Photo by Nitta Hiroshi
打って変わって女性的な優美な部屋に出ました。こちらの部屋はいろいろな名前が付けられましたが、「宴会場(Ballroom)」で落ち着くことに。人々が議論するサロンや音楽会に使われていたそうですよ。
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1880年代、こちらの大部屋は図書館として使われていました。その後、ハンティングの部屋になりました。現在は軍事に関連する紋章が取り付けられており、部屋の名前は「Hetmanhall」に変更されています。
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ロシアの宮殿ほどではないですが「金のホール」と呼ばれる部屋があります。ニャースヴィシュ宮殿は全体的に重厚な部屋が多いので、軽やかな雰囲気を持つ「金のホール」は珍しいような気がします。
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注目して欲しいのは天井部分。こちらはポーランド・リトアニアの紋章です。ベラルーシがロシアだけでなく、ポーランドやリトアニアの影響も受けていたことがわかる証です。
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お待たせしました。こちらが現在のハンティングルームです。昔はヨーロッパの特権階級がニャースヴィシュで狩りに励んでいた、とか。現在、ポーランドとベラルーシにまたがる森は世界遺産に登録されています。昔のように狩りはできないのでご注意を。
他にもまだまだ部屋はありますが、このあたりで。ニャースヴィシュ宮殿をじっくり見るなら60分~90分はかかります。なお宮殿の外は人が少なくても、中は少し混雑していることが多いです。人がいない間にサッと撮るのがコツです。
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ニャースヴィシュ宮殿の周辺も公園になっています。外観を撮るなら裏手がおすすめ。ニャースヴィシュ宮殿のポスターもこちらからの構図が多いようです。
ミール城、ニャースヴィシュ宮殿のアクセス方法
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最後はアクセスです。世界遺産に登録されながら、アクセスは「良い」とは言えません。交通手段は「マルトルーシカ」と呼ばれるミニバスです。車内はホコリぽいので、気になる旅人はバスターミナルでアメを買っておきましょう。
いよいよ、ミンスクのバスターミナルに行きます。購入するときはおばちゃんスタッフに「ミール」もしくは「ニェースヴィシュ」と言いましょう。「ニャースヴィシュ」は通じません! 基本的にベラルーシはベラルーシ語が通じないので、ロシア語である「ニェースヴィシュ」のほうが通りがいいのです。
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料金を支払うと、このようなレシートをくれます。これがチケットなので決して無くさないように。上からこのようになっています。
乗車日:2018年5月10日
出発時間:11:50
発車ホーム:8番
出発:ミンスク
到着:ミール
とにかく、出発時間と発車ホームが大切! おばちゃんスタッフが繰り返し言ってくれます。バスが到着したら、ドライバーに「ミール」もしくは「ニェースヴィシュ」と言いましょう。到着したら教えてくれます。
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さて問題は帰り便です。とにかくベラルーシはバスの本数が少ない。こちらはニャースヴィシュにあったバスの時刻表です。こちらを見ると、毎日走るミンスク行きの午後便は18時13分しかありません。よって、乗り間違えたら大変です!
ところが、英語で書かれた時刻表はありません。またバスターミナルのスタッフはロシア語(もしくはベラルーシ語)オンリー。Googleも役に立ちませんでした。
そのようなときは下の文章を読みながら、バスターミナルのおばちゃんスタッフにメモを差し出してください。少なくとも、これで帰り便の時刻を書いてくれます(実証済み)。とにかく「ラスピサーニエ」「ド ミンスカ」を言えば、何とかなります。
ラスピサーニエ ド ミンスカ パジャールスタ、ナピシーチェ(ミンスク行きの時刻表を下さい。書いてください)
書いたらありがとう「スパスィーバ」と言いましょう。
さて、ホステルによってはミール城、ニャースヴィシュ宮殿までの直通バスを運行するところもあります。不安な旅人はそのようなホステルを選ぶのがおすすめ。一度、ベラルーシのバスを乗りたい、と思うなら、先ほどの方法を試してください。