プロダイバーとして世界を回っていますYauichiです。カンクン旅行と言えば、青い海やセノーテなどの大自然、そしてマヤ文明の遺跡などが思い浮かぶと思います。でも実はすぐ近くには大都市も存在するのをご存知でしたか?それが今回の記事でご紹介するメリダという街です。
メキシコのユカタン半島はカンクン、プラヤデルカルメン、コスメル、トゥルムなど有名観光地が目白押しで注目されずらいですが、実はこのメリダがユカタン半島の首都。過去にメキシコを植民地化していたスペインの影響が色濃く残る、まさにヨーロッパの様な街並みが広がっています。
日本国内でまだまだ知名度の低いメリダの魅力を徹底的にご紹介していきます!
メリダってどんなところ?
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メリダはメキシコのユカタン州の州都です。80万人ほどの人口がおり、ユカタン州では最大の都市です。スペインがメキシコを侵略した際に拠点にした街だったと言われ、当時の面影が色濃く残っている都市でもあります。
特に観光名所が多いセントロ地区は、過去にはスペイン人たちが住んでいた地区のため、各建物がヨーロッパ様式で作られています。当時はスペイン人の人口が非常に少なかったため、スペイン人たちは周辺に住むメキシコ人たちをとても警戒して住んでいたそう。
その影響もあってか、街には侵略を象徴するような建造物や美術品がいくつか存在しています。
圧巻のカセドラル大聖堂
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メリダの象徴的な建物です。
メリダにはソカロ広場と呼ばれる大きな公園が街の中央にあり、その隣にこのカセドラル大聖堂がそびえ立っています。このソカロ広場を街の中央に置き、その隣に大聖堂や教会を作るのはヨーロッパの典型的な街並みです。
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ソカロ広場の真ん中にはメリダのサインがあり、ユカタン半島には各都市に都市名のサインがあります。代表的なのはカンクンにある、カリブ海をバックにしたサインですね。
写真映えするスポットなので、インスタグラムユーザーは見逃さない様にチェックしてください!
・名称:カセドラル大聖堂
・住所:Calle 60, Centro, 97000 Mérida, Yucatan
・アクセス:ADOバス停から徒歩10分前後
チェチェンイッツァだけじゃない!世界遺産「ウシュマル遺跡」
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メキシコのマヤ文明の遺跡と言えば、巨大ピラミッドがあるチェチェンイッツァが有名ですが、実はピラミッドがあるのはチェチェンイッツァだけではありません。ここウシュマル遺跡もピラミッドが見れるマヤ文明の遺跡として有名です。
カンクンからウシュマル遺跡に直接アクセスしようとすると5時間前後、公共交通機関では8時間と日帰りでは厳しい長距離移動になってしまいます。ですが、メリダからなら3時間前後でアクセス可能。そのため、メリダはウシュマル遺跡観光の拠点として最適な街でもあるんですね。
ウシュマル遺跡のピラミッドは「魔法使いのピラミッド」と呼ばれています。大昔に、魔法使いが小人からもらった卵を温めて、そこから生まれた小人がたったの一晩でピラミッドを作った、という言い伝えからきたそう。
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魔法使いのピラミッド に登ることはできませんが、別のピラミッドには登ることができます。階段が急で登るのが少し大変ですが、頂上から眺める光景は圧巻です。一面に広がるジャングルとマヤ文明の巨大遺跡群を眺めると、昔のマヤ人たちが眺めていた光景を少しだけ感じることができます。
・名称:ウシュマル遺跡
・住所:Carretera Federal 261 Merida – Santa Elena Uxmal, Yucatán
・アクセス:メリダからADOバスで約1時間
・営業時間:8:00 ~ 17:00
・電話番号:01 999 944 033
・料金:177ペソ(約1000円前後)
・所要時間:2 ~ 3時間
・オススメの時期:11月〜4月の乾季。雨季は非常に暑く、遺跡観光に向かない。