ライター
西嶋 結 ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

アゼルバイジャンの治安

photo by 西嶋結

バクーの治安は良好です。一部をのぞき、バクーを含むアゼルバイジャンの大部分は、外務省によると「レベル1(十分注意してください)」となっています。

しかし私自身、バクーを歩いていて危険を感じたことはありませんでした。外国人だからといってジロジロ見られるなんてことも経験していません。バクーの中心部は常に人通りがありますし、夜に外を歩いている女性や子どもも多く目にしました。

もちろん日本とは違うので、スリや置き引き、ぼったくりなどには十分注意するようにはしていました。

 

アゼルバイジャンの物価

photo by 西嶋結

アゼルバイジャンに行ったことがあるバックパッカーは決して多くないようですが、どうやらその理由のひとつに物価の高さがあるようです。私が訪問したとき(2018年3月)には、たしかにアジア諸国よりは少々高いかなという程度でした。

日本や西欧諸国ほど高くはありませんが、「こんなに安いの!」と驚くほどの安さではありません。500mlの水が本60~80円くらい、庶民的なレストランでは500円~700円くらいを想定しておけばいいでしょう。

実際に行くとよくわかると思うのですが、アゼルバイジャンはオイルマネーで潤っている国です。食事もホテルもピンキリで、豪華なところはとことん豪華でした。

 

アゼルバイジャンの美味しかった料理や食べ物

photo by 西嶋結

地理的に、アゼルバイジャンの料理はロシアやトルコ、イランなどの影響を受けているそうです。ここは世界三大料理にランクインしているトルコ料理を選ぶことにしました。

おすすめは、Fountain SquareのすぐそばにあるDolma Restaurant。トリップアドバイザーのランキングが高かったこと、アクセスが良かったことから選びました。ケバブやアイランなどのトルコ料理をリーズナブルに楽しむことができました。

店員さんのサービスもよく、レストランの内装もアゼルバイジャン風です。女子は絶対にときめくお店だと思います!

 

アゼルバイジャンのエンターテイメントやアクティビティ

私は行けなかったのですが、バクーの近郊にゾロアスター教の寺院があります。バクーから20kmほどの距離で、バスで行くことができます。

ゾロアスター教を調べてみると、世界最古の宗教のひとつであること、ゾロアスター教(拝火教)の名前のとおり火を神聖視することなど、おもしろい情報がたくさん出てきます。中二病の男子が喜びそう……。

バクー近郊にある寺院はアテシュギャーフ拝火教寺院という名前で、常に火が燃え続けているそう。

 

アゼルバイジャンのナイトライフ

決して数は多くないようですが、中心地にはバーやパブがあります。

ですが夜の過ごし方としてむしろおすすめなのは、バクーのシンボル・フレームタワーのライトアップを眺めること、ロープウェーからバクーの街並みを見下ろすことです。

 

アゼルバイジャンのお土産

photo by 西嶋結

アゼルバイジャンのお土産でおすすめなのが、お茶です。アゼルバイジャンはお茶文化のようで、地元のスーパーに行くと、びっくりするほどたくさんの種類のお茶が売られていました。私は会社へのおみやげとして、お茶のパックが大量に入っている箱をひとつ買いました。パッケージもかわいいし、コンパクトでかさばらないのでおすすめします。

また旧市街を歩いていると、絨毯屋さんだらけでした。アゼルバイジャン風の模様がかわいいものもたくさん。値段と荷物の容量さえ許せば記念に購入してもいいかもしれません。

 

アゼルバイジャンのビザ

空路入国であれば、日本人はアライバルビザを取得できます。ビザカウンターで名前などの必要事項を記入した紙を提出するだけ。しかも発行は無料で、カウンターが空いていれば5分も待たずに受け取れます。

 

アゼルバイジャンの基本情報(首都、通貨、言語、宗教、時間帯など)

首都:バクー
通貨:マナト
言語:アゼルバイジャン語
面積:8万6,600平方キロメートル
人口:990万人
宗教:イスラム教シーア派
時間帯:日本より-5時間
気候:大草原気候

 

アゼルバイジャンへの行き方(日本から行った場合)

日本から直行便はないため、モスクワやドバイなどで乗り継ぎ。

 

アゼルバイジャンにある有名な世界遺産

ゴブスタンのロック・アートと文化的景観

ゴブスタンのロック・アートと文化的景観

photo by Tony Bowden

ゴブスタンのロック・アートと文化的景観

photo by Bruno Girin

アプシェロン地区、ガラダフ地区、ジンフィンダシュ山・ベユクダシュ山・キチクダシュ山のある地区の3つからなる高原にある巨石群。1930年代に、ここで約6000年前に描かれたとされる岩石画が60万点以上も発見されました。

人間の他、野生動物や葦舟、太陽など描かれているものは大変幅広い種類に及びます。2007年に世界文化遺産に指定されました。

 

最後に一言

バックパッカーが意外と行かないアゼルバイジャン。正直なところ期待はしていなかったのですが、「1泊じゃなくてもっとゆっくり滞在すればよかった!」「むしろ住みたい」「旅友にもすすめたい」と思うほど素敵な国でした。アジアの雰囲気とヨーロッパの雰囲気の両方を味わうことができ、アジア人にとっても居心地のいい国です。

イランやウズベキスタンに行くとき、ちょっと足をのばしてアゼルバイジャンにも訪れてみませんか?

ライター
西嶋 結 ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

RELATED

関連記事