グランジョラス(フランス)
photo by shutterstock
⒊マックパック
1973年、ニュージーランドのクライストチャーチにあるガレージで始まったマックパック。彼らのロゴは、ニュージーランド最高峰の山である「マウント・クック」がモチーフとなっています。
マウントクックを中心とする国立公園は、世界遺産にも登録されるほど雄大な自然が残る場所です。美しい景色が広がるマウントクック国立公園は、誰もが一度は訪れてみたい景勝地です。
国立公園内には、上級者だけでなく初心者でも気軽に楽しめるコースが多く整備されているそうなので、登山初心者でも安心。マックパックの製品を身につけ、このような素晴らしい景色の中を歩いてみたいですね。
スノーピーク
さて、次にご紹介するのは、新潟県三条市に本社を置くアウトドア総合メーカーのスノーピークです。スノーピークは、「自分たちが本当にほしい製品」だけを作ることにこだわりを持ち、高品質なモノづくりを続けています。
そんなスノーピークの社名には「雪を戴いた山頂、白い頂」や「谷川岳への思い」がこめられているそう。社名の由来となった谷川岳は、群馬県と新潟県の県境にある山です。
1980年代のスノーピークのロゴは、実際に谷川岳がイメージされた山のデザインロゴがモチーフとなっていました。現在は上の画像のような雪をイメージするロゴに変更されたそうです。
クイックシルバー&ロキシー
世界的に愛されるサーフ&スノーブランド「クイックシルバー」とその女性版「ロキシー」。アメリカ・カリフォルニア州に拠点を構えるブランドですが、実は彼らのロゴは日本と深い関わりがあるんです。
左のクイックシルバーのロゴ、なんと葛飾北斎の「富士山と波(神奈川沖浪裏)」という木版画からインスピレーションを受け作られているのだとか。確かに、よく見ると似てる!
葛飾北斎の描いた躍動感のある神奈川県の波が、世界的なブランドのロゴマークに影響を与えているとは、なんとも驚きです。日本人サーファーの皆さん、誇らしい気持ちになりませんか?
あのロゴの由来はこの場所だった!
いかがでしたか?ブランドロゴと一口に言っても、そこには様々な意味が込められていたり、色々な場所から影響を受け作られているようですね。
特にアウトドア関連企業のロゴには、自然のものがシンボルとして使われていることが多いです。その裏側を知ると、あのロゴはこのような景色にインスピレーションを受けていたのか…と感慨深い気持ちになります。
知るともっとその製品に愛着が持てる、企業のロゴシリーズです。