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阿部サキソフォン TABIPPO編集部 / ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

TABIPPOと共通する想いがあった

ーー従業員数150名を超える株式会社ダイブと、ベンチャーのTABIPPO、2社が出会ったきっかけは何ですか?

そもそもTABIPPOを知ったのは、観光庁から表彰される「若者旅行を応援する取組表彰」の受賞を目にしたことがきっかけでした。この会社イケてるなあ! と思い、とても共感できるところがあったので「会いたいです」とメールを入れたんです。

そして実際に話をして、それからだんだん仲良くなっていきましたね。事業も違うけれど、理念や想いなどシンクロするところが多くて、一緒に食事をするようになりました。よく「何をやるかより、誰とやるか」と言いますが、まさにTABIPPOは私にとってこれで、ぜひ一緒にやりたかったですね。

 

ーー旅人採用をスタートさせた経緯を教えてください。

留学を経験して、日本を離れることによって自分自身が成長させてもらったと気づきました。小さいことですが親のありがたみがわかったり、日本の良さを再確認できたり。それって人間的には成長しているはずなのに、履歴書にその経験や成長は何も書けないですよね。

それがもどかしくて、おかしいなと思ったんです。その表現方法についてTABIPPO代表の清水くんとも話していて、いまの履歴書ベースの日本社会を是正できないかと考え始めました。

本当は自分たちでやろうと思っていましたが、TABIPPOとコンセプトも似ていて大好きな会社だったので、もしよかったら一緒にやりませんか? とこちちからお願いさせてもらいました。

ーー共通していると思った理念は何だったのでしょう?

TABIPPOのコンセプトとして、パスポートの所持率をあげて若者が旅する文化を創る活動をしていますよね。
私たちの事業も若者が居所を変えてチャレンジすることで可能性を広げたりしていくものなので、そういうところが共通しているなって思いました。

そして何より、一緒にいてすごく楽しい(笑)。TABIPPOのメンバーは、本当みんないい人たちが集まっていると思います。好き! 好きに理由はないです。

 

ーー2社がやることで期待する相乗効果はどんなところですか?

TABIPPOが作る世界観やコミュニティは素晴らしいと思っていますし、逆に弊社からすると人材ビジネスをやっているので、その部分でお手伝いできるかなとは思っています。お互いに不足する部分を補えるかなと。

弊社のリゾートバイトのユーザーとTABIPPOが持つコミュニティの人たちは、すごい親和性が近く重なる部分もありますね。ただ重なるだけではなく、共感し合える仲というのがとても良いと思っています。TABIPPOも好きですし、コンセプトも好きなので。

 

旅人採用はいまの日本の就職システムを変えられる

ーー旅人が持つスキルや特徴はなんだと思いますか?

旅人は履歴書に書けないところで、旅を通して人としての能力をレベルアップさせていると思います。そこが魅力ですが、旅人採用のサービスを他社の社長に説明すると「どうせ旅人ってすぐやめるんでしょ」という声も聞くので、世の中に誤解があるんだなと気づかされますね。

弊社の旅人たちを見ていると……いいチームバランスを取れていて、それぞれが自立していて自発的なんです。そういう部分は、旅を通して経験していくことで培っていくのかなと思いますね。あとはメンタルが強く、ワーカホリックな一面も。受け身の姿勢だとやりたくないことをやる必要はありませんが、彼らは自分事として、当事者として捉えていますね。自分のやりたいことをしっかり理解していて、それを仕事を通して実現させているように思います。

 

ーー庄子社長がいま、自由に履歴書を書くとしたらどのように記述しますか?

人付き合いにも反映されますが、行動的な面もあると思います。積極的に飛び込んで、自分で可能性を広げに行きますね。

 

ーーそのような部分は旅人らしいですね。

怖いもの知らずと言われることはあります。自分自身がヒエラルキーや企業など、そういう社会とは疎遠だったので、人と人が繋がるというか、ぶつかる方が好きですね。

 

ーー旅人採用もそうですよね。履歴書にかけることだけじゃなくて人を見るというか。

履歴書になんでも自由に書けるような、そんな世界が理想です。

ーー私も新卒で入った会社を辞めてからは、正社員に戻りづらくてフリーの道を選びました。

でも、日本ってそこがよくないと思うんです。一つレールから外れると、元いた場所に戻って来づらくなってしまう。旅をしてから仕事に就くギャップイヤーは世界的に見れば珍しくないんですが、日本だとまだまだ受け入れが十分ではないため、「少し変わっている」と見られるのは不思議ですよね。旅のあいだに培ったものはとても良いものなのに。

旅人採用は、今の就職のシステムを変えられるポテンシャルがあると思っています。とても可能性を感じていて、だからこそ今はアクセル踏んでいる状態。当事者意識のメンバーが揃っているので、可能性はかなり高いのではないでしょうか。TABIPPO的にも、旅をして帰ってきてこのようなサービスがあったら、すごくいい流れですよね。

 

ーー旅の経験は社会でどう活きると思いますか?

仕事だけではなく、その人の人生に大きく影響すると思います。考え方や自分を作る要素なども因数分解していくと、旅で培ってきた経験や知識の影響を受けているのではないでしょうか。

人生は判断の連続だと思っているのですが、その人が培った経験で判断の質が上がっていく気がします。旅を通して今まで知らなかった判断基準ができるなど、旅人は培える量が多いんじゃないかなと思いますね。

 

ーー旅人採用はどんな人に使ってほしいですか?

いまは企業とマッチングしやすい人が多いのですが、昔の私のように社会に馴染みにくい人もカバーしたいと思っています。また今は帰国してから就職を探す流れですが、これから実現させたいのは旅中に使えるサービス。旅をしている人に依頼をして旅をしながら仕事ができるような、そんな将来も考えています。

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阿部サキソフォン TABIPPO編集部 / ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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