ベラルーシの治安
photo by Nitta Hiroshi
ベラルーシの治安はとてもいいと思います。旅行中、全く不安は感じませんでした。なお、ミンスクには日本大使館があります。なにかトラブルに巻き込まれた場合は、日本大使館の助けを借りましょう。
なお、ベラルーシ南東部(ロシアの飛び地、旧サニコヴォ村と旧メドヴェジエ村を含む)は1986年のチェルノブイリ原発事故の影響により、立入り禁止になっているところがあります。
・名称:在ベラルーシ日本国大使館
・住所:pr. Pobediteley 23/1, 8th Floor, Minsk 220004 Belarus
・営業時間:受付窓口により異なる
・電話番号:+375 17 203 6233/ 203 6037(代表)
・公式サイトURL:https://www.by.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
ベラルーシの物価
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ベラルーシの物価は安いです。ホステルは1泊1,000円前後、食費も1,000円を出せばお腹いっぱい食べられます。物価で驚くのが公共交通の安さ!
ミンスク市内を走る地下鉄、トロリーバス、バスは1回35円ほどです。ベラルーシにいるときは、物価を気にしなくていいと思います。
ベラルーシの美味しかった料理や食べ物
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ベラルーシで食べたいのがドラニキと呼ばれるジャガイモのパンケーキです。ベラルーシは国民1人あたりのジャガイモ消費量が世界トップクラス!
したがって、ジャガイモを使った料理がとても多いです。ドラニキはお好み焼き、韓国のチジミに似ており、きっと気に入ると思います。また、ボルシー(ボルシチ)をはじめとする旧ソ連圏おなじみの料理も楽しめますよ。
なお、ミンスク市内は都市の規模のわりに、レストランが少ないように感じます。ミンスク市内でベラルーシ料理を食べる際は、歴史地区、ネミーガに行きましょう。
ベラルーシのエンターテイメントやアクティビティ
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個人的には5月9日の戦勝記念日をおすすめします。5月9日はナチス・ドイツが降伏した日、つまりソビエト連邦が勝利した日です。ベラルーシでは戦勝記念日を大体的に祝います。
ベラルーシの国旗はもちろん、ソビエト連邦の国旗やスターリンの肖像画もちらほら。まるで、ソ連時代にタイムスリップしたような感覚になります。
外国人でも気軽に参加できるので、ぜひ日本や他のヨーロッパでは味わえない雰囲気を感じ取ってみましょう。写真やビデオ撮影もまったく問題ありません。
ベラルーシのナイトライフ
ミンスクにはクラブやバーがありますが、レストランと同様にそれほど数は多くないような気がします。クラブ目的でしたら、西欧のほうがいいと思います。
ベラルーシのお土産
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問題はお土産です。ベラルーシを訪れる観光客が少ないせいか、お土産屋は多くありません。
よく見られるのは、マトリョーシカをはじめとするロシアに近いお土産です。お土産を購入する場合は、あらかじめホテルやホステルのオーナーに尋ねてみるといいでしょう。
なお、世界遺産、ニャースヴィシュの宮殿にはショップがありました。
・名称:ニャースヴィシュの宮殿
・住所:Kosmonaftov st Minsk
・営業時間:10:00~19:00
ベラルーシのビザ
ベラルーシを訪れる際はビザ制度に十分ご注意ください!
まず、ビザが不要になる条件は(1)飛行機を使いミンスク空港から入国すること、(2) ロシア以外の国から入国すること、(3)30日以内の滞在であることです。列車、バスをはじめとする陸上交通、ロシアからの入国はビザが必要です。
次に、ビザを取得する際は書類(パスポート、申請書、45mm×35mmの写真、宿泊施設の予約確認書、旅行保険のコピー)を用意して、ベラルーシ大使館へ持ち込む、または郵送します。なお、申請書はベラルーシ大使館のホームページからダウンロードできます。
注意したいのが宿泊施設の予約確認書! 予約確認書は必ずオーナーのサインが入った書類を提出します。Booking.comなどの旅行サイトが発行する予約確認書はNGです。
また、10日以上滞在する場合は、宿泊施設の予約確認書ではなく、ベラルーシの旅行会社、旅行代理店が発行するバウチャーが必要です。
ベラルーシの基本情報(首都、通貨、言語、宗教、時間帯など)
首都:ミンスク
通貨:ベラルーシ・ルーブル
言語:ベラルーシ語、ロシア語
面積:20万7,600平方キロメートル
人口:約949万人
宗教:ロシア正教、カトリック
時間帯:日本との時差は-6時間
気候:大陸性気候
ベラルーシへの行き方(日本から行った場合)
日本からの直行便はないため、ワルシャワやモスクワ、北京などの主要都市で乗り継ぎ。
ベラルーシにある有名な世界遺産
ベラヴェシュスカヤ・プーシャ/ビャウォヴィエジャの森
ベラルーシ西部とポーランド東部の国境にまたがる原生林で、共同世界遺産登録されています。ヨーロッパ最大の森林地帯であるとともに、ヨーロッパに残る最後の原生林といわれ、一度は絶滅の危機に瀕したヨーロッパバイソンが生息していることでも知られています。
その他にも、オオアカゲラやヘラジカをはじめとする約50種類の動物が生息しています。
ネースヴィジのラジヴィール家の建築、住居、文化的複合体
16世紀にラジヴィール家によって建てられた居住用の城や霊廟教会が、文化的複合体として2005年に世界文化遺産に登録されました。1587年から1593年にかけて建てられた教会は、世界最古のイエズス会の教会と言われています。
この城や教会は後にポーランド、リトアニア、ロシアなどの建築物にも大きな影響を与えました。
最後に一言
photo by Nitta Hiroshi
自国語が話せない人がたくさんいる、大統領は20年以上も同じ人、ソ連国旗をよく見かける……日本いや世界ベースで考えても、ベラルーシはとてもレアな国だと思います。
不思議なベラルーシに行ってみませんか?