広東料理は、その名の通り中国の広東地方で食されている料理です。広東地方とは、広東省を中心に福建省、湖南省、江西省などの地域を指します。
四大中華料理と言われているほどバラエティー豊富で人気の広東料理。特に日本で食べる中華は広東料理が多い為、日本人にも馴染み深い料理がたくさんあります。
今回は、そんな広東地方の代表的な料理とスイーツを13選ご紹介いたします。
紅焼排翅(フカヒレの姿煮)
高級食材であるフカヒレを蒸して温め、軽くとろみをつけたタレをかけていただく料理です。繊維が太くて長いフカヒレほど高級とされています。
広東炒麺(広東風煎り焼きあんかけ麺)
豚肉や海老など様々な具が入った餡を、香ばしい中華麺の上にかけて食べる料理です。パリッとした麺に絡まる餡はまさに絶妙!
蟹肉炒蛋(かに玉)
日本でもよく知られている、いわゆるかに玉です。野菜や蟹肉とともに全卵を炒め、中を半熟にふんわりと仕上げいただきます。
福建炒飯(あんかけチャーハン)
炒飯の上にエビ、イカなどの海鮮餡をかけた料理です。名前に福建とありますが、実はこの炒飯は福建省ではなく香港で食されているものだそう。
福建炒飯の名前の由来は、福建料理は餡かけ料理が多いから、または香港に住んでいた福建人が考えたメニューだから…といったものがあるようです。
焼売(シュウマイ)
定番の点心といえば、焼売は外せませんよね。ぷりっとした海老の歯応え、ジューシーな肉汁など、具材によって様々なおいしさが楽しめる人気メニューです。
八宝菜
肉、海鮮、野菜など、様々な具材をともに炒めて塩味もしくは醤油味に調味し、片栗粉でとろみをつけた料理を指します。
元々は浙江、江蘇、安徽の料理で、八宝菜の「八」は8種類の具材という意味ではなく、「多くの」という意味なのだそうです。
蠔油牛肉(牛肉のオイスターソース炒め)
牛肉と野菜を炒めたものをオイスターソースで味付けした料理です。牛肉とオイスターソースは相性抜群で、まさに中華料理の深い味わいを楽しめる料理となっています。
咕老肉(酢豚)
日本でも人気の酢豚は、中国語では「咕老肉」という表記になります。角切りの豚肉を油で揚げて野菜とともに炒め、甘酢あんをからませた料理です。
お粥
一口にお粥といっても、実に様々な種類があります。鶏肉やシイタケ、ホタテや白身魚など、日本のお粥とはバラエティーの豊かさが大きく違うので、旅行に行った際はぜひ試してみてください。
蟹黄魚翅(蟹の卵入りフカヒレスープ)
蟹と蟹の卵が入ったフカヒレスープで、贅沢な一品として知られています。広東料理の中でも、特に有名なフカヒレスープ料理です。特別な時にいただきたいですね。