ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

感染症危険情報が発令されたらツアーはどうなるの?

photo by unsplash

まず、感染症危険情報が発表されたからと言って、ツアー(企画旅行)が自動的に中止になることはありません。外務省に「旅行会社へのキャンセル料が発生するから、レベルを上げて欲しい」というリクエストが来るらしいですが、外務省は旅行会社と顧客との問題にはノータッチです。

料金の安さばかりに目が行きがちですが、ツアーを選ぶ際には旅行会社の安全に対する考え方をチェックすることが大切です。なお、日本旅行業協会(JATA)では海外旅行の安全安心のためにガイドラインを策定しています。

もし感染症危険情報が発表されている中国から帰国し、体調が悪くなったら

2020年1月、日本政府は中国からの全航空便で体調不良の自己申告を機内アナウンスで呼びかけることを各航空会社に要請しました。また、機内では発熱した際の対応が書かれた「健康カード」を配布。検疫所ではサーモグラフィーで入国者に発熱者がいないかをチェックします。

もし、機内で体調が悪い場合はすぐに客室乗務員や検疫所に申告しましょう。「14日以内に湖北省への渡航歴がある方、またはこれらの方と接触された方」”以外”で、熱や咳がある場合は近くの医療機関で受診します。

湖北省への渡航歴がある、もしくは感染が明らかな方と接触した上で発熱や咳がある場合は最寄りの保健所に設置される「帰国者・接触者相談センター」に問合わせます。その後の対応は「帰国者・接触者相談センター」の指示に従ってください。

厚生労働省の電話相談窓口の電話番号は以下のとおりです。
03-3595-2285

残念ながら、中国で発生した新型ウイルスの感染は当分続きそうです。緊急の用事がない限り、当分は中国への渡航を控えたほうがいいでしょう。また、中国経由で第三国に行く場合も他の経由地を検討することをおすすめします。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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