ライター
旅丸sho 旅する経営者

2013年より世界一周を開始。2年で帰国し社会復帰の予定が旅を終えることができず現在10年目に突入。渡航した国は約140ヶ国。現在はジョージアと日本で会社経営を行い、ノマドワーカーとして旅する経営者をしている。

どうも、旅丸のshoです。

旅丸sho:2013年、失恋をきっかけに世界一周を開始し120カ国以上訪れ今も旅を継続中。 現在は旅を始めたいけど不安な人むけの企画“タビイク”の運営をしながら講演会、雑誌や書籍への写真提供、コラム掲載など多くの人に旅の素晴らしさを知ってもらう為に毎日世界のどこかで楽しく生きている。

旅の楽しみってみなさんなんでしょうか。絶景?出会い?

色んな楽しみがあるもんですよね。僕は絶景も出会いももちろん楽しみではあるんですが、旅の最中に決めている事があるんです。

それは…ご当地料理を食べる事!!!

 

もちろんバックパッカーなので毎回レストランに行く訳にはいきませんが、それでも可能な限り名物料理を食べるようにしておりました。

僕自身も料理は得意分野。一度食べればある程度同じ料理を再現する事だって可能。そうすればレパートリーが増える。日本に帰ってからも作れちゃう。(誰か作って欲しい方いらっしゃったらご連絡ください。出張料理人いたしますよ。)

そんなグルメ旅人として有名な(え?本当に?)僕がオススメしたい国をまとめてみました。今回は料理単品ではなく、国全体として料理が美味しかった所をあげております。

ではいってみましょう。

 

ジョージア編

ジョージア料理の特徴は、世界の色んな料理の文化がミックスされてるという所。北にロシア
西にヨーロッパ、南に中東、東にアジア。

そんな場所に位置するジョージアは各地域のいいとこどり!!!ほんまに美味しい料理だらけ。

ハチャプリ

ハチャプリはパンとチーズを使ったジョージアを代表する料理。こちらの写真のやつはアジャルリという名前のやつです。生卵とバターがたっぷりでかなりの重量感です。

サイズが選べる場合は確実にSサイズでオッケー。しかも、二人くらいでわけて食べるのがベストかもしれません。

ヒンカリ

ジョージア料理で一番有名なのがこのヒンカリではないでしょうか。小籠包のように中にお肉が入っていて、肉汁がたっぷり。皮をやぶってまずは肉汁をすすってください。

上の皮を固めた部分は食べないのがジョージア流。お残ししても大丈夫ですよ。

オーストリ

ジョージア風ビーフシチューがこのオーストリ。これめちゃくちゃうまいんですよね。スープもめっちゃ濃厚でたまりません。これにパンをつけて食べたら…もうあなた…なんなんですか…っていうくらい美味しい。

パクチーが乗ってるので、パクチー嫌いな人はあらかじめ不要だという事を伝える方がよいかもしれません。

シュクメルリ

僕が今回の旅で出会った料理の中で一番ほれこんだ料理がこのシュクメルリ。にんにくがどかんと入ったクリーミーなスープにオーブンで焼いたチキンが入って、ぐつぐつ煮込まれております。むちゃくちゃ臭いんです。むちゃくちゃ臭いんですけど食べずにはいられないんです。

むちゃくちゃ臭いしすぐにお腹いっぱいになるんですけど、スープをパンにつけて食べたいんです。
ほんまに恐ろしく美味しい料理。ジョージアに行く方は絶対に食べるべき。

 

イラン編

僕は中東の国をたくさん行った訳ではありませんが、イラン料理は中東の中でもトップクラスに美味しいんじゃないかって思ってます。トルコ料理が中東の代表的な料理と言われていますが、イラン料理はそのさらに上をいった。

イランを旅した人は『イランはケバブとハンバーガーばっかりやったー』と愚痴をこぼしたりしてしまいガチなのですが、イラン料理はほんまに奥が深いんですよ。

ホレシュテ・バーデムジャーン

ナスのシチューなんです。ナスが美味しいのはもちろんなのですが、注目すべきはお肉。むっちゃ煮込まれてて口の中でとろける程に柔らかいお肉が入ってるんですよ。

イラン料理の中では無難な料理とも言えますね。

ミールザーガーセミー

僕の一押しイラン料理です。ナスとトマトでペーストを作りそれにナンをつけて食べる料理です。
僕は旅中に自分でミールザー・ガーセミーを作れるようになる程ミールザー・ガーセミー好きです。

ディズィ(アーブ・グーシュト)

