バイロンベイの行き方(日本から行く場合)
ライター
前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

#オーストラリア東海岸1500kmの旅 の途中でキャンピングカーに乗って、オーストラリア最東端の街「バイロンベイ(Byron Bay)」に立ち寄りました。日本ではあまり知られていませんが、多くのオーストラリア人に愛されている有名観光地です。

アーティストや工芸家、ミュージシャンなどのクリエイティブな人々が多く滞在していることが特徴で、美しいビーチとサーフスポット、アーティスティックでおしゃれな街を楽しめる場所です。

オーストラリアでは、ブリスベン、メルボルン、ゴールドコースト、シドニー、ホバート(タスマニア島)に訪れたことがありますが、まだ見ぬイケてるオーストラリアを感じるなら、バイロンベイが一番おすすめです。

バイロンベイの歴史

バイロンベイの歴史photo by isa tomomi
バイロンベイとしての歴史は1770年にジェームズ・クックがこの地をケープ・バイロンと名付けたことから始まります。主要産業が杉の伐採から、ビーチの金鉱採掘、酪農や漁業と変化していく中で、1886年に最初の桟橋が建設されました。

絶景ポイントとして知られる1901年にはケープ・バイロン・ライトハウス(灯台)が建てられ、1960年頃からサーファー達がバイロンベイに集まり、旅行先として有名になり始めます。1980年代からは本格的な開発がスタートし、2018年には毎年150万人以上の観光客が訪れています。

バイロンベイの行き方(日本から行く場合)

写真で見るバイロンベイの様子photo by isa tomomi
まず、位置関係として覚えておくべきは、ブリスベン、ゴールドコースト、バイロンベイの3つです。それぞれの都市は1-2時間くらいの距離で隣接しています。そのため、バイロンベイ以外にどの都市に行きたいか、どれくらい旅程に余裕があるのかでルートを決めることになります。

時間がある場合は、3都市周遊

旅程が5-6日あり、スケジュールに余裕があるならブリスベンを起点にゴールドコースト、バイロンベイの3都市を巡るのが楽しいです。都市間には電車やバスが運行していますし、僕の場合はブリスベンでキャンピングカーをレンタルしてキャンプ場に宿泊しながら旅をしました。

参考:キャンピングカーで #オーストラリア東海岸1500kmの旅 をしてきます

バイロンベイのみなら飛行機

急ぎの旅行でバイロンベイのみ行ければ良い場合は、日本からブリスベンやケアンズ経由でゴールドコースト空港まで飛行機で行くか、シドニーを経由してバイロンベイにあるバリナ・バイロン空港にフライトすることになります。空港からはバスでバイロンベイの市街地までアクセスすることができます。

バイロンベイのキーワードは「オーガニック」と「スローライフ」

オーガニックなバイロンベイ

オーガニックなバイロンベイphoto by ruimaeda
バイロンベイは、たぶんオーストラリアで一番意識が高い場所です。カフェやレストランのメニューには「GF」と「V」の謎の記号が書かれていて、それぞれGluten-Free(グルテンフリー)とVegetarian(ベジタリアン)を意味すると定員に教えてもらいました。

例えば、ドイツの首都ベルリンやアメリカ西海岸のサンフランシスコもオーガニックへの理解が深い街ですが、街中のカフェで当たり前のようにオーガニックメニューがあるほどではなかったです。

ただ、バイロンベイの良いところはオーガニックを押し付ける雰囲気がないことです。さりげなくメニューに書かれたGFとVには、「オーガニックな人にも、そうじゃない人にも、選ぶ自由を」という気遣いを感じさせました。

スローライフなバイロンベイ

スローライフなバイロンベイphoto by isa tomomi
オーストラリア全般に言えることですが、ピリピリしている人がとても少ないです。運転中も煽られない。スーパーのレジに並んでても、みんなにこやか。カフェやレストランの店員さんもとっても愛想が良い、なのにちゃんとオーダーは取ってくれる。

