、1年遅れたという考え方もできるし、人間関係が断絶したこともありました。
JOBの同期と1on1をした際の和やかな雰囲気の一枚
それでも、POOLO JOBで世の中には色んな生き方をしている人がいると知れたので、正解を探すのではなく、「自分が選んだ道を正解にできるように頑張ればいいんだ」というマインドに変わっていきました。これも、POOLO JOBに参加したからこそ得られたことのひとつだと思います。
一人で悩んでいた休学生が、誰かに勇気を与える側に
ーーPOOLO JOBで学んだことを、現在どう活かしていますか?
卒業後、「ぼくの休学、わたしの休学」というインタビューメディアを立ち上げました。

noteで休学について調べると、悩んでいる人の記事が結構出てくるんです。休学を経験した人にインタビューして発信すれば、ロールモデルがいなくて悩んでいる人に届くのではと思って。
思い立った日に、インタビュイー募集のnoteとGoogleフォームを投稿してみました。
ーーすごい行動力ですね。
そんな大きなコトをしているつもりはなかったですし、申し込みが来るとも思っていなかったので、ためらいもなかったんです。インタビューという自分ができる範囲のことをやってみよう、という軽い気持ちでしたね。
ところが、ありがたいことにすぐに2人から声をかけていただいて。合計で5人にインタビューして記事を書くことができました。

ーー「ぼくの休学、わたしの休学」を立ち上げた背景にはどんな思いがあったのでしょうか?
自分が休学を悩んでいたときに、周りに相談できる人がいなかったというのが背景にあります。
両親や友達には話を聞いてもらえましたが、休学経験者が周りにいなくて。自分の中で考えるしかなく、苦しい時間があったんです。同じように悩んでいる人に届けたいと思っていたとき、POOLO JOBでちょうどインタビューを学び「これ使えるんじゃないか」と思いついたんです。
きっと、一人で悩むかつての僕みたいな人に届くのでは、と。

POOLO JOBがなければやろうとも思わなかったし、できるようにもなっていなかったと思います。インタビューをして記事にする過程を自分なりに準備できるようになったこと、そしてPOOLO JOB期間中の課題をインタビュー記事実績として出せたのも大きかったですね。
ーーこれからメディアはどのようにしていきたいですか?
ちゃんと育てていきたいと思っています。
インタビューメディアとしてだけでなく、もし伸びるようであれば、休学に悩む人のコミュニティを作ったり、事業にしたりということもやってみたいですね。
今は学業が忙しい時期でもあるので、インタビューの申し込みと休学相談を細々と続けながら、必要な人に届けばいいかなと思っています。動いている人にチャンスが降ってくることをPOOLO JOBを通じて実感したので、小さくても動き続けていきたいですね。
やってみて初めてわかることがある。POOLOJOBで「最初の一歩」を
旅で訪れたベトナム・ホイアン
ーー休学を終えたわらびさんですが、これからどのように生きていきたいですか?
“好きなように”生きていきたいですね。
「ライターとして生きていきます」みたいなまっすぐな答えはたぶん出てこないのですが、旅や文章にはこれからも親しんでいたいと思いますし、それがいつか仕事になれば嬉しいです。
6期メンバーとの一枚。笑いがこぼれる和やかな空間
POOLO JOBのおかげで、「正解は一つじゃない」という考えが自分の中に根付きました。何があってもなんとかなるだろうと思えますし、自分が選んだ道を正解にしていくつもりです。
ーー最後に、POOLO JOBが気になってはいるけど迷っているという方へ、メッセージをお願いします!
POOLO JOBは、最初の一歩を踏み出せる場所だと思っています。広く色んなことを学ぶことによって、自分に向いていることと向いていないことがわかるんですよね。
僕の場合は、インタビューが向いていると実感できました。人によっては企画がすごく刺さったり、ライターになりたいと思ったり、旅が好きだということを改めて確認できたり。全部やってみて初めてわかることって、やっぱりあるんですよね。
JOB期間中に訪れた愛知県・香嵐渓
将来が見えなくて立ち止まっているなら、ぜひ一度参加してみてほしいです。もし向いていなかったと感じたとしても、それ自体が自分を知るための大事な一歩になるはずです。
編集後記
「人生って、本当にオープンワールドのRPGみたいだなと思いますね」
インタビューの最後にそう語ったわらびさん。「人生の道に正解はなく、選んだ道を正解にできるかは自分次第」という考えは、POOLO JOBや休学の期間に悩み考え続けた日々があったからこそ、生まれたものだと思います。
わらびさんは、POOLO JOBで学んだインタビューという力で、過去の自分と同じように悩む誰かへ届くメディアを生み出しました。誰かの経験が、誰かの勇気になる。休学中に一人で悩んでいたわらびさんが、誰かの背中をそっと押してあげる側になれたのも、POOLO JOBでの3ヶ月があったからだと思います。
迷いながらも選んだ道を、自分の力で正解にしていく。そんな生き方を、あなたもPOOLO JOBで始めてみませんか?
POOLOとは?

POOLOは、「旅と人生をつなぐ、大人の学校」がコンセプトの、TABIPPOとCODOLIが共同運営する、旅をテーマに学ぶオンラインスクールです。
現在4コースあるPOOLOですが、POOLO JOBは、旅を仕事にする「最初の一歩」を踏み出す3ヶ月のコース。
トラベルクリエイター講師による講義や、プロの編集者による添削を受けながら課題をこなし、読者に「伝わる」ための記事を企画・執筆・取材します。
旅の経験を自分だけの感想で終わらせず、人の心を動かす構成や言語化力、書く力を身につけながら、仕事につながるSNSも設計。
30-50名の仲間とともに取り組み続けるあたらしいコミュニティです。詳しい情報が知りたい方は、公式LINEをご登録ください。
All photos by Warabi