photo by El Coleccionista de Instantes
グアラニーのイエズス会伝道施設群
1983年にブラジルにあるサン・ミゲル・ダス・ミソオエス遺跡群が世界文化遺産として登録された翌年、アルゼンチン内の4施設も同じく登録され、まとめて一つの物件となりました。
17世紀から18世紀にかけてイエズス会によって築かれた集落遺跡で、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレートは最古の現存するイエズス会伝道所としても知られています。
コルドバのイエズス会管区とエスタンシアス
コルドバに入植したイエズス会が建造した集落の跡です。イグレシア・コンパーニャ・デ・イエズス教会を代表する、ヨーロッパと南米の文化が融合した教会建築が特徴で、国内最古の大学や中等学校、住居などもあります。
1767年のイエズス会退去命令により、放棄されましたが、この歴史と時代を例証するものとして2000年に世界文化遺産に登録されました。
アンデス道路網、カパック・ニャン
ペルー、エクアドル、コロンビア、ボリビア、アルゼンチン、チリの6カ国で共同登録されている世界遺産です。インカ帝国が支配した海岸砂漠地帯とアンデス高山地帯を繋ぐ道路網で、全ての道路を合わせると6万キロにも達すると言われています。
情報の伝達や、王の移動ルートとして使用されており、元々あった道路がインカ帝国によって大きく広げられたものです。2014年に世界文化遺産に登録されました。
ケブラーダ・デ・ウマワーカ
南米のグランド・キャニオンとの別名も持つ、雄大な大自然の景観を持つ渓谷です。岩の鉱物によって様々な色合いが見られることから七色の丘とも呼ばれています。
この一帯はスペインに侵略されるより前からアンデス高地との交通の要となっていた地域と言われており、かつてよりの文化と植民地時代の文化を伝える例証として、2003年に世界文化遺産に登録されました。
まとめ
いかがだったでしょうか。日本からアルゼンチンへの直行便はないため、多くの場合アメリカ経由になります。所要時間は乗り継ぎを含めると26~30時間程度ですので、たっぷりと時間を確保して行かれることをおすすめします。