そんなオーストラリアでも一番スローだったのがバイロンベイでした。サーファーに愛され続ける中で、自然に身を任せて、ゆったりと休暇を楽しむ美学が育まれたのかもしれません。

そういえば、オーストラリアの紙幣はプラスチックで出来ていて、由来を聞いたら「サーフィンしてもお金が濡れないように、だよ」と教えてくれました(他にも様々な理由があります)。かっこいいな、オーストラリア。

ロードトリップを楽しむコツ

ロードトリップを楽しむコツphoto by isa tomomi
今回のオーストラリア旅行は4人乗りのキャンピングカーに乗って旅をしました。ロードトリップは広大なアメリカやオーストラリアではメジャーですが、日本ではまだまだ珍しいです。いくつかロードトリップを楽しむポイントをまとめたので、役に立てば嬉しいです。

ピックニックやビーチで使うグッズは持参する

バイロンベイの治安photo by isa tomomi
オーストラリア東海岸の有名なリゾートであるゴールドコーストもバイロンベイも、日本の「海の家」のような施設はありません。ビーチ慣れしているオーストラリアの人たちは、自分たちでビーチグッズを持ち込んでいました。

今回はせっかくなので、バイロンベイに住み、アウトドアやバンライフを愛するオーストラリア人のジャックと日本人のマリーが過ごす日常をイメージしたライフスタイルブランド「JACK & MARIE」のグッズを選びました。

持って行ったのは、JACK & MARIEで販売しているアルミニウムコンテナや3段ラック「chill Out Designウッドラック 3ステージ60」、クッション「スタークッション ストーンウォッシュデニム」など。

ピックニックやビーチで使うグッズは持参するphoto by isa tomomi
コンテナやラックの上からファブリック「ペンドルトン Oversized Jacquard Towels ジャガードタオル」をかけたり、足元に引いて、その上に飲み物や食べ物を起きます。普段はキャンピングカーに積み込んでおけるので、ロードトリップならではの遊び方です。

ピックニックやビーチで使うグッズは持参するphoto by isa tomomi
ちなみに、キャンピングカーが宿泊するキャラバンパークは街外れやリゾート地だったりすることが多いので、お酒を飲みたい人は事前に買っておくと良いです。冷蔵庫がついてますが、冷えたお酒が飲みたい!という声が多かったので、JACK & MARIEの「PELICAN クーラーボックス」でいつもキンキンに冷やしてました。

ロードトリップと音楽

ロードトリップと音楽photo by isa tomomi
長い旅行を共にするのは、旅の音楽です。運転中はカーステレオとスマートフォンを繋いで曲をかけますが、外でBBQやゆったりするときはBluetooth対応のスピーカーを持って出ます。写真は「BOXANNE BTスピーカー」です。

車体の外側に電源のあるキャンピングカーだったので、キャラバンパークに停めている間は給電しながらご機嫌に旅の音楽をかけながら、みんなで食事をするのもバンライフっぽくって楽しかったです。多分、ジャックとマリーもこんな生活をしているのでしょう。

荷物の管理が結構、難しい

荷物の管理が結構、難しいphoto by isa tomomi
キャンピングカーは小さなバスぐらいの大きさなので、運転中は上下左右にかなり揺れます。車内はリビングのような装いなので、テーブルや棚の上についつい物を置きっ放しにしますが、運転の揺れでバラバラになりがち。

貴重品や小銭などはシートポケットにまとめておく、電化製品はまとめてしまう、引き出しはしっかりと閉めてロックするなど、荷物の管理に気を使います。僕たちは写真に写っているJACK & MARIEの「PENDLETONシートポケット」に、まとめることで快適になりました。ちなみに、下半分のスペースはティッシュボックスです。

駐車場のルールに注意

オーストラリアは日本と比べると街の中心でも駐車場があります。バイロンベイもメインビーチであるByron beachのすぐそばに30台くらい停められました。無事に車を停めたら、お金を先払いするのを忘れずに。

