ライター

慶應義塾大学商学部卒。大学在学中リベラルアーツ教育の米Bryn Mawr Collegeに1年留学し、クリエイティブライティングや美術、演劇など芸術科目を学びました。環境と動物のためにプラントベースな食事を心がけてます。

憧れのNYで、ブロードウェイのミュージカルを見たい!そう思っているみなさん、こんにちは。濱島優里(@yuri_merci22)です。私はアメリカ留学時代ブロードウェイの虜になり、何度も何度もショーを見に行きました。

しかし英語ネイティブではない人は「ブロードウェイを見てみたけれど、よくわからなくて、ふ〜んって感じだった」という感想を持つことがよくあるそう。話をきいてみると、彼らはあまり準備をしていなかったようです。同じショーを見るにも、準備をしているのとしていないのでは、当日の楽しさに雲泥の差がでます。

それでは、本気で楽しみたい人のために、順を追ってベストな楽しみ方をお伝えします。

 

1.チケットを購入

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まずはチケットを買います。購入には様々な方法がありますが、今回はしっかりと準備して臨むことを前提としているので、こちらのBROADWAY.COMで購入しましょう。BROADWAY.COMは英語ですが、数あるサイトの中でもとてもわかりやすく、使い方が簡単です。

ここで、席の選び方がとても大事なので説明させてください。

 

1階 オーケストラ(Orchestra)

ここは、ステージ下に潜り込んでいるオーケストラ隊と同じ1階になります。指揮者の頭が少し見えていることがあり、生演奏だということを実感できる場所。そして、役者さんたちの息遣いまで感じることのできる至近距離に心臓が波打ちます。

 

2階 メザニン(Mezzanine)

メザニンでは上から見下ろすことで、舞台の全体像が見えやすくなり、演出の素晴らしさを実感することができます。

ただ個人的にはこの位置に座ると客観視してしまい、ショーにのめるこむことができなくなる傾向にありました。

 

1階 プレミアム(Premium)

オーケストラ前方の真ん中ラインはプレミアム席とされます。高額にはなりますが、NYにくるのは一生に一度かもしれない、と思う人は思い切ってここの席をとりましょう。

ちなみに私のおすすめは、1階オーケストラ席の、前方端っこです。端の席だと舞台に近くても、プレミアムほど値段が高くありません。端なので全体像は見えにくいですが、役者さんの表情が明確に見えるのがいいところ。

また、ブロードウェイは1人席だと良い席が空いていることがあります。

 

2.ストーリーを完全に把握する

さて、チケットを買ったら次はストーリーを把握します。英語ネイティブの方は別として、英語勉強中の方はストーリーをしっかり把握していないと当日ついていけなくなる可能性があります。

アラジンやライオンキングなど有名なお話は、もう一度おさらいするだけでOK。日本であまり知られていない演目を選んだ人は、検索すれば必ずどこかでストーリーが紹介されているので探しましょう。

結末を知りたくない映画や小説と違い、結末までわかりきっていても楽しいのがブロードウェイ。話がわからなくなると、一気に気持ちも冷めるので、ぜひ細かいところまでストーリーを把握してから臨んでみてください。

 

3.サウンドトラックを耳に残るまでリピート

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次はサントラをたくさんリピート。聞き覚えのあるメロディーは、だんだん好きになってしまうもの。把握したストーリーをイメージしながら、英語がわからなくてもたくさんきいてみましょう。

私の留学中、アメリカでは「Hamilton」というミュージカルが大ヒットしていました。実際にショーを見にいったことのある生徒はあまりいませんでしたが、多くの生徒がサントラをもっていて、誰かが歌えば周りの子も歌いだすのです。

やはり、音楽の素晴らしさがブロードウェイミュージカルの醍醐味ですね。

 

4.歌詞を和訳して、ストーリーと照らし合わせる

次は音楽の意味を理解していきましょう。

先ほどご紹介した「Hamilton」ですが、アメリカ独立の物語を、ヒップホップで表現するという複雑なものでした。歌はとっても早口で、しっかり韻を踏んでいて、噛み砕くほどおもしろい!

実在した登場人物たちのことも、歴史的背景も、歌詞の意味も時間をかけて理解しました。

 

歌詞の意味を理解することは本当に大切です。ライオンキングのようにストーリーがわかりきっている話でも、英語の歌詞の意味、フレーズが体に染み込んだ状態で臨むのでは、感動が違うのです。

ここまでやりきる人は多くないですが、ぜひ試していただければと思います。

ライター

慶應義塾大学商学部卒。大学在学中リベラルアーツ教育の米Bryn Mawr Collegeに1年留学し、クリエイティブライティングや美術、演劇など芸術科目を学びました。環境と動物のためにプラントベースな食事を心がけてます。

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