建築好きなら一度はいってみたいと思う建築ビルバオ・グッゲンハイム美術館のある街ビルバオ。でも、ビルバオってグッゲンハイム美術館だけだと思ってませんか?
いいえ、ビルバオの面白さはグッゲンハイムだけではないんです!
鉄鋼の町からアートの町へと変貌したビルバオ。
ビルバオは、スペイン北部のバスク州ビスカヤ県にある、人口約35万人の町です。
元々は、鉄鋼・造船業で栄えていましたが、産業が衰退していくにつれて町の活気も失われていっていました。
そんなビルバオの再開発計画が発足し、1998年にビルバオ・グッゲンハイム美術館が開館したのです。
それ以来町はどんどんアートの町へと変化していったのです。街のまわりには川が流れており、大きくは川を境に旧市街と新市街に分かれます。また、街には17もの橋が架かっています。
今回は、地元の人が教えてくれたビルバオのオススメアートスポット、建築を紹介します!
プールが見えるリノベーション建築、アルオンディガ・ビルバオ。
photo by kaori
一見、伝統的な建物のように見えますが、中に入ってみると外見からは想像もつかない近代的な内装にびっくり。
元々は1909年にワイン貯蔵庫として使われていた建物ですが、2010年よりスポーツ・文化施設として再オープンされました。設計は、フランスの建築家フィリップ・スタルク氏です。
photo by kaori
なんと、1階から、4階にあるプールの底が見えます!水中でゆらゆらとゆれた光が1階の廊下に反射している様子は、とても幻想的です。
photo by kaori
偶然出会った子どもも、上に見える不思議な景色に夢中になっています。
芋虫みたいな地下鉄の入口。ノーマン・フォスター設計のメトロ。
photo by kaori
地下鉄の入口も不思議。芋虫みたいな入口は、あの有名なノーマン・フォスター氏の設計によるもの。入り口だけではなく、駅舎やホーム、そして車両までもフォスター氏による設計です。
近代的でありながらビルバオの町に溶け込んでいるこの入り口は、ビルバオのランドマークでもあります。
氷山みたいなバスク保健衛生局。
photo by kaori
まるで、氷が張りついているかのような建築。ガラスに映り込む空や町並みが印象的です。こちらは、コル・バロー・アーキテクトスにより設計された建築。
中に入ることは難しいですが、街中に突如現れるこのビルはとても存在感があります。
綺麗なガラスの曲線を描くオフィスビル。
photo by kaori
綺麗なガラスの曲線を描いているビル。流れる水のようなフォルムがとても美しいです。街の中心部にあり、 たくさんの子ども達で賑わうビスカヤ広場(Bizkaia Plaza)の横に建っています。
たくさんの言葉の壁に囲まれたビスカヤ県図書館。
photo by Mari (Maria Giovanna Colli)
町の中心部にあり、多くの人々で賑わう広場の一角にあるビスカヤ県図書館(Biblioteca Foral)。この建物の壁は、世界中の言語で覆われたガラスの壁でできています。
広場の近くにあるということで、建物の水辺でくつろぐ人々も沢山いて、町のランドマークにもなっています。また、夜になると内側から光が漏れて、より一層綺麗です。