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中 美砂希 TABIPPO / 編集者・ディレクター

大学卒業後7年半神戸の旅館で勤めたあと、世界一周のために退職。枕が変わると寝れない・方向音痴・語学ができない・とにかく心配性の自分でも世界一周ができることを証明するため、9ヶ月の旅に出発。旅の途中は心配性な性格が功を奏しトラブルやスリの遭遇を回避して帰国。

こんにちは、TABIPPOのちゅうやんです。一番叶えたかった世界一周の夢を叶えてから、早5年以上が経過しました。帰国後TABIPPOに入社してからは主に書籍制作に関わってきましたが、本を読んで世界に興味が湧いた、絶景を見てみたい!と思ってくれた方がたくさんいて、本当に嬉しいばかりです。

最近制作した『この世界で死ぬまでにしたいこと2000』は世界中でやってみたいことが2000個集まっている本なのですが、制作に関わった自分自身、次の旅先の計画のため現在叶えている夢を数えてみると、まだ300個ぐらいで2000個までは程遠い結果になりました。

この世界でやりたいことは数え切れないほどあるけれど、やりたいことを一生のうちに本当に実現するなら、ただこのまま「行きたい!」と念じているだけでは絶対に叶わないんだな。

そんなことを思ったのが、2019年4月15日にフランスで起こった事件でした。

その「いつか」はずっと来ないかもしれない

フランスの世界遺産に登録されているノートルダム大聖堂の一部が、火事により消失してしまったニュースは記憶に新しいですよね。朝起きてTwitterを開いた瞬間に大聖堂が日に囲まれている光景は、本当に衝撃的でした。世界の名だたる企業が寄付を名乗り出ているものの、復旧前の姿をもう誰も見ることはできません。

オーストラリアのエアーズロックもそう。ついに今年の10月から観光客は登ることができなくなりますし、ペルーのマチュピチュもガイドが必要になりました。時代とともに訪れることができる場所にも制限がかかってきているのです。

かつてのノートルダム大聖堂
そこで私は、このニュースを見たときに「行っておいて良かった」って思ったんです。この世界に存在するものはいつなくなってもおかしくないんだと、後悔しないためにもやりたいことは早くやったほうがいいんだと再認識しました。

思えば私も世界一周中、ブラジルW杯に参加できるぐらい近い場所にいたのに、物価が高いことからブラジル行きを断念してしまったことは勿体無かったなぁと思っています。W杯やオリンピックを開催国で見ることはなかなか簡単なことではないので、あの興奮を現地で見ておけば良かったなー!って思っています。

あのタイミングで行っておいてよかった

人生の選択に悩んでいた20代後半。心配性な性格よりももっと世界を見て見たいという気持ちがどんどん強くなり、悩みながらもあの時世界一周に行くことを決めた当時の私。

今でも見れる景色も残っていますが、その時にしか出会えない人、体験、思い出もたくさんあるわけです。当時を思い出しながらここは行っておいて良かったな!という場所をピックアップしてみました。

環境問題が深刻になってきた、ボリビアのウユニ塩湖

ウユニ塩湖を前にはしゃいでる筆者

ここは言わずもがなの絶景!ウユニ塩湖のいいところは毎日見れる景色が違うこと。雲の形、空の色、鏡ばりの景色。どれをとっても同じ景色は一つもありません。だからこそ未だに旅人を魅了し続けており、誰かの特別な場所になっているのではないでしょうか。

最近では観光客のゴミ問題が深刻になってきているので、もしかしたらいつかは規制がかかる日がやってくるかもしれません。(それまでに大切な人ともう一度訪れたい……!)

どんどんチケットの値段が高騰していくタイのイーペンランナー

写真や動画を撮る間もなく、舞い上がっていくランタン
ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』を思い出させるような人気のお祭り。ずっと夢見ていた瞬間は一瞬で、鳥肌が立って、感動して、でも興奮は冷めなくて。ウユニ塩湖に続いて景色を見て泣いたのはこれが二度目でした。例年人気のため、イベントのチケットの値段が高騰しているようです。

一緒に行ったのは世界一周中に出会った旅友!
ちょうど国王が亡くなった時と重なって厳かに行われました。静かな空間に一斉に舞い上がっていくランタンの数々は、本当にあっという間に消えてしまうのですが、その光景は毎年違います。ぜひ大切な人と一緒に訪れてもらいたい場所です。

外国資本が今後増えていくであろうキューバ

豊かさって何なんだろう、と考えさせられた国でした
国交正常化により、外国資本がキューバに入ってくる!それを聞いて焦ってキューバに旅することを決めました。実際、行ってみると大体の国にあるファーストフード店は全くなく、目の前に広がっていたのはクラシックカーが走るレトロな世界。

朝早くからラテン音楽が流れ出し、公園ではみんなで踊っていて、夕方になれば玄関近くのロッキングチェアーでユラユラ揺れている現地の人々の光景は、いつまで見ることができるのだろう。大きく国の表情が変わる前に訪れることができて良かったなと思っています。

工事中の景色は今だけ。スペインのサグラダファミリア

きっと今この場所に行っても見える景色が変わっているはず
2026年が完成予定と言われているサグラダファミリア。まだまだ建設中なので早く完成して欲しいと思う反面、工事中の貴重な景色を見ることができるのは今だけ限定です。

毎日少しずつ表情を変えている工事現場は、工事が終わってからもきっと賑やかなんだろうな。

あのとき訪れてよかった街、メキシコのグアナファト

心奪われたグアナファトの夜景
麻薬、マフィア、女性は危険。訪れる場合はネガティブな先入観を持っていましたが、その固定観念を払拭してくれたのがメキシコ、グアナファトの街並みでした。

街並みだけじゃなくタコスは美味しいし刺繍のお土産は可愛いし、こんな心奪われる景色まである。出会った人たちは陽気で明るく話していると元気が出てくる!

この場所のことを発信すると、「メキシコのイメージが変わった!」そう言ってくれる人が多くて嬉しかったです。この場所を実際に見ていなければ、間違った固定観念のままだったかもしれません。自分の目で見ることの大切さを教えてくれた場所になりました。

いつかを叶えるためにできること

心配性だけど、旅先ではアドレナリン全開!
いつか見たい、やりたいと思っていたことは、永遠に存在しているものばかりではありません。急に見れない、できなくなるなる、終わってしまう、その場所がなくなってしまうかもしれません。

旅じゃなくても、仕事でも恋愛でも「いつか」って思っているだけじゃその時は来ないかもしれません。「あの時行動していれば」と後悔しないように、少しだけ勇気を出して一歩踏み出し行動してみませんか?

All photos by Misaki Naka

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中 美砂希 TABIPPO / 編集者・ディレクター

大学卒業後7年半神戸の旅館で勤めたあと、世界一周のために退職。枕が変わると寝れない・方向音痴・語学ができない・とにかく心配性の自分でも世界一周ができることを証明するため、9ヶ月の旅に出発。旅の途中は心配性な性格が功を奏しトラブルやスリの遭遇を回避して帰国。

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