ライター
Yuri フォトグラファー

世界をパステル調に撮影することが好き。カラフルな景色や歴史ある建物を求め、カメラを持って旅に出ます。 得意分野は、ヨーロッパの可愛い風景。 実際に旅した情報や、撮影の工夫について、記事を書いています。 SNS・ブログでも、旅やカメラについて発信中。

壮大な火山群に、美しい緑が広がる草原。雄大な自然を肌で感じられる熊本県阿蘇市は、日本なのに異国情緒が漂う、不思議な場所です。

広い空間を贅沢に楽しむことができるので、人の密集を心配する必要もありません。

どこを切り取っても映画のワンシーンのような美しい景色に、何度も心を射抜かれた旅。夢中でシャッターを切り続けた初めての阿蘇を、写真とともに紹介します。

曇り空を横目に、阿蘇旅をスタート


前日までに現地に到着し、今日は一日阿蘇を満喫する予定。阿蘇駅付近のホテルからレンタカーに乗って、出発です。

スカッとした青空のもとで、絶景写真を撮ろう!と意気込んでいたのですが、この日はあいにくの曇り空。天気予報とにらめっこしながら、まずは南阿蘇方面を目指して車を走らせます。

車の窓から見える空はどんより曇り。天気予報もずーっと曇り。

「これ、晴れないんじゃないの……?」という不安を胸に抱えながら、1つ目の目的地である草千里ヶ浜を目指します。

一瞬の美しさに出会えた、草千里ヶ浜


出発から約20分で、草千里ヶ浜に到着。「移動している間に晴れるかも」という淡い期待を抱いていましたが、空は変わらずの曇天です。

朝9時の草千里ヶ浜。曇天でも美しい場所には変わりないですが、やっぱり青空がいいですね。

平日、しかもこの天気ということからか、誰もいません。いるのは、少し離れたところに固まっている馬たちだけ。


草千里ヶ浜って、馬が歩いているイメージがあったのですが、時間帯が決まっているのでしょうか。私たちが行った時間帯は、しっかり手綱につながれていました。

「青空が広がる草千里ヶ浜の写真は撮れないかな」と諦めかけたそのとき、遠くの雲に隙間ができて、空が見えてきました。

しばらく待っていると、山の上の雲もどんどん取れていき、数分前と同じ場所とは思えないほどの青空が。


太陽の光を浴びた草原はきらきらと輝き、しっかりと姿を現した中岳の壮大さに目を奪われます。

あまりの美しさに時間を忘れて見入ってしまいそうになりましたが、すぐ近くには雲がたくさん。風も強く、どうやらこの晴れ間は一瞬のようです。


結局青空が見えたのは、数分の間のみ。写真は十分撮れましたが、また空は分厚い雲に覆われることとなりました。

まさに一瞬の出来事。「ラッキーだったね」と言葉を交わしながら、次の目的地へ出発します。

■詳細情報
・名称:草千里ヶ浜
・住所:〒869-1404 熊本県阿蘇市 草千里ケ浜
・地図:
・アクセス:阿蘇駅から車で約20分
・所要時間:約30分~1時間
・公式サイトURL:https://kumamoto.guide/spots/detail/210

レトロなCMロケ地を訪れて


辿りついたのは、小さな無人駅。

この場所に見覚えがある方もいるのではないでしょうか?駅だけ見ても思い出せないかもしれませんが、この自動販売機を見るとピンと来る方も多いのでは。


そう、ここ見晴台駅は、「午後の紅茶」のCMロケ地なんです。自動販売機の中身がすべて午後の紅茶であることにクスっとしながらも、まんまと買ってしまいました。

田舎の中にポツンとある、レトロな駅舎。ロケ地に使われることも納得のかわいさです。


駅のホームからはのどかな景色が見渡せて、レモンティーを飲みながら感じる風は、最高に心地いい。ここが駅だということを忘れてしまうほど、素敵な場所でした。

■詳細情報
・名称:見晴台駅
・住所:〒869-1501 熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字両併
・地図:
・所要時間:約30分
・公式サイトURL:http://www.mt-torokko.com/information/route/miharashidai/

阿蘇で絶対に食べたい、あか牛丼とソフトクリームをランチに


そろそろお昼どきということで、阿蘇グルメをいただきに、阿蘇駅周辺まで戻ります。

熊本といえば馬刺しが有名ですが、ぜひランチで食べてほしいのが「あか牛丼」。阿蘇の草原で育ったあか牛のステーキを、ごはんの上にたっぷり乗せていただく「あか牛丼」は、阿蘇の人気グルメのひとつ。

