ピリン国立公園
ピリン山脈に広がるブルガリア最大の自然国立公園です。最高峰ヴィーヘン山を代表とする美しい山々を有するピリン山脈は、氷河期の地形を今に残しており、170にもおよぶ湖沼や川、滝や洞窟など様々な自然景観を有しています。
針葉樹林には樹齢1300年を超えるモミの木も立ち、雄大な自然環境の中で様々な動物達が生息しています。
古代都市ネセバル
黒海沿岸にある一本の細い道だけで陸と繋がっている小さな島、セネバルは3000年に渡り海洋交易の中心地として栄えました。この独特の地形が天然要塞となることで、古代ギリシャ、ローマ、ビザンツとどの時代においても常に支配下に置かれてきました。
様々な支配下の歴史の元、セネバルにはそれぞれの時代の特徴を持った建築物が混在しており、歴史的価値が評価され、世界遺産に指定されています。
スヴェシュタリのトラキア人の墳墓
ブルガリアの先住民、トラキア人王族の墓です。1982年に発見され、トラキア人の宗教的構造を示す像や装飾が見られます。色づけられた半人半植物女人像のカリアティードと、彩色された壁画が大変珍しいとされています。
ギリシャ文化の影響を受けていたトラキア人の文化が垣間見れる貴重な遺跡として、1985年に世界遺産に登録されました。
マダラの騎士像
マダラ高原に聳え立つ100メートル以上にもなる岩山の中腹に巨大なレリーフ「マダラの騎士像」は刻まれています。8世紀頃に彫られたものとされており、第一次ブルガリア帝国の王テルヴェルが彫られている騎士ではないかと言われています。
ブルガリアの勲章にも描かれるこの像は、ブルガリア国民のシンボルとして生きています。
まとめ
いかがだったでしょうか。日本からソフィア(ブルガリアの首都)への直行便は運行されていないため、ウィーン、パリ、フランクフルト、ミラノ、モスクワ、イスタンブールなどのヨーロッパの都市を経由する必要があります。所要時間は14〜19時間程度です。