次の日(1月1日)はアンコールワットの朝日を見たり、近くの遺跡観光ツアーを取っていたのですが、ツアーどころじゃないと思いキャンセルを考えましたが、せっかく来たのだから目的の【アンコールワットで初日の出を見る】だけは達成したいと思いました。
・なんだかんだ現在時刻AM2:30
ツアーは4:30出発。ということでその日は眠りにつきました。
アンコールワットで初日の出
phpto by RORO
・2015年1月1日
アンコールワットで迎える初日の出!6時頃朝日は昇り始めました。多くの人が初日の出を待ちわびています。パスポートを盗まれたことなんて忘れて、夢中で朝日を眺めたり、写真を撮って遊んでいました。
そもそも初日の出をまじまじと見たことがこの時初めてだったのかもしれません。アンコールワットで見る初日の出はとても神秘的でした。カンボジアに来た甲斐がありました。
さぁ目的も達成できたのであとはパスポートのことに専念出来ます!
海外の警察署に初訪問!
初日の出を見た後ひとまずホテルに戻り、朝食を取りながら、今後の流れを友達と打ち合わせしました。
「まず昨日パスポートを盗まれた場所に行って、落ちてないか確認しよう」
そこから現場に向かい、歩いた場所を辿りながら探しますがそんなに世間は甘くありません。やはりどこを探しても見付からない。予想はしていましたが、「もしかしたらあるかも」そんな期待感は完全に裏切られてしまいました。
「やっぱり見付からないね」
「もしかしたら心優しい人が拾って、警察署に届けてくれてるかも」
そんな希望を持って警察署に向かうことにしました。
アンコールワットの近くに警察署はあります。
警察署なんて免許更新くらいでしか訪れたことがない優等生だったので、日本でもお世話になることはありませんでしたが、まさか海外でお世話になるなんて・・・とても貴重な体験ができました。
少しワクワクしながら警察署に入ります。パスポートが届いてないか、英語ができない2人はあらゆる知識を振り絞り必死に片言英語で伝えます。
「I’m Passport lost.」必死に訴えます。
しかし返事は「ここには届いてないよ。」みたいなニュアンスで返ってきました。周りを見渡すと、他にもパスポートを盗まれた人が数人いました。中には日本人も何人かいました。
「よっしゃ!パスポート無くした人は自分だけじゃないんや!」
と言う変な心強さというか安心感を抱きました。そんな場合じゃないんですけどね。こんな状況でもボジティブに考えられる自分の性格が少し役立ちました。
▼パスポートを盗まれた!最悪の年明けから始まった奇跡の物語「後編」
photo by RORO
「パスポートは届いてないけど、もし届け出があったら連絡するよ」
そんな感じに言われました。しかし国内線とはいえ、プノンペンに行く飛行機に乗らないと行けなかったので、【パスポート紛失届け】みたいなものを書いてもらいました。
英語で書かれてるので何を書いているかさっぱり分からなかったですけどね!とりあえず警察署でするべきことは終わったので、警察署を後にしました。
海外の警察署もうお世話になることはないことを願っています。
そして飛行機の時間までしばらく空いていたので、ツアーで行く予定だった、【アンコールトム】【タ・プローム】を観光しました。
photo by RORO
もうこの時にはカンボジアに残る気持ちでいたので、【プノンペン】で何をしようかと頭の中で妄想していました。
友達は私を残して一人で帰ることを申し訳なさそうにしていました。私以上に心配していて当の本人は意外とあっさりしていましたね。本当に能天気というか、お気楽者な私でした。
まとめ
以上前編をお送りいたしました。
海外でパスポートを盗まれる経験なんて中々ないですよね。まさかこんな事になるなんて旅行前は想像しなかったです。
でも後編ではドラマみたいな展開が待ち受けています。一体どのようにパスポートが手元に戻ってきたのか後半でじっくり綴っていきたいと思います。