ライター
Jyaiko カタール在住/約100ヵ国渡航

横浜生まれ中東育ち。現在はカタール在住。今まで住んだことのある国はエジプト、アメリカ、カタール。人生の約半分は海外暮らし。高所恐怖症で飛行機も苦手なのに、旅がしたくてなぜか客室乗務員として空の上で働いている。現在行ったことのある国は約100ヵ国。興味あることは国際協力とモアイとラーメン。

絶景が目の前に広がる白砂漠

photo by pixta

クリスタルマウンテンから約30分ほど四駆の車を走らせると、段々と変わった形をした岩が見えてきます。そして砂漠の砂も白っぽくなってきて「白砂漠」に到着します!

 

バハレイヤ・オアシスの語源となっている「バハル」という単語はアラビア語で「海」という意味で、この白砂漠はもともと海の底でした。長い年月をかけて海水がなくなり、貝殻やサンゴが堆積して石灰岩となりました。

この白い砂や岩の正体はその石灰岩で、砂をじっと見ながら歩いていると貝殻の化石なども見つけることができます。

 

ここ白砂漠では面白い形をした奇岩を見ることができ、一番有名なのはマッシュルームとひよこ。以前は近くまで行くことができましたが、最近では柵が設置されているようです。

photo by Shutterstock

他にもエリンギや木や何とも表現できないような形をした岩など、他の惑星に来たかのような絶景が目の前に広がり、とても感動します。

また、ここで見る夕日は遮るものが何もなく、とても静かで美しく、自然の偉大さを体中に感じさせてくれます。

 

白砂漠で満点の星空の下キャンプ!

photo by Shoko_Jyaiko_Hidemi こんな絶景の中で今夜は一泊キャンプをします!

このバハレイヤ・オアシスのツアーの醍醐味の1つが、周りには何もない白砂漠でキャンプを張って寝泊まりするという体験。ドライバーさんが場所を見つけ、手際よくテントを張ったり絨毯を敷いたりして準備をしてくれます。

そして、キャンプファイヤーを炊き、そこで美味しいエジプト料理を調理してくれます。火の周りを囲みながら皆で温かい食事を美味しくいただきます。

 

辺りが真っ暗になると見えてくるのが満点の星空!次から次へと流れる流れ星と、180度のパノラマの星空は忘れることのできない思い出となるでしょう。

photo by Shutterstock

そして静かな砂漠のど真ん中で就寝し、明け方に朝日を見るために起床します。この水平線から少しずつ昇ってくる朝日と奇岩のコントラストがとても美しく、時間が経つのを忘れるほど。

朝日が昇りきった後は、ドライバーさんが用意してくれた朝ごはんを頂き、キャンプを片付けて車に乗り込み帰路につきます。

 

色々な砂漠の美しさを見ることができる、一生に一度の経験を

photo by pixta

いかがでしたか?言葉や写真ではなかなか全てをそのまま伝えることができませんが、実際に行ってみると、なぜ私がこのバハレイヤ・オアシスを心の底からオススメしたいかが分かると思います!

砂漠というと砂一面の世界を想像すると思いますが、このバハレイヤ・オアシスは黒砂漠、クリスタルマウンテン、白砂漠など、様々な特徴を持った地形をまとめて見ることができる場所。

砂漠のど真ん中で寝泊りをするキャンプと、そこで見ることのできる夕日と朝日、そして星空と静かな夜の雰囲気は、世界のどこでも味わうことのできないここだけの贅沢だと思います!

photo by Shoko_Jyaiko_Hidemi 朝日に照らされる白砂漠の様子。

エジプトにはたくさんの素晴らしい観光地がありますが、このバハレイヤ・オアシスに行くとまた違ったエジプトの魅力に気づくこととなるでしょう。

エジプトのことが大好きな私が、胸を張ってオススメできるバハレイヤ・オアシス。ここで一生忘れることのできない思い出を作ってきてほしいと願います。

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Jyaiko カタール在住/約100ヵ国渡航

横浜生まれ中東育ち。現在はカタール在住。今まで住んだことのある国はエジプト、アメリカ、カタール。人生の約半分は海外暮らし。高所恐怖症で飛行機も苦手なのに、旅がしたくてなぜか客室乗務員として空の上で働いている。現在行ったことのある国は約100ヵ国。興味あることは国際協力とモアイとラーメン。

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