旅好きの人は、やはり世界一周に憧れがあると思います。そんな中には、ディズニー好きの旅人もいるのではないでしょうか。ということは、ディズニーを中心に世界一周すればダブルで楽しめちゃうと思いませんか?
つい先日の6月16日には上海ディズニーランドが開園したので、ディズニーを中心に世界一周するには良いタイミングだと思います。今回は世界中のディズニーリゾートを中心に世界一周する際のルートを考えてみました。
ルートを決める
ディズニーを中心に考えるとテーマパークがある上海、香港、パリ、ロス、オーランドの5都市はマスト。
忘れられがちですが、ハワイにあるディズニーリゾートも行かねばなりません。ディズニー中心だと通常の旅行よりもお金がかかることを忘れずにルートを考える必要がありそうです。
というわけで、今回は一応このようなルートを考えてみました。
日本→上海→香港→タイ→インド→クロアチア→イタリア→フランス→スペイン→ブラジル→ボリビア→ペル→アメリカ本土→ハワイ→日本。
クロアチア以外のヨーロッパ3カ国とアメリカ以外は比較的物価が安く、ザ・世界一周的な国を選んでみました。
アジア編
<日本>
まずは日本の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーです。
東京ディズニーランドは、アメリカ以外で初めて出来たディズニーテーマパーク。1983年4月15日に開園しました。
テーマパークとしては、アメリカフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにあるマジックキングダムに次いで世界第2位の来場者を誇ります。
ちなみに日本にあるディズニーリゾートの運営はアメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーではありません。
日本にあるディズニーは、世界のディズニーリゾートの中で唯一ライセンス契約となっており、経営は株式会社オリエンタルランドのため、ディズニーの資本は入っていません。
東京ディズニーランドの大成功によって、ディズニーはアメリカ以外の国や都市に目を向けるようになりました。
東京ディズニーランド開園10周年の記念式典の際には、当時のウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOであるマイケル・アイズナーは東京ディズニーランドをライセンス運営にしたことを「史上最大の失敗」と冗談めかして語っています。
ちなみに外国人に方々には東京ディズニーシーのほうが人気があるようです。
<上海>
2016年6月16日に中国の大都市上海に中国人待望の上海ディズニーランドが開園しました。
世界第2位の経済大国である中国本土初のディズニーパークというところがポイントです。
これで偽物のディズニーパークもなくなりますね。チケット代は中国人の平均給与から比較すると高めに設定されています。
香港も中国ですが、中国本土ということが中国人の方々にとっては非常に大きな意味を持つようです。
実際はなかなか工事が進まなかったり、数回のアトラクションの改修、費用の高騰などで開園するまではかなり問題があったようです。
やはりマナーも問題視されています。しばらく運営状況を見守るのも良いのですが、中国らしいカオス感をディズニーで体感するのも面白いかもしれません。
<香港>
2005年9月12日にアジアで2番目のディズニーテーマパーク、香港ディズニーランドとして開園。
ウォルト・ディズニー・カンパニーだけではなく、誘致を行った香港政府が約半分の費用を出資しています。
場所はランタオ島北部のペニー湾で、香港国際空港から地下鉄で約20分と交通の利便もよくなっています。
主に中国本土とマカオからの観光客をターゲットにしていて、発展を続ける東南アジア諸国からも観光客を誘致するため、チケットの価格は比較的抑えになっています。
開園からの数年間は予測されていたよりも入場者数は下回っていましたが、2012年には初めて黒字になりました。
<タイ>
photo by Jun Negishi
photo by Jun Negishi
日本人だけなく外国人にも人気のタイにも立ち寄りたいですよね。微笑みの国とも言われています。バンコク、パタヤ、プーケットなど人気の都市も多いです。
また、物価が安く長期滞在にも向いているので実際に世界一周された方も思ったよりも長く滞在したり、1度タイを離れてからまたタイに戻ったという人も多いようです。
友人がタイ航空のCAをやっていたのですが、タイは本当に住みやすい国だと言っていました。国民は優しい人が多いし、ご飯は安くて美味しいし、と。
1つ覚えておく必要があるのは不敬罪があるということです。不敬罪とは国王、王妃、王位継承者あるいは摂政に対して中傷及び侮辱する者、あるいは敵意をあらわにする者は何人も3年から15年の禁固刑に処分するという法律です。
現在の国王であるプミポン国王はタイ国民からの人気が凄いです。友人にも冗談でも国王の悪口を言ったらダメだと忠告されました。
<インド>
この国もやはり1度は訪れたほうが良いかもしれません。多くの旅人たちがそう語っているのは有名ですよね。
エジプト、モロッコと共に世界3大ウザイ国とも言われていますが、世界一周やバックパッカーの方々には絶大な人気を誇っています。
みんなとりあえずインドに行くって言っているような気がします。特に目的は無く、とりあえずインドという声も多く聞きます。
インドに行くということが、一種の世界一周やバックパッカーのステータスになっているような気がします。
タージマハルやガンジス川などの観光地もありますが、インドの実際の暮らしを体験して、悟りを開くという楽しみ方もいいのではないでしょうか?
