ヒマラヤの素晴らしい眺望・ドチュラ峠
ティンプーからプナカに行く途中にあるとても見晴らしのよい峠です。ブータンを観光する人の大半が通るとても有名な場所となっています。この峠にはタルチョ(経文旗)が無数にはためき、ヒマラヤ山脈を始めとした素晴らしい眺望が見渡せるのです。
ここはブータンの最高峰であるガンガ・プンスム(7570m)を眺められる場所としても知られています。この山は人類が到達したことがない山(未踏峰)のなかで世界最高峰と言われていて、宗教信仰の聖地であることから登山が禁止されているのだとか。
・名称:ドチュラ峠(Dochula)
・住所:Thimphu-Punakha Hwy, Dochula, ブータン
・マップ:
・定休日:無し
・料金:無料(旅行ガイドやドライバーに追加支払い無し)
・オススメの時期:通年
・公式サイトURL:https://www.bhutan.travel/attractions/dochula
美しい城塞・プナカゾン
ブータンで2番目に大きく、2番目に古いゾン(城塞)です。現在ブータンの首都はティンプーですが、1955年まではプナカが首都でした。その時の名残で非常に美しい城塞が残されています。
さきほどご説明したブータンの最重要拠点・タシチョゾンと同様に、行政官と僧侶が同じ場所で働いているというのが注目すべきポイント。ゆっくりとした時間の流れの中で、仕事の風景や人々の暮らしを見つめられる場所です。
・名称:プナカゾン(Punakha Dzong)
・住所:Dzongkhag Administration, Punakha, ブータン
・マップ:
・料金:無料(旅行ガイドやドライバーに追加支払い無し)
・オススメの時期:通年(5月に咲くジャガランダの花がきれいです。)
・公式サイトURL:https://www.bhutan.travel/destinations/punakha
美しい自然を楽しむ・フォブジカ
氷河によって侵食されたU字谷に、美しい湿原が広がる自然の情景が美しい場所です。他ではなかなか見られないオグロヅルという小型のツルが生息していることで有名で、最近までその自然を保全するために電柱の敷設などがされてこなかったという歴史があります。
自然観察ができる施設もあり、双眼鏡で遠くにいるオグロヅルを眺めたり、周辺の生態系をについて詳しく知ることができるのです。
・名称:フォブジカ(Phobjikha Valley)
・住所:Phobjikha Valley, Wangdue Phodrang, ブータン
・マップ:
・定休日:無し
・料金:無料(旅行ガイドやドライバーに追加支払い無し)
・オススメの時期:11月~3月初め(オグロヅルの飛来時期)
・公式サイトURL:http://www.travel-to-bhutan.jp/where_to_go/western_bhutan
富士山より高い峠・チェレラ峠
ブータンで唯一の国際空港があるパロ県と、お隣のハ県の間にある峠です。富士山より高い見晴らしの良い峠で、車で訪れることができるという事実に驚きます。ブータンはトンネルを作らないで自然環境に配慮している国なので、移動するときは山や峠をクネクネと越えていく必要があるのです。
移動には時間はかかりますが、絶景をたっぷり楽しむことができるのが醍醐味でもあります。チョモラリを始めとした7000mから8000m級のヒマラヤ山脈の景色には圧倒されっぱなし。ダルシンの旗が無数にはためく光景にはとても感動します。
・名称:チェレラ峠(Chele La View Point)
・住所:Chele La, Bondey-Haa Highway, Paro, ブータン
・マップ:
・定休日:無し
・料金:無料(旅行ガイドやドライバーに追加支払い無し)
・オススメの時期:通年
ライトアップがきれい・トンサゾン
トンサゾンがあるトンサはブータン中部の都市。このゾン(城塞)は見晴らしの良い山の尾根に細長く作られており、中央の木は人々の信仰を集めます。マンデ川に沿って急な斜面に建てられ、17世紀ごろに東征の拠点として重要な役割を果たしました。
夜になるとライトアップがきれいで、とてもロマンチックな光景が楽しめるでしょう。
・名称:トンサゾン(Trongsa Dzong)
・住所:Trongsa Dzong, Trongsa, ブータン
・マップ:
・料金:無料(旅行ガイドやドライバーに追加支払い無し)
・オススメの時期:通年
・公式サイトURL:https://www.bhutan.travel/destinations/trongsa
圧巻のお堂・クジェラカン
ブータン中部のブムタンに位置する寺院で、ブータン最大級のパトマサンババ像がある信仰の聖地です。この地を訪れた高僧・パトマサンババが瞑想を行ったところ、そのクジェ(御影)が焼きついたとされる岩窟があることから、クジェラカンと呼ばれています。3つのお堂があり、いずれもその大きさには息を飲むでしょう。
門前ではブータンでなかなか見ることができない露天商を見ることができます。骨董品や法具、虫など日本人には見慣れない珍しいものを販売しているので、ぜひ見学してみてください。
・名称:クジェラカン(Kurjey Lhakhang)
・住所:Kurjey Lhakhang, Jakar, ブータン
・マップ:
・料金:無料(旅行ガイドやドライバーに追加支払い無し)
・オススメの時期:通年
・公式サイトURL:https://www.bhutan.travel/events/kurjey-tshechu
美しい廃墟・ドゥゲゾン
ここで、少し変わったゾン(城塞)もご紹介。ドゥゲゾンはパロ谷の最奥に位置し、今では廃墟となっていますがとても歴史ある場所です。1641年にブータンとチベットとの戦争が起こり、それに勝利したブータンはここに記念のゾンを建てました。1951年に火災によって廃墟となり、修復されず今に至ります。
のどかな田園地帯にたたずむ廃墟は物悲しさを感じさせますが、日本人のわびさびの感覚からすると非常に美しくも感じられる場所。のんびり周辺の風景を眺めながら、物想いにふけるのはかけがえのない贅沢です。
・名称:ドゥゲゾン(Drukgyel Dzong)
・住所:Drukgyel Dzong, Paro, ブータン
・マップ:
・営業時間:7:00~18:00
・定休日:無し
・料金:無料(旅行ガイドやドライバーに追加支払い無し)
・オススメの時期:通年
・公式サイトURL:https://www.bhutan.travel/attractions/drugyel-dzong
子宝の寺・チミラカン
ブータン西部のプナカにある、丘に建つ心地よい風景に囲まれた寺院。この寺院はドゥクパ・クンレイという高僧に由来し、子宝の寺と言われています。
寺院にたどり着くには、田園地帯を歩き丘に登るという、軽いハイキングの行程が必要です。登山口周辺の民家には、魔除けの意味でポー(男根)がたくさん描かれていて、途中おみやげ屋もあるので立ち寄ってみても楽しいかもしれません。
・名称:チミラカン(Chime Lhakhang)
・住所:Chime Lhakhang, Punakha, ブータン
・マップ:
・料金:無料(旅行ガイドやドライバーに追加支払い無し)
・オススメの時期:通年
ブータンで自然に息づく暮らしと文化を堪能しよう
いかがでしたでしょうか?ブータンは自然が豊かな場所で、自然と共生する独自の仏教文化を花開かせました。その文化は鎖国によって長年守られ、現代の観光客に新鮮な驚きをもたらします。
あなたも独自の文化を持つブータンで本当の幸せとは何かを考え、暮らしを見つめる旅に出てみませんか?