駐車スペースの近くに濃い緑色の支払い機があるので、車のナンバーといつまで駐車するのかを入力して、クレジットカードか現金で支払いをします。僕は知らなくて、罰金を払ったことがあります… 分からなければ、周りの人に聞いても大丈夫です。オーストラリアの人は優しい方が多く、丁寧に教えてくれました。

バイロンベイの絶景スポット

バイロンベイの絶景スポットphoto by isa tomomi
ケープ・バイロン・ライトハウス(灯台)から見渡す太平洋が絶景です。エメラルドグリーンからブルーへと移り変わる美しさにテンションが上がります。バイロンベイの市街地から車で10分程度でアクセスでき、灯台付近にいくつか駐車場がありました。灯台まで歩いている人も見かけました。

灯台から200mほど奥に進むと、オーストラリア大陸最東端を示すポイント(Most Easterly Point of the Australian Mainland)があります。さらに先に進むと麓のビーチまで行けるようでしたが、僕らはそこで引き返しました。6~7月と9~11月はクジラを見かけることもあるらしいのですが、残念ながら見つからなかった!

バイロンベイの穴場スポット

バイロンベイの穴場スポットphoto by ruimaeda

バイロンベイの穴場スポットphoto by ruimaeda
偶然見つけたのですが、絶景スポットで紹介したケープ・バイロン・ライトハウス(灯台)から見渡せるTallow Beachに徒歩5分でアクセスできるキャンプ場があります。バイロンベイから南に車で5分に位置する「バイロン・ホリデー・パーク」です。

バイロン・ホリデー・パークの奥へ進むと、三日月型に大きくひらけたTallow Beachにたどり着きます。「ここ、どこだろうね?」と話をしていたら、遠くに灯台を見つけて「あああ、あのビーチやん!灯台から見えてたとこ!」ってはしゃいでました。

僕たちが訪れたの夕暮れ時は誰もいなくて、遠浅のビーチに雲が映る神秘的な光景をずっと眺めていました。高知県にある「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」もボリビアのウユニ塩湖みたいと話題になっていますが、似ているのでしょうか。そちらも訪れてみたいです。

参考:まるでウユニ塩湖と話題!「父母ヶ浜」の絶景を、スマホで撮影してみた!│観光・旅行ガイド – ぐるたび

バイロンベイの美味しかった料理や食べ物

ポキ・ボウル / Fine Poke Byron Bay

ポキ・ボウル / Fine Poke Byron Bayphoto by ruimaeda

ポキ・ボウル / Fine Poke Byron Bayphoto by ruimaeda
バイロンベイのメインビーチとなるByron Beachから徒歩1分に位置するポキ・ボウルのお店です。ポキ(poke)はハワイ語で切り身を意味する言葉でしたが、現在は、魚介を醤油や海藻、野菜などと混ぜ込んだ料理を指します。それをご飯の上に乗せたものが、ポキ・ボウルとなります。

写真に写っているポキ・ボウルは1つ目がThe Big Katuna、2つ目はSalmon Finnです。観光地なので、値段はそこそこしますが、日本を遠く離れても海鮮丼が楽しめてテンション上がりました。

ハンバーガー / The Top Shop

ハンバーガー / The Top Shopphoto by isa tomomi
The Top Shopは、バイロンベイの東側(と言っても、小さな街です)で素材を活かした美味しいハンバーガーとコーヒを楽しめる場所です。小さなお店で駐車場も広くないので、混んでいたらテイクアウトがオススメです。

写真に写っているのは定番メニューのTop Shop Bugerです。素材にこだわったカフェなので、特にベジタリアンやビーガンに愛されていますが、普通のメニューもあります。

フルーツシェイク / COMBI

フルーツシェイク / COMBIphoto by ruimaeda
Fine Pokeから街を南に3分ほど歩くと中心地です。フォトジェニックスポットや人気のカフェ・レストランはほぼCOMBIから徒歩5-10分圏内にあります。街がぎゅっとまとまっていて、観光しやすいのもバイロンベイの良いところです。

