世界を長く旅していると、いろんな生き物に出会います。かわいい動物からちょっとグロテスクな昆虫まで、本当にさまざまな生き物たちとの出会いの度にいろいろな知識が身につきました。
が!!
世界で学んだ動物の知識は、日本で生活するうえでまったく、少しも、かけらも、役に立たないものばかり(笑)。
とはいえ、もしかしたらこれから世界を旅する旅人にとっては有用な知識になるかもしれないので、今回は筆者が体験から学んだ発見をご紹介します。
トルコの野良犬は狂犬病の予防接種をされている
photo by Effervescing Elephant
トルコを歩いていると、きっと「野良犬が多い」と感じるはずです。大きな町にも、観光地にも、まず間違いなく一定数の野良犬がいます。
どうやらトルコ人にとって野良犬は「いるのが当たり前」といった感覚のようで、駆除することはほぼないそうです。
これだけ聞くと危険な気がしますが、なんとトルコでは野良犬を一時的に捕獲して、狂犬病の予防接種や去勢手術を受けさせてから野良に戻すのが一般的なのです。
そのため、トルコの野良犬の耳をよく見ると「狂犬病予防接種済み」のタグがつけられていることが多いです。
インドの牛に人間の打撃は効かない
「インドの街には牛がいる。」というのはもはや常識ですよね。
そんなインドの牛さんですが…すっごく邪魔です(笑)。狭い道のど真ん中に居座ったり、お店に顔を突っ込んで来たり、時には群れで列車を止めることすらあります。
特に、狭い道に居座る牛と出くわすのはインドあるある。
そんな邪魔な牛を回避するためには「牛を避けて遠回りする」か「牛と戦う」の二つの方法がありますが…インド人はたいてい後者を選びます。棒で牛をたたいて、道からどかそうとするのです。
結果、結構な力でたたくことで牛は道を譲ってくれます。ですが、道を譲る彼らには「痛い」とか「苦しい」といった表情はありません。「めんどくせえ。」って感じのだるい表情でのそのそ道を譲ります。
どうやら、牛の厚い皮膚はかなりの衝撃吸収性能があるようです。
パンダの目は鋭い
パンダは最近では世界中の動物園で見られるようになりましたが、やはりパンダ鑑賞には中国の動物園がベスト!超近距離で、たくさんのパンダを見ることができる動物園が多いです。
筆者は広州の動物園でじっくりと間近でパンダ鑑賞をしてあることに気が付いてしまいました。
「パンダの目は鋭い。」
目の周りの黒い部分のせいで、たれ目っぽい印象があるパンダですが、実際の目は限りなく鋭いのです。はっきり言って肉食獣の目です。野獣の眼光です。
これに気づいてしまってから、筆者はまともにパンダが見れません。
例えるなら、「男からはかわいいって言われるのに、女の子からは性格が悪い」と言われる女の子のような感じで、あのかわいさには裏があるんじゃないか?と疑うようになってしまいました。
タイの安宿のシャワーには大量のトカゲがいることがある
タイをはじめとした東南アジアの国々は、爬虫類のパラダイスです。常に気温が高くて湿度が高い環境は、変温動物である爬虫類にとってかなり住みやすいのでしょう。
そのため、バンコクのような大都市でもトカゲなどの爬虫類を見かけることがよくあります。中でも、シャワールームでの遭遇率の高さは半端ではありません。
時には、10匹以上のトカゲが壁に張り付いていることもありました(笑)。
最初はびっくりするのですが、トカゲやヤモリは特に悪さをするわけではないのですぐに慣れます。気になる方は、お湯をかけるとびっくりして逃げ出すので、シャワーで撃退してしまいましょう。
世界にはいろんなゴキブリがいるが、全部気持ち悪い
世界中で害虫の名をほしいままにするキングオブ嫌われ虫「ゴキブリ」。本当に出会いたくないのですが、なんだかんだ世界中で出会ってしまう可能性が高いです。
一口にゴキブリといっても世界にはいろんな種類のゴキブリがいます。種類ごとに体の大きさや色、動くスピードなどが大きく異なります。中には、見た目だけなら「これ本当にゴキブリ?」なんてやつもいます。
しかし…見た目やスピードなどは種類ごとに全然違うのに、遭遇した瞬間のあの「ゾッとする感じ」は世界共通!雰囲気だけで「いる!」って感じさせて、不快にさせるのはさすがの一言。
旅行中でも奴にであったときは例外なくテンションを下げられます。
まとめ
世界を旅しているといろんな生物に出会います。いろんな生物に出会うたびに、さまざまな発見や学びがあります。
発見や学びは旅をもっと楽しくする大きな要素だと思いますので、世界の生物にちょっとだけ注目して旅行してみてはいかがでしょうか?きっともっと旅がたのしくなりますよ。