ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

国内旅行すらしにくい世の中ですが、京都への妄想旅行で楽しんでいる方は多いのではないでしょうか。

「交通が便利で、ほんの少し贅沢な京都らしいホテルはないか……」と思っている方におすすめしたいのが「カンデオホテルズ京都烏丸六角」です。

阪急京都線烏丸駅と地下鉄烏丸線四条駅から徒歩数分の場所にありながら、京都らしい町家が自慢のホテル。一方、施設はモダンなので誰でも快適に京都のひと時を過ごせます。

今回は内覧会を利用して「カンデオホテルズ京都烏丸六角」をレポートします。

カンデオホテルズに京都らしさが加わる

ラテン語「光り輝く」の名を持つカンデオホテルズは全国に展開する「世界で唯一の4つ星ホテル」。もう少しわかりやすく説明するならビジネスホテルとラグジュアリーの中間といえます。

6月6日にオープンした「カンデオホテルズ京都烏丸六角」は京都初となるカンデオホテルズ。京都らしい町家の趣をそのまま残しつつ、最新設備を取り入れるなど歴史と最新を融合した宿泊施設になっています。


さっそく外観から紹介しましょう。一瞬「お店かな」と思ったところが「カンデオホテルズ京都烏丸六角」の表玄関。この町家は京都市登録有形文化財「旧伴家住宅」を利用しています。


町家は「京町家ラウンジ」などの共有スペースとなり、客室棟は町家の後ろにある建物です。


町家に入ると靴を脱ぎ、「京町家ラウンジ」でほっと一息。京都市登録有形文化財指定という由緒正しき建築物ですが、堅苦しい雰囲気はまったくありませんでした。まるで祖父母がいる田舎の家を訪れたような感覚です。


2階には「ライブラリー」と「バー」があります。「ライブラリー」ではコーヒー、紅茶、緑茶を飲みながら京都にまつわる書籍を読むことができます。ここで京都旅行のプランニングがゆっくりできそうですね。


「バー」はバースタイルと八畳二間の空間の組み合わせとなり、こだわりのワインとおつまみをゆったりとした気持ちで味わえます。セルフ方式となっているため、自分のペースで楽しめるのもいいですね。

シンプルでスマートなカンデオホテルズのクオリティー

宿泊棟は10階建て、全106室。2階が大浴場(女性)、4階が大浴場(男性)となり、他は客室となっています。

客室は「プライベートスパキング/プライベートスパツイン」「エグゼクティブキング/エグゼクティブツイン」「キング/ツイン」の3クラス制で、いずれもシンプルでありながら、落ち着ける部屋になっています。


こちらは「プライベートスパキング」です。広さは露天風呂を除いて20平方メートルです。スパはプライベートな露天風呂となり、京都観光の疲れを癒します。


私は「エグゼクティブツイン」に宿泊しました。広さは25~27平方メートルです。奥にある小上がりソファベッドを使うと、大人3名、子どもを含めると5名まで宿泊できます。


ユニットバスがあるため、子どもをお風呂に入れさせるときに役立ちそうです。全体的にゆったりとした設計となり、シンプルながらも機能的。このあたりは高品質なビジネスホテルといった感じでしょうか。もちろんユニットバスとトイレは別々です。


コストパフォーマンスが高い部屋「キング」です。ベッドはシモンズ社製の1800mmとなり、寝心地も抜群!


浴場「スカイスパ」は女湯が2階、男湯が4階です。女湯には外湯、内湯とミストサウナがあります。外湯はほどよく風が吹き抜け、そよ風を浴びながらの入浴はとても心地よかったです。そよ風のせいか、のぼせることがないような気がしました。


女湯にはプライベートで利用できる壺湯があります。


こちらは夜の男湯です。ほどよく照明が抑えられており、あまりの気持ちよさに思わずウトウトしてしまいそう…。ちょっと京都らしく幻想的な雰囲気が漂います。


男湯にはドライサウナと水風呂があります。サウナは朝6時から営業しているため、眠気覚ましにもいいですね!気持ちよく一日をスタートできそうです。なお女湯、男湯ともにスカイスパは宿泊者のみの利用のため、過度に密になることはないでしょう。

とても京都らしい健康的な朝食


「カンデオホテルズ京都烏丸六角」では「バー」にて朝食を用意しています。朝食は、季節ごとに旬の食材を取り入れて作られた3種メニューを日替わりで用意。私が食べたのはしそちりめんやローストビーフなどのおばんざいが入ったメニューでした。


朝食は品位ある箱に入っており、思わず背中がピーンとなるのは筆者だけでしょうか。一品一品丁寧に作られており、いずれもやさしい味付けでどこかホッとするような気分になります。

和食のせいでしょうか「最初はちょっと多いかな」と思いましたが、ちょうどよい腹持ちになりました。

また、和室で味わえるのもいいですね。朝食の料金は2,750円(税込)、時間は7時~10時です。なお宿泊日2日前までの完全予約制となっています。

「カンデオホテルズ京都烏丸六角」のシンプルで落ち着いた雰囲気は、ゆったりと京都観光を楽しみたい方にマッチするはず。ぜひ次の京都旅行の参考にしてくださいね。

■詳細情報
・名称:カンデオホテルズ京都烏丸六角
・住所:京都府京都市中京区六角通烏丸西入骨屋町149
・地図:
・アクセス:烏丸御池駅から徒歩3分、烏丸駅・四条駅から徒歩5分ほど
・電話番号: 075-366-2377
・料金:1室8,000円(税抜)〜
・公式サイトURL:https://www.candeohotels.com/ja/kyoto-rokkaku

All photos by Nitta Hiroshi

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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