ライター
GG 世界一周経験者/医者の卵/週末の旅人

1993年生まれの医者の卵。「医師になれるから良いじゃん」という周りの雰囲気に疑問を抱き、何の肩書きもなくただ1人の人間として旅をできるのは「今しかない」と感じ、ひとまず海外へ!出会いと経験を大切に、訪れたいところを繋いでいった結果、世界一周達成。(231日間20カ国) 現在は社会復帰し、多忙な医学部のスケジュールを縫い、国内でできるアウトドアに精を出している。

こんにちは、医学部を休学して世界一周をしてきました、GGと申します。私は、大学での勉強や生活に漫然とした不満を感じて、世界一周を思い立ちました。

何も目的もなく、計画もなく世界に飛び出してしまった私は、何度か危険な目にも遭ってしまいました。しかし、危険な目に遭いつつも、金銭を盗られたり、怪我を負ったりすることなく乗り切ってきました。

今回はそのリスク回避方法について、私自身の体験も交えながらお伝えしたいと思います!

旅のリスク

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海外に旅に出るということは、自分を未知の環境に踏み出すということ。未知の環境に踏み出すのは、今までは予期しないような危険に遭うかもしれません。

それをリスクと考えては、何も成長はできなくなってしまいます!しかし、出来るだけ危険な目に遭いたくはないですよね。

そのためには、何ができるでしょうか?

 

情報社会での生き方

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まず、多くの実例を知っておきましょう。今までどのような手口で騙そうとしてきた人がいるか、ということです。インターネットの発達した現在では、探せば様々な情報を得ることができます。

地球の歩き方などのガイドブックや、旅人のブログなどでも、危険な目に遭ってきた人の経験談を知ることができます。このような実例を見ておくと、どのようなときに役立つでしょうか?

私がカンボジアの公園でくつろいでいるときに、女性二人組に「日本語の手紙が知り合いから届いたので読んでほしい」と話しかけられました。

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家までついていけば、ローカルの食事もご馳走してくれるとのこと。話しかけてきたのが女性だったということと、旅を始めて2ヶ月目で少し油断していたということもあり、その二人組の家に着いていきました。

着いてみれば、すぐに家主であるお父さんのような人に会うように言われ、自己紹介。その人の元々の仕事がディーラーということで、あれよあれよという間にカジノの遊び方を教えてくれることになりました。

一通りルールの説明が終わると、続いてディーラーと組んでのイカサマの方法について教えてくれることになり、夜に来るマダムを一緒に騙そうという話を持ちかけられます。

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この話を聞いてどう思いますか?もしこのままイカサマで儲けようとしてしまえば、最後の最後で裏切られ、数十万の負債を負うこととなります。

私はこの手口を知っていたので「学生だからまだ賭け事はできない」「こんな良い話は逃せないから、社会人になったらまた必ず訪れる」と伝えて離れました。

このときに気をつけたのは、また来るという強い意志を見せつつ離れることでした。もしその場で強盗されてもおかしくない状況でした。このように、手口を知っているというのは、実害を避けるための大きなメリットとなります。

 

リスクマネジメントの重要性

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旅人の中では当たり前とされているリスクマネジメントはいくつかありますが、お金にまつわるものにはどのようなものがあるでしょうか?

・貴重品は身につけておく(腹巻きなどを使って)
・サブ財布を作り、お金を分けておく
・カードの番号は控えておく

この辺りは実行している人も多いかもしれません。私はキューバでぼったくりに遭ったとき、サブ財布の大切さに気付かされました。

アウトドアの道具が好きだということもあり、サブ財布はいくつか持っています。使い方によってどれを持っていくか考えて考える時間も一つの楽しみです。

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ぼったくりはキューバの首都ハバナで遭いました。キューバでマッチ売り場を探しているとき、話しかけた人から「今日は俺の誕生日だからめでたい」と言われ、マッチを分けてもらいました。

そのままの流れで一緒に飲みに行こうということになり、地元のバーへ。

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その時点で、誕生日の彼に所持金はほとんどないと伝えても、「問題ないから今日は飲もう!」と言われ、奢ってもらえると思い、少しラッキーだと思っていました。

酒も進み、葉巻も分けてもらい、良い時間を過ごせたなと感じて、トイレに行こうと席を立ったときのことです。後ろから力強く肩を握られ、「会計を済ませてからにしよう」と、さっきまで優しかった誕生日の彼が言うのです。

会計に向かい、差し出されたレシートを見てビックリ。かなりの高額請求。そんなに持っていないことを伝え、サブ財布を出して必死に弁明すると、その日は解放されました。

 

マッチを買うためだけに外に出ていたので、荷物が少なかったことと財布の中にカードが入っていなかったこと、元々お金はないと伝えていたことが功を奏したのかもしれません。

当たり前のように言われていることを、当たり前に言っておくことの大切さを改めて感じました。

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また、このサブ財布には、よく使うものを入れておきました。例えば、カメラのバッテリーなどです。これにより、人通りの多いところでカバンを探る機会が減り、さらなる危機回避につながるのではないかと思っています!

また、最近はアウトドアの小さい財布も増えており、デザイナーのこだわりを感じられるものも多くなってきているので、非日常で使う財布選びも旅の一つの楽しみになってきています!

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GG 世界一周経験者/医者の卵/週末の旅人

1993年生まれの医者の卵。「医師になれるから良いじゃん」という周りの雰囲気に疑問を抱き、何の肩書きもなくただ1人の人間として旅をできるのは「今しかない」と感じ、ひとまず海外へ!出会いと経験を大切に、訪れたいところを繋いでいった結果、世界一周達成。(231日間20カ国) 現在は社会復帰し、多忙な医学部のスケジュールを縫い、国内でできるアウトドアに精を出している。

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