・使わないものは下に詰める
→当日使わない着替え、シュラフなど
・使用頻度の高いものは上に詰める
→雨具やカメラなど
・重たいものは背中に近い上部(肩のあたり)に詰める
→テント、調理器具(調味料)など
※歩行時に前かがみになることで重い荷物が体の軸に乗ると軽く感じる
※逆に重い荷物が背中から離れていると、常に後ろに引っ張られる感覚になる
・左右の重量バランスはできるだけ均等になるように荷造り
→重さが偏ると無駄に疲れる
・縦長になるようなイメージでバランスを整えながらバックルをキツく締め込む
→横広の荷造りやストラップの緩みは、歩いていてフラつくので疲れやすくなる
この基本を忠実に再現すると、かなり歩きやすくなり、疲れにくくなります。
背負い方
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大きなバックパックは重量にして10kg〜20kgになることも珍しくありません。不用意に担げば荷物落下や自身の転倒に…まず台や膝に乗せてからショルダーストラップに腕を通し、ユックリ担ぎましょう。
下ろすときは反対の流れです。
ストラップの締め方
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ストラップの締め方も順番があります。
1.ショルダーストラップ(肩ヒモ)
2.ウエストストラップ(腰ベルト)
3.ロードリフトストラップ(肩ヒモと本体を密着させるヒモ)
4.スタビライザーストラップ(腰ベルトと本体を密着させるヒモ)
5.チェストストラップ(両肩ヒモ同士を胸で交差して留めるヒモ)
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価格の安いものや、機能が中途半端なものは上記 5つのストラップが揃ってないことがあります。そうすると荷重が体のどこかに集中し、快適性が大きく損なわれます。ストラップの中でも特に大事なのが実はウエストストラップ。ウエストストラップを腰骨に乗せて、その後締め込みます。
そうすることで、肩への負担を大きく減らせます。バックパックは腰で背負え!こうしないと重いバッグで肩が崩壊します。間違ってもウエストストラップがヤワなモデルは買ってはいけません。
オプション
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個人的にバックパックの旅に便利なオプションを紹介します。
ポケット
サイドポケットやウエストストラップのポケットは便利です!外付けポーチもあり。
小分け袋
アイテムごとに小分けすると整理できて梱包しやすいです。壊れやすい物はハードケースを用いたり、圧縮袋でコンパクトにしたりと梱包を工夫する人もいます。
インナー
バックパックは性質上、背中に汗をかき、体力を消耗します。そこで、服装を工夫する手段もあります。汗を吸収しすぐに乾かしてくれるナイロン生地の高機能インナーが快適なのでおすすめです!
ザックカバー
ナイロンなど撥水生地を使って耐水を謳うモデルもありますが、バックパックは多くの生地が複雑に縫い込まれているので完全防水は不可能に近い(どうしても縫い目から浸水する)です。そこで必要なのがザックカバーです。雨が降ったらすぐ被せましょう(ザックカバーがポケットに仕組まれているモデルもあり)
スケートボード
スケートボードは最強のモバイルアクセスです!電車でも飛行機でも持ち込め、バックパックにも収納もできます。両手が自由になるメリットはバックパックと同じ発想で◎。海外で1本持ち歩いているだけで友達もスグできます。ただし不慣れな状態では絶対に乗らないこと!
ポリカーボネイト製ボトル
バックパックを背負って歩くと喉が乾くので、サイドポケットに水分は必須!個人的にはアルミではなくポルカーボネイト製が重いバッグの下敷きになっても歪まないのでオススメです!
まとめ
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以上、バックパックにまつわる使い方でした。イチバン肝心なのは、分かったつもりで買わない、間違った状態のまま使わないこと。正しく使えば想像以上に軽く感じて疲れません!
そして上記のひとつひとつの機能の積み重ねが価格の差になります。ブランド代で価格が水増しされていることもありますが、やはり良いものは高いぶん機能が行き届いています。安易に値段で選ばないことです。
とりあえずで、中途半端なモデルを手に入れると、結局使い勝手が悪くて旅先で買い換えるハメになります。奮発してでも絶対に後悔しないモデルを手に入れましょう!そして、バックパックで自由とロマン溢れる旅をしましょう!