みなさんは、今まで何ヶ国を旅してきましたか?「死ぬまでに世界中の国を制覇してみたい」と夢みている方も多いのではないでしょうか。
国連加盟国193ヶ国すべてを制覇した日本人は、まだ7人ほどしかいません。そのうちのひとりが、雑貨屋さんを経営するアマゾニアンさんです。
今回はTABIPPO.NET編集長・前田塁との対談という形で、世界193ヶ国を訪れる方法についてうかがいました。
大学時代からバックパッカーを始め、就職は蹴り29歳までバックパッカー。20代で102ヶ国を渡航。10ヶ月だけ日本で社会人(私にとっては日本でワーホリ)して、30歳の誕生日に独立しました。現在は旅する雑貨屋コパカバーナを経営、お店が波にのってから新しい国々を周りだし、40歳で国連加盟国193ヶ国にすべて渡航済み。日本最大の海外旅行オフ会の会長もしています。HISとコラボした、「アマゾニアン(二宮信平)同行 フィンランド最北のオーロラリゾート♪サーリセルカ5日間」(2020年2月)も企画中。
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公式サイト:https://www.amazona.jp
1987年、大阪府生まれの三重県育ち。株式会社TABIPPOでWebメディア「TABIPPO.NET」の運用と開発が得意な編集長やってます。慶應義塾大学卒、ニューヨーク交換留学、大阪ガス、オプト勤務を経てTABIPPOを創業しました。
52ヶ国訪問、世界二周して、ワークライフカオスに生きてます。最近はWebメディアの仕事以外にも、コンサルやったり、ラジオのパーソナリティーしてますが、次の夢は宇宙飛行士です。
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ブログ:Work Life Chaos
一番訪問が難しかった国は?
前田 塁(以下、前田):アマゾニアンさんは国連加盟国193ヶ国すべてに訪問された経験をお持ちで、とてもうらやましいです!僕も193ヶ国制覇をめざしているので、今日はいろいろ聞かせてください。まずアマゾニアンさんは、何年かけて193ヶ国に訪問されたんでしょうか?
アマゾニアンさん(以下、アマゾニアン):1998年から2018年まで、ちょうど20年かけて周りました。最初はHISのツアーで訪れたタイ。初めて一人旅したのは、オーストラリアでした。
前田:その後はどのように旅されたんですか?
アマゾニアン:最初は、初心者でも行きやすい国を選んでいました。オーストラリアの次は東南アジアへ。その後は、中国、モンゴル、アメリカを旅し、韓国に短期留学。その後、オーストラリアでのワーホリで英語力を手に入れると、格段に旅しやすくなりました。
前田:言葉の問題もそうですが、旅するうえではいろいろな問題がありますよね。ビザの取得が難しかったり、地理的に日本から遠く離れていたり一番訪問が難しかった国はどこですか?
アマゾニアン:サウジアラビアとリビアですね。いずれも、ビザの取得がどの国よりも難しいんです。この2国にスムーズに渡航できていれば、あと1、2年は早く193ヶ国制覇できていたと思います。
前田:制覇するまでは、同じ国には二度行かれないようにしていたんでしょうか?
アマゾニアン:193ヶ国制覇が人生の目標だったので、110ヶ国を過ぎたころから、基本的には新しい国に訪問するようにしていました。新しい国に行くのは刺激的で楽しいですしね。
仕事は「旅するエスニック雑貨屋さん」
前田:長期の旅も多かったんですか。
アマゾニアン:一番長期で旅をしていたのは、13か月間の世界一周です。シルクロードは3か月ほど、アフリカは2か月半ほどかけて周りました。
去年は留学を含めて、1年365日のうち200日ほど海外にいました。今年は100日くらいになりそうかな。
前田:1年の半分以上を海外で過ごされることもあるんですね!ご家族は何かおっしゃってますか?自分たちも一緒に行きたいとか。
アマゾニアン:全然です。両親はまったく海外に興味がなく、新婚旅行でハワイに、家族旅行でサイパンに行ったことがあるくらい。193ヶ国制覇がどれだけすごいことなのかも、わかっていないようです(笑)。
前田:意外です!旅がお仕事だからという理由もありそうですね。雑貨屋さんの経営をされているんでしたよね。
アマゾニアン:「旅するエスニック雑貨屋さん」として、ECショップを運営しています。
前田:世界中を旅して買ってきたものを売るって、やりがいのある仕事ですね!
アマゾニアン:ありがたいことに、けっこう忙しいんですよ(笑)。旅先で会っても、起きてから寝るまで12時間以上作業をしている日もありますし、1週間缶詰状態で仕事をしていることもあります。