こんにちは、もりなつです。タイというと「微笑みの国」や東南アジアの仏教国としても知られていますよね。その歴史を物語るかのようにバンコクを中心に寺院や建築物などの遺跡が点在しています。
中でも今回、歴史を知った上で訪れていただきたいのが、古都アユタヤ。遺跡が多く残されていて世界遺産にも登録されています。
そんなアユタヤの歴史や、有名な遺跡をご紹介するので、これからアユタヤを訪れる方は必見です。
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世界遺産に登録された古都アユタヤってどんなところ?
photo by もりなつ
アユタヤは、バンコクから車で北に約2時間ほどのところに位置している遺跡群です。アユタヤ王朝の都として、1350年から400年間ほど栄えていました。
チャオプラヤー川とその支流に囲まれた地形を生かし、17世紀初めにはヨーロッパと東アジアを結ぶ国際貿易都市として繁栄。日本人町も誕生し、日本とも深いつながりがあったのです。
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しかし、その後隣国のビルマ(ミャンマー)からの度重なる攻撃により、アユタヤ王朝は滅亡し、建造物や仏像などは破壊されてしまいました。ほとんどの寺院は廃墟となりましたが、一部は今も原形をとどめています。
1991年にはユネスコ世界遺産にも登録され、417年間にわたるアユタヤ王国の歴史を見ることができます。
続いて、アユタヤに来たら、アユタヤ大国の歴史を垣間見られる、絶対に見逃せない遺跡5選を紹介します。それぞれの遺跡に歴史があるので見逃さないでくださいね。
ワット・プラ・シーサンペット
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ワット・プラ・シーサンペット(Wat Phra Si Sanphet)は、もっとも重要な寺院と言われている王室守護寺院で、アユタヤ歴史公園内にあります。3つある塔にはアユタヤ王朝のうちの3人の王の遺骨が納められてます。
そして、当時は16mの黄金仏があり、その黄金仏の名が「プラ・シーサンペット」といい、この遺跡の名。
ビルマとの交戦で破壊されてしまいましたが、戦後に修復が施されたものもあり、現在の姿まで復活しました。当時のアユタヤ建築の面影が残った貴重な遺跡です。
・名称:ワット・プラ・シーサンペット(Wat Phra Si Sanphet)
・住所:Pratu Chai Sub-district, Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000 タイ
・地図:
・アクセス:アユタヤ市内からトゥクトゥクで数分
・営業時間:8:00~17:00
・定休日:なし
・料金:拝観料50バーツ(約180円)
ワット・マハタート
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木の根の間に埋め込まれた仏像が印象的な、ワット・マハタート(Wat Mahathat)。建設には諸説ありますが、13世紀の重要な寺院の1つ。
頭部のない仏像や崩れ落ちたレンガの壁や礼拝堂の土台のみが残っているなど、廃墟と化してしまった寺院はビルマ軍の侵略を物語っています。
修復の際には、塔の跡から黄金仏や宝飾品などが多く発見され、現在は「チャオ・サン・プラヤー国立博物館」に展示されています。
・名称:ワット・マハタ―ト(Wat Mahathat)
・住所:Naresuan Rd, Tha Wasukri, Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000 タイ
・地図:
・アクセス:アユタヤ市内からトゥクトゥクで数分
・営業時間:8:00~17:00
・定休日:なし
・電話番号:+66 35 322 685
・料金:拝観料50バーツ(約180円)
ワット・チャイ・ワタナラーム
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24代王・プラサートトーンが亡くなった母をしのんでチャオプラヤー川の西側に建設された寺院がワット・チャイ・ワタナラーム(Wat Chai Wattanaram)です。
建築様式がカンボジアにあるアンコールワットに似ていることから、カンボジアとの戦争に勝利したことを記念して作られたという説も。
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現在では、アユタヤで最も美しい寺院遺跡の1つと言われ、特に夕暮れ時に見るのが美しいスポットとして人気を集めています。
・名称:ワット・チャイ・ワタナラーム(Wat Chai Wattanaram)
・住所:Ban Pom, プラナコーンシーアユッタヤー アユタヤ県 13000 タイ
・地図:
・アクセス:アユタヤ市内からトゥクトゥクで20分ほど
・営業時間:8:00〜18:00 ライトアップ時間:19:00〜21:00
・定休日:なし
・料金:拝観料50バーツ(約180円)