COMBIは様々なフルーツシェイクが有名で、オーガニックなバイロンベイの項目で紹介した、グルテンフリーとベジタリアンのオプションもあります。ところで、VはVegitalianって教わりましたけど、フルーツシェイクだからそもそもベジタリアンなはずで、何かと聞き間違えたのでしょうか。いずれにしても、オーガニックは奥が深い。

ちなみに、シェイクの背景はCOMBIから徒歩3分ほどのところにある、有名なフォトジェニックスポットで、Golden Breed Byron Bayというサーフショップの壁です。

アサイーボウル / The Byron Bay General Store

アサイーボウル / The Byron Bay General Storephoto by ruimaeda
最後に紹介するGeneral Storeはバイロンベイの中心からはちょっと離れた、市街地の南端エリアにあります。外のテラス席で食べるアサイーボウルが甘すぎない味でバイロンベイらしかったです。

オーストラリアはカフェの始業時間が早い分(6:30ぐらいからやってます)、終了時間も早いので注意が必要です。General Storeは14:30なので、特に早いです。

Spell Boutique

Spell Boutiquephoto by ruimaeda

Spell Boutiquephoto by abe manami
バイロンベイ発祥の世界的ブランド「Spell」のフラッグショップである「Spell Boutique」も徒歩2分くらいの場所にあるので、ボヘミアンな服が好きな方はぜひ一緒に。日本でSpellを入手するにはセレクトショップか通販になりますが、ロードトリップグッズのJACK & MARIEのリアル店舗でも購入できます。

バイロンベイのインターネット

バイロンベイのカフェやレストランを5件ほど訪れましたが、意外とwifiを提供している場所は多くなかったです。また、速度もやや遅めでした。SIMフリーのスマホを持っている方は、空港でSIMカード(僕はVodafone)を購入すれば街中はどこでも日本と変わらない速度でインターネットが繋がりました。

バイロンベイの治安

オーストラリアは全般的に治安が良い国です。バイロンベイでも治安の悪さを感じることはなかったので、スリや置き引き、車上荒らしなどの犯罪や、深夜の一人歩きなど海外旅行で気をつける基本的なことに注意すれば大丈夫です。

バイロンベイの物価

バイロンベイの物価photo by isa tomomi
初めてオーストラリア旅行をすると驚きますが、オーストラリアの物価は日本より高いです。人件費が高いことと、加工品は輸入に頼り国内産業があまり発達していないことが理由です。

平均時給は日本平均の倍近い18.93オーストラリアドル(約1,547円)です。この時給差を生かして、オーストラリアで稼ごう!という考え方が、ワーホリですね。

バイロンベイの基礎情報

人口:約1万人
時差:日本+1時間
気温:年間を通して暖かく、平均最高気温は24℃
チップ:基本的にはありません(高級レストランでまれに)
ベストシーズン:海に入らなければ10-11月、夏を思いっきり楽しみたければ1-2月

写真で見るバイロンベイの様子

最後に、今回のバイロンベイ旅行で撮影した写真をご覧ください!

photo by isa tomomi

写真で見るバイロンベイの様子photo by isa tomomi

写真で見るバイロンベイの様子photo by isa tomomi

photo by isa tomomi

写真で見るバイロンベイの様子photo by isa tomomi

photo by ruimaeda

写真で見るバイロンベイの様子photo by isa tomomi

写真で見るバイロンベイの様子photo by isa tomomi

photo by ruimaeda

「JACK & MARIE」公式ONLINE SHOPグランドオープン!

最後に、今回の旅へ持っていったライフスタイルブランド「JACK & MARIE」の公式ONLINE SHOPが2019年1月8日(火)にグランドオープンされました!サーフテイストのアイテムをはじめ、ロードトリップで活躍するカー用品、アウトドアアイテムなどお洒落なグッズばかり。是非のぞいてみてくださいね!

記事は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

ライター
前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

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