入門機からカメラをはじめて少しずつ慣れてくると、写真を撮ることが楽しくなってきますよね。
そうなると新しいレンズやさらに良いカメラが欲しくなってくるのも当然のことです。
そこで今回は中級者、上級者向けのデジタル一眼レフカメラを調べると必ず出てくるキーワード「フルサイズ」についてご説明したいと思います。
そもそもフルサイズって何?
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聞き慣れないワードだと思いますが全てのデジタル一眼レフカメラには「イメージセンサー」というものが搭載されています。
イメージセンサーとはフィルムカメラでいうところのフィルムにあたります。
そして、このセンサーの大きさによって「フルサイズ」と「APS-Cサイズ」にわけることができ、入門機カメラのほとんどはAPS-Cセンサーが搭載されています。
実際にイメージセンサーの大きさはフルサイズ>APS-Cサイズとなるのですが、ではこのセンサーの大きさによって何が変わってくるのでしょうか?
より美しい写真が撮れる
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フルサイズ機を選ぶ大きな理由のひとつに画質の違いにあります。フルサイズとAPS-Cではイメージセンサーの大きさが約2.25倍ほど違うのでこれが画質にも影響してきます。
センサーの大きなフルサイズ機は画素数が多くなるので解像度も高くなります。
ものすごく単純に説明すると、画素サイズを同じにした場合、APS-Cサイズで2000万画素であればフルサイズでは4000万画素程度になります。
画角が大きい
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イメージセンサーの大きさは画角の大きさにも影響してきます。センサーが大きければ大きいほど画角が広くなり、被写体の映る範囲が変わってきます。
焦点距離で約1.5倍の差があり、同じ焦点距離のレンズであればAPS-Cはフルサイズよりも狭く写るということになります。
フルサイズが絶対に良いとは限らない!
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ここまで簡単に「フルサイズ」について説明してきましたが、絶対にフルサイズのカメラがおすすめ!とはならないというのが僕の持論。
もちろん、フルサイズだと高画質だし、ボケ感もより強い写真を撮影することができますが、一般的なサイズの写真だとぱっと見ても違いは分からない程度です。
また、イメージセンサーの大きさはカメラの大きさに直結するのでフルサイズのカメラは当然APS-Cのカメラよりも大きく、重くなります。さらに、価格的にも差が出てくるので旅に向いているとはいえません。
まとめ
いかがだったでしょうか?ちょっと専門的な用語もでてきて難しかったかもしれませんが、フルサイズにもメリットとデメリットがあるので、自分の合ったカメラを購入するのが1番!
もしプロのように究極の画質にこだわるなら次のカメラの選択肢にフルサイズを入れてみてもいいかもしれませんね。