皆さんこんにちは。海外へ行った時、この国へ行くなら別の国にも行ってみたい、もしくはいろんな国を効率よく周りたいと思ったことはありませんか?
島国である日本と違い、多くの国は陸続きになっており、交通機関と日程さえあれば1度の旅で複数国行くことができます。でも突然行くことは難しいなと思われている方も多いと思います。
今回は、タイのバンコクから陸続きで快適に安心して行けるシェムリアップについて紹介します。日本からだと飛行機でアジアの都市を経由して行く方法、もしくはタイのバンコクからバスで行く方法があります。
シェムリアップでの観光についても紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
陸路で国境越え。どうやってチケット買えばいいの?
バンコクからシェムリアップは飛行機の方が時間も短く、快適ですが私がバスを選んだ理由は、徒歩で国境を越えてみたいと思ったからです。
日本にいると国境を越える手段は飛行機か船のみ。自分の足で国境を越えることはまずできません。それがタイとカンボジア間ではできる!と思い、バスでの移動を選びました。
どうやってバスを予約しよう?ぼったくられたりしないかな?と不安がありましたが、滞在していたバンコクのカオサン通りの近くに、日本人の方が経営している旅行代理店がありました。
それが、サワディーアンコールツアーさんです。カンボジアへの入国ビザもこちらで対応していただきました。思い立ってカンボジアに行こうと思いついた時にとても助かる旅行代理店さんです。
・名称:Sawasdee Angkor Tour (サワディーアンコールツアー)
・住所:85-87 NewCH GUESTHOUSE, Ratchadamnoen Klang Rd., Bawornnivej, Bangkok 10200 Thailand
・地図:
・アクセス:カオサン通りより徒歩約3分
・営業時間:10時~19時(日本時間正午~21時)
・電話番号:FAX
タイ国内:02-280-2257
日本から:+66-2-280-2257
・公式サイトURL:https://www.kaosan.info
シェムリアップに到着。初日の夜はナイトマーケットへ
バンコクからシェムリアップはバスで約8時間。朝に出発して、到着するのは夕方です。そこから主要な観光スポットに行くより、次の日に向けて体力を残しておくことをオススメします。
しかし、せっかく来たのだから初日から楽しみたいと思っている方も多いはず。そんな時はナイトマーケットに足を運んでみてください。シェムリアップのナイトマーケットは、2つのエリアに分かれており、お土産ショップなどさまざまなお店が軒を連ねています。
毎晩音楽が鳴り響くバーや、マッサージのお店などお買い物以外の楽しみも充実しています。毎晩19時頃からにぎわうので、到着して荷物を置いて一息ついた後、足を運んでみることがおすすめです。
・名称:アンコール・ナイトマーケット
・住所:Angkor Night Market St, Steung Thmei Village, Sangkat Svay Dangkum, Siem Reap Town – Kingdom of Cambodia.
・地図:
・営業時間:18時〜23時頃まで
・定休日:無休
・電話番号:+855 93 800 811
・公式サイトURL:https://angkornightmarket.com
天空の寺院、プレア・ヴィヒア
カンボジアには3つの世界遺産が存在しています。サンボー・プレイ・クック(2017年世界遺産に登録)とカンボジアで一番有名と言っても過言ではないアンコールの遺跡群、そしてタイとの国境にある、山の頂上の寺院プレア・ヴィヒアです。
2日目の観光で、ゲストハウスのツアーを利用しプレア・ヴィヒアとベンメリアに行きました。
車でシェムリアップから向かうこと約4時間。天空の寺院プレア・ヴィヒアに到着です。チケットセンターでチケットを購入後、山頂行きの専用のバンに乗り換えます。
この理由は、プレア・ヴィヒアはタイとの国境にあり、領有権を巡って最近まで紛争があったため、一般の車と徒歩での入場は禁止されているからです。
現在は、国境を監視隊のみを残し緊張状態は和らいでいますが、国境付近の地雷は意図的に残されています。そのため無闇に森の中へ入らないようにしましょう。
参道は国境と反対に伸びているので、参道側へ行けばその危険はないので安心してくださいね。
そんなプレア・ヴィヒアは、山の斜面に沿ってあるため山頂までの道のりを登っていく形で観光することになります。5つの楼門を潜った後、山頂にたどり着きカンボジアの大地を見下ろせます。砂地でもあるため。歩きやすくて足が汚れない靴で行くことがベターです。
頂上にたどり着いた後は、頂上からの風景を撮ったり、岩場に腰掛けて風景を眺める写真を撮ったり、広角レンズのカメラで集合写真を撮ることもできます。
カンボジアで一番と言っていいほどの天空からの絶景。ここまで来ることができた人だけがみられる景色を、ぜひ堪能してくださいね。
・名称:プレア・ヴィヒア
・地図:
・アクセス:シェムリアップから約4時間
・営業時間:7時30分~16時30分
・料金:遺跡見学10USドル、チケットセンターからプレア・ヴィヒアまでの車両代25USドル
・公式サイトURL:なし