羊をトマトスープで煮込んだものに、ナンをちぎって投入し専用の器具で潰しながら食べる一品。わざわざナンを自分でちぎって入れるっていうのがよくわからないですが、味はおいしいです。

ホレシュテ・ゴルメサブズィー

草カレーです。草が大量に入った辛くないカレー。最初何これ?って思うんですが、何回も食べてるうちに癖になる一品。ちなみにイラン人には一番人気の食べ物です。

ホレシュテ・ゲイメ

ラッペっていう豆をトマトスープで煮込んだ料理。お肉も入ってます。ジャガイモも入ってます。フライドポテトも入ってます。ホレシュテ・ゲイメ・ヤズディーっていうヤズドの名物料理もあるんです。ヤズディーはラッペではなく、レンズ豆で作ってるやつです。

ホレシュテ・フェセンジャーン

鶏肉をざくろペーストで煮込んだ少し甘い料理。最初食べた時「あまっ!」って驚くんですが、そのあと無心になって食べてしまう料理です。不思議な味わいをぜひ試してください。

 

ブラジル編

ブラジルといえば肉料理!!!!っていうイメージがどうしてもありますよねぇ。でも僕の中でのブラジル料理は海鮮なんですよ。もちろんお肉も美味しいんですけどね。

シュハスコ

もうブラジル料理といえばこれですよね。牛、豚、鳥などの肉を串焼きにしたやつ。日本でも結構色んなところにシュハスカリアっていうシュハスコが食べれるレストランありますよね。

僕が好きなのはクッピンっていうコブの部分です。

ムケカ

ブラジルのバイーア州の名物料理ムケカ。海鮮スープなんです。白身魚とかエビとかが入ってるやつがメジャーなやつ。ココナッツミルクも入っているので少し甘めの料理ですが、海鮮のしょっぱさとええ感じに混ざり合っております。

バタパ

これもバイーア州の名物料理ですね。ムケカとよく似ていますが、こちらはピーナッツをすりつぶしたものが含まれているので、もっとどろってしてる感じかな。ブラジル版のカレーとも言われているそうです。

カマラオ・ナ・アバカシ

僕の中のブラジル最強料理がこれ。カマラオがエビ。アバカシがパイナップル。エビパイナップルです。もうね、こいつだけはレシピが全然わからん。料理にフルーツが入っているの反対派の僕(酢豚にパイナップルなんてナンセンス)なんですが、これは特例。

ほんまに美味しいので是非食べていただきたいっていいたいんですが、この料理を発見できたのはブラジルの北部にある楽園《ジェリコアコアラ》だけなんです…誰か情報持ってる方いらっしゃらないでしょうか。

ブラジルではポルキロっていう量り売りのレストランもあるんですよ。料理がずらーって並んでて、食べたいものを食べたいだけお皿に持って、あとは重さをはかる。その重さによって値段が決まるっていうね。色んなブラジル料理を食べたい方はポルキロがオススメ。

 

中央アジア編

中央アジアの料理と聞いて思い浮かぶものってなんですか????

ないでしょ?笑

そうなんですよね。日本人の方には本当に馴染みのない中央アジア料理。その原因の一つに中央アジアでは豚肉を食べない(宗教的な理由により)文化があり、その代わりに羊肉を食べるのが一般的だからかもしれないですね。

日本人は結構羊肉が苦手な方多いでしょ?僕も昔苦手でした…けど、実際に旅をしていると中央アジア料理にどんどん馴染んでいく自分がいたんですよねぇ。不思議なことです。

マンティ

中央アジアではとってもメジャーな食べ物でどこでも食べれるのがこのマンティ。その名前から連想される通り、由来は中国の饅頭(マントウ)ですね。香辛料で味付けされた羊のお肉を小麦粉で作った皮に包んで蒸したり茹でたりするやつ。

時には焼いたりもするのでしょうか。国によって結構食べ方や中身が違うのです。

僕のオススメはキルギスのマンティ。羊肉以外にもジャガイモやかぼちゃを一緒に具材としていれて、最後に上からサワークリームとバターをかけるんです。これが酒にあうわけですよ!!!