ただ治安的な不安があるので、特に女性の方は注意が必要ですので常に気をつけましょう。
あなたもインドで「人生観が変わる旅」を体験をしてみませんか?
ヨーロッパ編
<クロアチア>
ヨーロッパもかなり国が多く、魅力も様々でどこを訪れるか非常に悩むところですが、最初の国はクロアチアを選んでみたいと思います。
東ヨーロッパということで、EUに加盟していますが通貨はユーロではなくクーナを使用しています。
ユーロ圏の国と比較して物価が安いのがプラスです。また、アドリア海に面しているので美味しいシーフード料理を安く堪能できます。首都はザグレブです。
1991年に旧ユーゴスラビアから独立したのですが、ドゥブロヴニクの旧市街は1979年に世界遺産に登録され、その街並みはアドリア海の真珠と評されるほどの絶景です。
ジブリの名作映画「魔女の宅急便」のモデルになった街とも言われています。この風景を見るためだけに訪れる価値があると言われています。
<イタリア>
やはりイタリアも行ってみたいという人は多いのではないでしょうか。ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ベネチアなど魅力溢れる観光都市が本当に沢山あります。
食とファッションでは世界でもトップクラスの人気を誇ります。確かにオシャレな人は多かったです。食べ物ではローマで食べた約2ユーロのトリュフパンが美味でした。
ローマは世界遺産も多く、映画「ローマの休日」のファンとしては最高に楽しめました。
また、ヴェローナには「ロミオとジュリエット」のジュリエットのモデルになったと言われる女性の家があったり、フィレンツェは日本映画「冷静と情熱のあいだ」のロケ地としても有名になりました。
ベネチアのゴンドラから眺める街並みの美しさに心踊り、運が良ければピサの斜塔に登り、ミラノではドゥオーモの荘厳さに感激するも良し。本当に観光どころ満載のイタリアです。
カトリックの総本山で世界最小の国バチカン市国も忘れずに行きましょう。
ローマからすぐに行けます。むしろローマの中にあると言えるかもしれません。
<フランス>
フランスにはパリ、マルセイユ、ニース、ストラスバーグ、ボルドー、リヨン、カンヌなど多くの有名都市があるので、何処にどのくらい滞在しようか悩んでしまいます。
モナコ公国にも行けちゃいますしね。ですが、ディズニーを楽しむことも忘れずにしましょう。
ディズニーランドパリは、1992年4月12日にヨーロッパ初のディズニーテーマパーク、ユーロディズニーランドとして開園。
2002年3月16日に2つ目のテーマパーク、ウォルトディズニースタジオパークが開園し、ユーロディズニーランドはディズニーランドパークに改名しました。
全てのディズニー施設を含めてディズニーランドパリと呼ばれています。1年間1000万人以上の来場者がいながら、収益面で慢性的な赤字のようです。
また、実際はパリではなく、パリ近郊の都市マルヌ=ラ=ヴァレにあります。これは実際は千葉にある東京ディズニーリゾートと同じような感じですね。
海外のディズニーパークには日本のディズニーに無いものがあります。
ディズニーランドパリには2007年に公開されたピクサー映画「レミーのおいしいレストラン」をテーマにしたアトラクションがあります。