ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

浅草の伝統、寄席。落語や漫才だけでなく、コントや手品などが楽しめる場所として明治から続く歴史ある劇場が、浅草にあります。お笑いの登竜門とされた演芸劇場は、今も毎日演者が舞台に立ち続けています。

そんな浅草の寄席を楽しむためのコツやルール、浅草で訪れたい2つの劇場をご紹介します。

寄席とは

寄席は、落語だけでなく、漫才、漫談、手品など、お笑いなど、バラエティー豊かなプログラムで行われます。

今でこそ、吉本興業が大阪の「なんばグランド花月」や新宿の「ルミネtheよしもと」などで行われている漫才やコントなどが有名ですが、浅草の寄席はそれよりずっと前、明治時代から続く伝統あるエンターテイメントです。

浅草の寄席を鑑賞する人は50代以上が多いですが、出演している演者は若手も多く、なかなかテレビでは観られないお笑いを体験できる場所です。

寄席は一ヶ月のうち、上席・中席・下席と10日間ずつ区切られており、それぞれ公演スケジュールが変わります。基本的には365日年中無休。場所によっては午前・午後の部が分かれているので、事前にスケジュールをチェックしましょう。

寄席の楽しみ方

寄席はスケジュールを把握しておけば、予約不要で楽しめます。チケットは当日、劇場のチケット売り場で購入する必要があり、座席は指定ではありません。好きな席で好きなように見ることができます。

寄席の良さは、非常に舞台が近いこと。こじんまりとしており、舞台から離れた席でも寄席を楽しむことができます。

一回の公演は4時間前後、途中入場・退場が可能ですが、再入場はできません。演者さんの持ち時間は一人10分程度ですが、話上手な演者さんが多く、4時間があっという間に終わってしまいます。

寄席の最大の魅力は、お客さんと演者さんの距離が近いこと。私もびっくりしたのですが、漫才中に気に入った演者さんに「おひねり」をあげたり、お酒やお菓子などの差し入れを直接渡している人もいました。

生で見る寄席は、演者さんの空気感や間が体感できるので、テレビの前で見る漫才や落語とはまた違った楽しみが味わえますよ。

寄席で覚えておきたいルール

初めて寄席を見にいきたいという人も多いですよね。代表的な寄席のルールを3つご紹介します。

ドレスコードはなし

寄席にドレスコードはありません。寄席は365日行われているので、いつでも気軽に足を運べて楽しめます。持っていかなければいけないものも特にないので、劇場内のチケット売り場でチケットを買って中に入りましょう。

飲食物の持ち込みは可能だが、アルコール類の持ち込みはNG

寄席は、飲食物の持ち込みが可能となっています。お昼12時〜13時頃始まり、16時〜17時前後に終了することが多く、お昼を食べないまま公演に向かう人も多いでしょう。後ほど紹介しますが、浅草周辺にはたくさんの食べ歩きグルメがあります。

しかし、アルコール類の持ち込みはNG。どうしても飲みたい場合は、各劇場にある売店で購入できます。

途中入場・退場が可能

寄席では、途中入場・退場が可能。入退場は演芸と演芸の間にするのがマナーです。しかし、再入場はできかねるので、しっかり準備をしていきましょう。途中、「仲入り」という10分間の休憩があります。お手洗いはかなり混み合うので、できるだけ早めに行くのがおすすめ。

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桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

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