プロフ

これも中央アジアのどこででも食べれる料理ですね。中央アジアだけでなく、ロシアとかでも食べるみたいですね。簡単にいうと中央アジア版の炊き込み御飯のようなものです。ごろごろっとしたお肉が入っていて、人参が入ってるのも定番ですかね。

特徴は、御飯を炊き込む時にニンニクをそのまま一緒に炊きこんでいるっていう事かな。結構あぶらっぽい料理でもありますので、あまり食べ過ぎないようにご注意ください。

ドグラマ

これを見かけたの、実はトルクメニスタンだけやったんですよね。トルクメニスタンでカウチサーフィンを使った時のホストの方が連れて行ってくれた伝統的なレストランで食べたやつです。

コンソメスープの中にパンと羊の肉が入っている料理。あっさりしたスープの中に入った羊の肉がなんともいえないマッチングです。

検索しても全然ヒットしないんですが、トルクメニスタンへ行かれた際は是非この写真を見せて《ドグラマ》をオーダーしてみてくださいね!!

ラグマン

中央アジア風のうどん!!牛でとったスープにトマトをいれた、トマトベースのスープを使ったうどんです。麺はほんまにうどんによく似ているんですよ。

こってりした味付けが多い中央アジアの中では、唯一と言っていいほどのあっさりした料理です。
胃が疲れた方にオススメ!!

ボソラグマン

これもラグマンの一種なんですが、調理方法が焼うどんのようになっています。麺はラグマンと同じなんですが、具材と一緒にソースと絡めて痛めたタイプ。

ラグマンには他にもスープをかけていないギュロラグマンというものがあるんですが、僕はこのボソラグマンが一番オススメ。

 

ペルー編

南米で一番美味しいのは間違いなくペルーだと言い切れます。本当に美味しい。というか、日本人好みにわざと味付け寄せてるんじゃないの??って思うくらいです。

ペルーの特徴は海鮮が美味しいっていう所です。ブラジル料理も素敵ですが、総合的に見るとペルーが一枚上手!!!

セビッチェ

僕が一番大好きなペルー料理のセビッチェ。ペルー風のマリネのようなものですね。ペルーではなんと生魚が食べれちゃうですよ〜。美味しいのはもちろん海岸沿いの方ですので、リマが一番食べやすいかもしれないですね。

エビやイカが入ったミックスセビッチェもいいですが、僕は魚だけのやつで充分!!!魚が恋しい方は是非ペルーでセビッチェを!!!!あ、あと酸っぱいのが好きな人も絶対にはまります笑

アロス・コン・マリスコス

アロスがお米。マリスコスが海鮮。ってことで、海鮮チャーハンのできあがりです。これ、絶対にお米炊いてる時に海鮮の出汁一緒にいれてるやろ!!!って思うくらい、海鮮のなんとも言えない風味がお米に染み付いてるんですよねぇ。

ほじくり返したら、どんどん海鮮が出てきて…あ…あぁ…

パパ・アラワンカイナ

すごい名前でしょ。パパ!!(そのぱんつええ加減)アラワンカイナ!!(一体何日連続履いてると思ってるん!!)

まぁ、名前はいいとして、こちらの料理もペルーの伝統料理ですね。パパはスペイン語でジャガイモ。ワンカヨ地方の名物ジャガイモ料理っていうことで、この名前になったそうです。

この黄色いソースの正体は、チーズとアヒ・アマリージョと呼ばれる黄色唐辛子のペースト。ちょっとだけピリ辛な風味はありますが、全然辛くないので辛いものが嫌いな方でも大丈夫。

ロモ・サルタード

ペルー料理で絶対に忘れちゃいけないのがこのロモ・サルタードですね。牛肉と野菜、フライドポテトを一緒に炒めた料理です。ポイントは、ジャガイモではなくフライドポテトを一緒に炒めるっていう所ですかね。

こちらものすごく日本人の口にあうんですよ。なぜか?味付けがなんと、お醤油なんです。
醤油風味のお肉と野菜炒め。いや、もう日本料理じゃないですか(フライドポテトはいったん忘れておこう)

ペルー料理特別枠として推薦したいのがこのイカスミパスタ。もうね、僕のペルー旅はこの料理なしでは語れません。本気でオススメしたいイカスミパスタはリマにある『Punto Azul』というレストランで食べれます。ほんまに美味しいです。

って言いすぎて、他の人が『旅丸のshoが美味しいっていうから行ってみたらそうでもなかった』とか言っちゃうくらいなんですけど、これはほんまにオススメなんですって。もう、リマの名物になりつつあります。

リマへ行くなら絶対に行って欲しい!!!!!でもあまり期待しまくらないで!!!!

ライター
旅丸sho 旅する経営者

2013年より世界一周を開始。2年で帰国し社会復帰の予定が旅を終えることができず現在10年目に突入。渡航した国は約140ヶ国。現在はジョージアと日本で会社経営を行い、ノマドワーカーとして旅する経営者をしている。

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