アンコール遺跡郡の一つ。森の中に眠る寺院ベンメリア
シェムリアップから東へ50キロ、世界遺産「アンコールの遺跡群」の1つベンメリア。11世紀末〜12世紀初頭に創建されたベンメリアは東のアンコールとも呼ばれています。
ベンメリアはスタジオジブリ製作の映画『天空の城ラピュタ』のモデルといわれていますが、スタジオジブリはベンメリアがモデルとは公言していません。
ただ、ベンメリアの雰囲気はその廃墟さからラピュタを想像します。私もつい、「バルス!」と言ってしまったり。ベンメリアは廃墟のまま修復されていないため、冒険家の気分を味わうことができますよ。
先ほど紹介したカンボジア内戦ですが、勃発していたのは今からわずか約35年前です。この内戦期間中多くのカンボジア国民が犠牲になり、そして多くの地雷が埋められました。カンボジアに行くと実感するのですが、あまりお年を召した方を見かけません。
これはカンボジア内戦の際に多くの国民(主に知識をたくさん持っていると思われた方)が犠牲になったためです。内戦終戦後、1992年にアンコール遺跡群として世界遺産に登録されましたが、このような経緯があり同時に危機遺産リストにも登録されました。
しかし現在では、懸命な修復作業や地雷の撤去などが進み、危機遺産リストを脱し人気の観光地になっています。
・名称:ベンメリア
・地図:
・アクセス:シェムリアップから約1時間30分
・営業時間:6時〜17時
・定休日:無休
・料金:5USドル
・公式サイトURL:なし
カンボジア最大の世界遺産アンコールワットとその遺跡群
カンボジアで一番有名な世界遺産といえば、国旗にも描かれているアンコールワットを有する、アンコール遺跡群です。シェムリアップのほとんどの宿では、アンコールワットのサンライズ・サンセットツアーが用意されています。
私はサンライズツアーに参加しましたが、朝日が昇ったと同時に目の前の池に反射するアンコールワットに、それはそれは目を奪われました。とても綺麗なので、訪れた方にはぜひ早起きして見ていただきたい景色です。
アンコールワットだけではなく、近くにはかつてのクメール王朝の王都とされたアンコールトム(クメール語で大きな都という意味)があります。ここには有名なバイヨンと呼ばれる寺院の他に、多くの遺跡が残されています。
どの遺跡もそれぞれ外観が異なり、散策も見るのも十分に楽しめる場所です。
さて、アンコールワットとアンコールトムを有する一帯を観光するためには、入場料を支払う必要があります。
入場料は37USドル(2020年8月現在)と少しお高いですが、アンコールワットやアンコールトムだけではなく、東洋のモナリザと呼ばれほど有名なるデバター(女神)像、があるバンテアイ・スレイなどシェムリアップ近郊のほとんどの遺跡に入場することができます。
アンコールワットを含め多くの遺跡群は寺院として機能している遺跡が多々あり、アンコールワットやアンコールトム内部にあるバイヨンでも、熱心な仏教徒が供えるお線香の煙が絶えません。
アンコール遺跡群をはじめ、プレア・ヴィヒアやベンメリアは寺院でもあり、カンボジアは日本と比べ宗教への信仰が篤い国です。そのため、観光地といえど宗教施設の側面もありますので、ハーフパンツや露出の多い服装は控えましょう。
・名称:アンコールワット
・地図:
・アクセス:シェムリアップ中心部からトゥクトゥクで20分
・営業時間:5時〜17時30分(チケットセンターも同じ)
・料金:37USドル
・公式サイトURL:なし
「フレッシュフルーツファクトリー」でマンゴーを堪能しよう!
シェムリアップ中心部、ナイトマーケットがあるエリアの近くに、フレッシュフルーツファクトリーというお店があります。日本人の方が営んでいるとってもおいしいカフェです。
こちらのお店は、日本ではあまり見かけないマンゴーを使ったメニューが多くあります。
シェムリアップに行くことを決めてから、ずっとこのお店に行くことを楽しみにしていました。カンボジアとタイに滞在していた時は、毎日欠かさずマンゴーをパクパク食べていたほど、マンゴーが大好きなのです。
日本だとお高くて、手がなかなか出せない果物ですよね。私はパンケーキを頼みましたが、横にコロンとあるマンゴーとマンゴーソースがかかったパンケーキが絶品!日本人経営者の方もとてもフレンドリーで、お話ししていて楽しいひと時を過ごすことができました。
店内の壁には世界中から訪れた方々のメッセージが書かれています。おいしいお料理と旅の記念に書いてみてはいかがでしょうか?
・名称:フレッシュフルーツファクトリー
・住所:#155, Taphul Road, Siem Reap, CAMBODIA
・地図:
・アクセス:パブストリートから徒歩7分
・営業時間:11時〜19時
・定休日:月曜日
・電話番号:081-313-900
・公式サイトURL:https://www.fruitcambodia.com
シェムリアップで歴史とおいしい食べ物を楽しもう
今回は、2泊3日で満喫できるシェムリアップの旅について紹介しました。ナイトマーケットでカンボジア土産を買ったり、日本ではあまり体感できない雰囲気を楽しんだり。
アンコール遺跡群やプレア・ヴィヒアにて、カンボジアの歴史や世界遺産の素晴らしさを感じたり。いろんな面でカンボジアを楽しんでみてくださいね!
All photos by Sae Yoshimura