皆さんこんにちは。世界一周を終え、日本でアウトドアに精を出しているGGと申します。旅や海外旅行といえば、何をイメージしますか?そのイメージは様々ですが、これを読んでいる人の中にも「酒」の文字がよぎった人も少なくないかもしれません。
今回は、そんな旅人とは切っても切れないお酒に関わる「酒に強い、弱い」について、大学で医学も学んでいる私がお話します!
海外に行くと感じる、外国人のお酒の強さ
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海外でお酒を飲んでいると、外国人の酒の強さに驚くこともあります。旅先で出会った人たちとナイトクラブで大盛り上がり、その勢いのまま酒を浴びるように飲む。同じように飲んでいるはずなのに、なぜか自分だけ倒れている。
こんな経験、心当たりのある人もいるのではないでしょうか?
お酒の強い弱いってなに⁉︎
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そもそも、「お酒の強い弱い」とはどういうことを言うのでしょうか?それを説明するには、アルコールの分解を理解しましょう!お酒に含まれているアルコールを摂取すると、まず胃で吸収されます。
その後、アルコールは分解されていくのですが、アルコール ⇨ アセトアルデヒド ⇨ 酢酸と形を変えていきます。
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お酒を飲んだ後に酔っ払って気持ちが悪くなってしまうのは、分解される過程で出てくる「アセトアルデヒド」が原因なのです。
分解され切って酢酸になってしまえば、体に大きな影響は無くなってしまいます。さて、ここでお酒に強い、弱いというのがなにを示すか考えてみましょう!
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簡単に言えば、お酒に強い人はアセトアルデヒドが体にたまりにくく、お酒に弱い人はアセトアルデヒドが体に溜まりやすいということです。
もう少し詳しく説明をすると、人によって、アセトアルデヒドを分解する「アセトアルデヒド脱水素酵素」という物資の機能によって、お酒の強さは決まってきます。
また、このアセトアルデヒド脱水素酵素は、両親から一つずつ受け継ぐので、両親ともにお酒に強い人であれば、お酒に強い可能性が高まります。ここで今までの話をまとめると、
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お酒に弱い人=両親から強いアセトアルデヒド脱水素酵素、弱いアセトアルデヒド脱水素酵素を一つずつ受け継いだ人
お酒を飲めない人=両親から弱いアセトアルデヒド脱水素酵素を一つずつ受け継いだ人
このようになります。ちなみに、お酒に強い人を100%とすると、弱い人は約25%、飲めない人は約0%です!
飲めない人の楽しみ方
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恥ずかしながら、私の体質を大学で調べたところ、飲めない体質だということが分かりました。この結果を知った時、少しショックを受けたのですが、同時に納得できることも多々ありました。
「だから部活の飲み会で、飲むとすぐに気持ち悪くなっていたのか」「お酒を飲むとすぐに眠くなるのは、体質だったのか」と。
そんな体質の私ですが、海外を旅している時には、お酒を飲む機会にも多く遭遇しました。そもそも、海外には全くお酒を飲めない人の比率がとても低く、飲めない人がいるということすら認知されていないのかもしれません。
そんな中で楽しみきるにはどうしたら良いのでしょうか?
まずは自分のキャパシティを知る
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確かに、もっと飲めたら……と思った場面も少なくありません。しかし、自分のキャパシティを知っていれば、その場を楽しむことができるはずです!
例えば、この体調の時にこれだけのお酒を飲むと危ない、といったことです。今回示す危ないというのは、眠ってしまうなど、意識を保てないことです。
危ないなという時に、宿に帰りつけるか否か、これを一つの目処にしておきましょう。その限界を知っていれば、その中で楽しめば良いのです!