ただし、国籍に関しては、どの上空を飛んでいたか、どの国の航空会社の飛行機かによって選べることもあるのですよ!
飛行中にお酒を飲むと地上より早く酔っ払うってホント?
通常より酔いやすいというという意味ではホント。
飛行中にお酒を飲むと、地上で飲む時の3倍酔いがまわりやすい言われています。そのわけは、機内が乾燥していることと、地上よりも機内の気圧が低いから。
気圧が低い状態だとアルコールの分解速度が遅くなり、代謝されにくくなります。その結果、いつも以上に酔いやすくなり、酔いも覚めにくくなるのです。
普段より気をつけてお酒を飲みましょうね。
客室乗務員には身長制限があるってホント?
ホント。 航空会社にもよりますが、だいたい158cm以上190cm以内と定められています。
最低の身長制限があるのは、飛行機の天井に近い位置にも緊急脱出の際に必要な器具や装置があるためです。
また、身長が高すぎても狭い機内では頭をぶつけてしまうので危険だからという理由です。
飛行機には秘密の休憩室があるってホント?
ホント。 10時間を超えるような長距離路線においては、さすがに乗務員も仮眠休憩をいただいています。
その時に使うのが秘密の部屋。「クルーレスト」と呼ばれることが多いこの部屋には、簡易ベットがまるでカプセルホテルのように並んでいます。
ただ、この部屋、航空会社によっても機種によっても場所も構造も異なるので、文字通り「秘密の部屋」なのです。
パイロットの座席の下には脱出パラシュートがあるってほんと?
ウソ。 パラシュートはついてません!
機長は機内のすべての安全、緊急時には脱出が完了ができたか確認する義務があります。
ハドソン川への水面着陸で、機長が沈んでいく機内で、乗客乗員の確認のため機内に最後まで残ったのはまだ記憶に新しい話ですね。
客室乗務員は最低4カ国語が話せるってホント?
ウソ。 ただし語学が堪能な乗務員は本当にたくさんいます。
最低でも母国語と英語が話せることは必須条件ですが、その他の言語も大変強みになります。最近ではグローバル化が進み、お客様も様々な国から集まっていることを実感しています。
まとめ
いかがでしたか?飛行機にまつわるみなさんの疑問は解決したでしょうか?
飛行機はみなさんを安全に目的地まで運べるよう設計され、整備されています。また、パイロットはもちろん、私たち客室乗務員も数ヶ月にも及ぶ厳しい訓練と、毎年行われるテストに合格してはじめて乗務していますので、どうぞご安心を。
それではみなさん、have a nice flight!