国土を海に囲まれた日本列島には、大から小までさまざまな離島がありますね。日本には人の住んでいる有人の島が300以上存在します。
北から南までそれぞれ多様な魅力を持った島々は、普段なかなか行けないことも相まって特別な体験を私たちにもたらしてくれることでしょう。数ある離島の中から今回は20の島を厳選し、その魅力をお伝えしたいと思います。
編集部追記
*2015年7月に公開された記事に新たに11ヶ所を追記しました。
利尻島・礼文島(北海道)
北海道は稚内市の西側に位置する二つの島が、利尻島と礼文島です。利尻島には、島の中央に北海道土産の定番「白い恋人」のパッケージデザインにもなった利尻山がそびえており、晴れた日には絵になる絶景を見ることが出来ます。
礼文島は宗谷岬に次いで北海道の北限に位置しており、晴れた日には宗谷海峡を望んで遠くサハリンまでを見渡すことも出来ます。
・名称:利尻島・礼文島(りしりとう・れぶんとう)
・アクセス:稚内港からフェリーで約1時間半
・公式URL:http://www.town.rishiri.hokkaido.jp/kankou-annai/
奥尻島(北海道)
北海道南西部に位置する奥尻島は、北海道に属する島としては2番目に大きく、人口も3,000人程度と離島にしては活気のある島だといえます。
島から突き出た岩場に建っている宮津弁天宮や、オオワシやオジロワシを間近に見ることの出来る長浜海岸などが有名です。球島山の山頂からは、島から続いてゆく日本海を望める大パノラマが広がります。
伊豆大島(東京都)
東京から約120キロメートルの海上に浮かぶ伊豆大島は、都内から高速船で2時間あまりで行くことの出来る関東圏の方々にとっては大変身近な離島だといえます。
伊豆大島のシンボルである三原山は迫力満点。日本国内で唯一の砂漠と言われている、三原山の「裏砂漠」では、とても日本とは思えない光景を楽しむことが出来ます。
大島の自然を思いっきり楽しんだ後は、三原山温泉でゆっくりと疲れを癒しましょう。
日間賀島(愛知県)
名古屋市内から最速1時間半で訪れることの出来る日間賀島は、徒歩で巡ってもおよそ2時間程度で1周できてしまう小さな島です。
島の特産品はタコとフグであり、高速船から島に降り立つとタコのマスコットが出迎えてくれます。海岸で海水浴や潮干狩りを楽しんだり、港湾近くで釣りを楽しんだりと楽しみ方は多種多様です。
男木島(香川県)
高松港から高速船で20分のところにある男木島は、通称「猫島」と呼ばれるほど猫が数多く生息しています。他ではなかなか見られない猫が群れを成して道を闊歩する姿や、島内でリラックスする猫たちの姿が数多く見受けられます。
猫以外にも、この島では「ひしおぶっかけうどん」と呼ばれる、大麦やえんどう豆、大豆、南京豆でつくる男木島のおかず味噌が乗ったここでしか食べることの出来ないうどんを食べることも出来ます。
端島・軍艦島(長崎県)
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先日、世界遺産への登録が発表された軍艦島。しばらくは世界遺産フィーバーが続きそうな気配ですね。軍艦島の観光はパッケージツアーで上陸するのがおすすめです。
島全体が近代化遺産として保存されており、廃墟と化した島内の建造物からは、歴史の重みを感じることが出来ます。
屋久島・種子島(鹿児島県)
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日本の離島と言えばこの二つの島という方も居るほどに、日本の離島の中ではメジャーな存在の屋久島と種子島。
屋久島には縄文杉をはじめとした原生林が島全体に広がっており、自然の息吹を存分に感じられます。種子島は自然の素晴らしさもさることながら、宇宙センターで日本の宇宙開発の歴史を学ぶことが出来るなど、意外な楽しみ方も出来ます。
波照間島
日本最南端の有人島である波照間島。その海の透明度と澄んだ夜空に浮かぶ星空はきっと日本一といえるでしょう!ちょっと遠いのですが一度行ったら全てが恋しくなる離島です。
青ヶ島
東京から358km離れた離島の青ヶ島。日本一人口が少ない離島としても有名で、その島の形も異形をなしています。2層カルデラという地形、その自然が作ったこの島には様々な伝説があるそうな…。
本土から八丈島経由でいかなければ行けない、ちょっと手の届きにくいその島へ好奇心と冒険心を持って旅に出てみてはいかがでしょうか?
飛島(山形県)
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飛島(とびしま)は山形県酒田市に属する山形県唯一の離島。手つかずの自然が残り、「日本の秘境100選」にも選ばれています。島の気候は山形でありながら年間平均が12度以上と暖かく、島の至るところで花が咲いています。
また、日本有数の野鳥の飛来地して有名でバードウォッチングにも適しており、大自然を満喫するにはもってこいの島なんですよ。