阿蘇周辺には、あか牛丼を扱うお店がいくつもあるので、食べ比べをするのもおすすめです。今回私たちは「ごとう屋」というお店でいただきました。

ジューシーなお肉の味が口いっぱいに広がる、至福のひととき。柔らかいお肉とごはんの相性もよく、あっという間に完食しました。

■詳細情報
・名称:あか牛丼専門店 ごとう屋
・住所:〒869-2612 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3075-1
・地図:
・アクセス:阿蘇駅から車で約10分
・定休日:火曜日
・電話番号:0967-22-5080
・公式サイトURL:https://gotouya5108.therestaurant.jp/

ランチの後は、デザートにソフトクリームをいただきます。阿蘇牧場のミルクで作られた「絶品濃厚ソフトクリーム」。


その名の通り、濃厚な味とさわやかな甘さが口いっぱいに広がる、期待以上のソフトクリームでした。

■詳細情報
・名称:shop&cafe zen
・住所:熊本県阿蘇市内牧1287 阿蘇プラザホテル
・地図:
・アクセス:阿蘇駅から車で約10分
・営業時間:9時~18時
・定休日:火曜日
・公式サイトURL:http://zen-cafe.jp/

絶景スカイラインをドライブ


ランチを済ませたら、いよいよ絶景が見える展望スポットへ向かいます。

空は相変わらず、曇り優勢の時々晴れ。見晴らしのいい方向が晴れることを祈りながら、車を走らせます。

阿蘇山沿いの道は開放感にあふれ、車窓から見える景色はまるで絵画を見ているよう。のんびり過ごす牛や馬に出会ったり、遠くに見える街の様子を眺めたり。日本なのに、どこか違う国を旅しているような感覚に夢中になりながら、ドライブは進みます。


余談ですが、田んぼに水が張られる季節は、いくつもある田んぼに太陽が反射して、きらきらと輝く田園風景が見られるのだとか。その時にもう一度訪れたいな、なんて考えていると、いつの間にか目的地に到着しました。

西湯浦園地 北山展望所は、まるで空へ続く展望台


訪れた場所は、西湯浦園地 北山展望所。

阿蘇の展望スポットの中でも小さな場所ではありますが、その壮大な美しさは、他を凌駕するのではないでしょうか。少なくとも私は、阿蘇の旅で最も感動した場所です。

小さな展望台から見渡す阿蘇の姿は、写真で見るよりも何倍も美しく、この場所の壮大さを肌で感じることができます。

遠くから展望台を撮影すれば、まるで空に続く展望台に立っているような写真が撮れます。映画やアニメで見るような異世界に、ただただ感激するばかりでした。


展望台だけでなく、近くに広がる何気ない場所で撮影しても、この景色。 阿蘇の魅力は計り知れません。

■詳細情報
・名称:西湯浦園地 北山展望所
・住所:〒869-2304 熊本県阿蘇市西湯浦1452
・地図:
・アクセス:阿蘇駅から車で約30分
・所要時間:約30分

大観峰では、スケールの大きすぎる絶景が目の前に


いよいよ阿蘇で一番の絶景が見られると噂の、大観峰にやってきました。

全体的に人が少ない平日の阿蘇ですが、ここは定番スポットということもあり、他よりも観光客が多め。それでも敷地自体が広いので、まったくと言っていいほど密とは無縁の場所でした。

見渡す限り広がる大草原。まるで海外の写真を見ているような、なだらかな緑が織りなす景色。

日本なのに、日本ではない。大観峰からの風景を見ていると、どこか違う時代にタイムトリップしたような、不思議な感覚を覚えます。


見つけた草原に入り込むだけで絵になる阿蘇。あいにくの曇り空でしたが、雲の割れ目から少し光がさしていて、これがさらに幻想的な雰囲気を作り出してくれます。

晴れにこだわっていましたが、曇を活かして撮影するのもおもしろいですね。

「圧巻の絶景」という言葉は、阿蘇のために作られたんじゃないかと思ってしまうほど、どこを切り取っても壮大な絵になる場所。「もっとこの場所を知りたい」「また来たい」。遠くに見える阿蘇の田園風景を眺めながら、何度も心の中でそう唱えた一日でした。

■詳細情報
・名称:大観峰
・住所:〒869-2313 熊本県阿蘇郡阿蘇町山田2090-8
・地図:
・アクセス:阿蘇駅より車で約20分
・所要時間:約1時間~2時間
・公式サイトURL:https://kumamoto.guide/spots/detail/211

映画のワンシーンのような、壮大な景色に会いに行こう


初めて訪れた阿蘇は、想像の何倍もスケールが大きく、心に残る感動を与えてくれました。

映画の舞台のような壮大な景色はもちろん、美食や人の温かさなど、あらゆる側面から旅の幸せを感じることができる場所、阿蘇。日々の嫌なことは忘れて、阿蘇の自然へ飛び込んでみませんか。

開放感あふれる阿蘇で旅をすれば、どんな方でもリフレッシュできるはずです。

All photos by Yuri

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