ライター
Ayano 旅する女将

外資系CAとして10年間勤務した後、東京の離島、神津島で宿「みんなの別荘ファミリア」をオープンし、奮闘中。 18歳で初めて一人で海外へ行ったのを皮切りに、留学、インターン、世界一周、航空業界と人生が旅に染まっていき、旅人を迎える側になった今でも旅に出るのはやめられない。家族からつけられたあだ名は"飛んでるねぇちゃん"。LAとマカオに居住経験あり。

2人旅行の場合

二人旅行の場合は、三人掛けの席の端っこに席を取っておきましょう。飛行機内が満席に近いではない限り、わざわざ三人掛けの真ん中の席を選ぶ人は非常に少ないのです。そのため、運が良ければ二人で三席を利用できるので、少し広く二人だけで使えるので便利です。

もし真ん中にどなたかが座っていた場合、交渉して交換して貰えば隣同士に座ることができるので、とにかくおすすめ。お手洗いに行きたい時真ん中に座ってしまっても、声をかけるのは一緒にいる人なので、気軽でしょう。

飛行機の座席が選べるタイミング

photo by pixta

飛行機の座席が選べるタイミングは全部で4つあります。それぞれのタイミングを紹介するので、覚えておいてくださいね。

予約時

まずは、航空券の予約と同じタイミングで行うことです。事前座席指定が可能な航空会社であれば、予約を進めていく途中で座席指定の画面が出てきます。

ここはまだ事前座席指定の段階なため、すべての座席が開放されているわけではありません。限られた座席の中で指定をしておけます。もし、通路側の席を希望していたのに通路側が空いていなかった場合、これから席が前後する可能性がありますので、予約を完了したらこまめにチェックすることも大切です。

予約後出発前

航空券の予約が完了してから、webチェックインまでに各予約サイトまたは航空会社のホームページから、予約番号や名前を入力して座席指定を行います。

この際、無料の場合はこのまま予約をすれば完了ですが、有料のケースはここで初めて追加代金を支払って座席指定を完了させることも。例えば、エコノミー席の非常口のところや、エコノミー席でも少し脚が広くなっている「エクストラ・レッグシート(ルーム)」という席も、予約後出発前のタイミングで購入できます。航空会社によっては席が広いだけでなく、優先搭乗や食事のアップグレードなどができる場合もあります。

ただし、席に限りがあるのでなくなってしまったら終わり。もし希望している場合は早めに購入しましょう。

チェックインの際

photo by pixta

最後の最後はチェックインの際です。航空会社によっては、このチェックインをしないと座席指定が入れられないこともあります。チェックインはウェブチェックインまたは空港カウンターの二箇所で可能。ウェブチェックインは出発の24時間前からできることが多く、この時点で座席指定が可能なすべての座席が開放されます。

この時点で残念ながら、希望の席が空いていなければ、これ以上空くことは難しいでしょう。チェックイン時の座席指定は早い人順に席が決まっていくので、忘れずにすぐにチェックインをするのがベストです。

搭乗時

最後の最後になりますが、飛行機に乗り込む前の搭乗時にも、ラストチャンスがあります。当日、天候が悪いなどで搭乗人数がグッと減るケースも。飛行機の搭乗前、パスポートと搭乗券を渡す時に、最後のお願いをしてみましょう。

もし、その日搭乗予定だった人がチェックインをしておらず、希望の席が取れる場合、そこで最後に席を移動させてもらえるかもしれません。ただし、有料の席が無料になったり、特別サービスが受けられるのではなく、ただの席移動のみになるということを忘れずに。

飛行機の座席指定の有料・無料は航空会社次第

photo by pixta

飛行機の座席指定は有料の航空会社と無料の航空会社があります。

例えば、日本とヨーロッパを結ぶエールフランス航空やルフトハンザ航空、KLMオランダ航空は、座席指定は有料です。ただし、webまたは空港でのチェックイン時の座席指定にはお金はかかりません。余った席から選ぶ必要があるため、もしかしたら残っている席が3人席の真ん中かも。長距離移動でどうしても希望の席があるなら、事前に有料で座席指定をしておくのがベストです。

一方、アメリカと日本を結ぶアメリカン航空の座席指定は無料です。エクストラ・レッグシート(ルーム)や、前方の席は有料となっているので、希望者は有料で好きな席を選べます。

座席指定が無料なのか有料なのかは、事前にネットで確認ができるので、必ず確認をしておきましょう。

飛行機の座席は100%ではない

飛行機の座席指定をしたからと言って、その席が確実に取れているかは100%ではありません。一度登録をしても、航空会社のシステムがすべてクリアになってしまうことが稀にあるからです。これは、飛行機の機材変更がされる可能性があり、機材変更の場合は予告なしに座席がすべてクリアになってしまいます。

予約ページのお知らせにも旅行会社にも通知がいかないので、お盆や年末年始など、混み合う時期はできればこまめにチェックするのがおすすめ。

飛行機の座席指定をする意外なメリット

photo by pixta

飛行機の座席指定は、先に希望の席を決められるだけでなく、意外なメリットがあります。年末年始やお盆など、多くの人が一気に旅行をする非常に混み合っている時期は、座席指定をしていないとダブルブッキングの可能性が非常に高くなります。

ダブルブッキングとは、航空会社がキャンセルする可能性を見越して、座席以上の航空券を販売し、搭乗時に座席がなくなってしまうことを指します。座席指定は「この飛行機に乗る予定です」という一種の意思表示。ダブルブッキングに当たってしまう人は、座席指定をしなかった人が多いと言われているので、混み合う時期に旅行をする場合は、できるだけ座席指定をしてから渡航しましょう。

飛行機の座席指定、どの席を選びますか?

利用する航空会社、機材、またフライト時間によっても様々な特徴のある飛行機の座席。オンラインでチェックインする際にシートマップを見ながら選ぶことができるので、ここにある知識とあなたの好みで選んでみてはいかがでしょうか?

もっとこだわって席を選びたい!という方には、自分が乗るフライトのオススメの座席だけでなく、機内のサービスを教えてくれるSeatguru.comというサイトもあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか?

SEAT GURUって何?と思った方へおすすめの記事はこちらです
フライトの座席や機内サービスを調べられるサイト 「SEAT GURU」とは?

それでは、お気に入りの席で快適な空の旅をお楽しみください!

ライター:(2人旅行の場合)

ライター
Ayano 旅する女将

外資系CAとして10年間勤務した後、東京の離島、神津島で宿「みんなの別荘ファミリア」をオープンし、奮闘中。 18歳で初めて一人で海外へ行ったのを皮切りに、留学、インターン、世界一周、航空業界と人生が旅に染まっていき、旅人を迎える側になった今でも旅に出るのはやめられない。家族からつけられたあだ名は"飛んでるねぇちゃん"。LAとマカオに居住経験あり。

RELATED

関連記事