1/5:ドミニカ共和国(Amber Cove, Dominican Republic)
カリブ海クルーズ1周目に訪れたドミニカ国に続いて、今度はドミニカ共和国の方です。日本で「ドミニカ」という場合は、ドミニカ共和国を指すことがほとんどですね。
ドミニカ共和国の首都は島の南岸にあるサント・ドミンゴですが、今回は首都近くではなく北部の「アンバーコーブ」に停泊しました。アンバーは琥珀、コーブは入江を意味し、ドミニカ共和国が世界有数の琥珀の産地であることが由来でしょう。
大きな島や停泊地が首都から離れている場合は、観光ツアーに参加するとコスパが高いです。小さな島や停泊地が首都のそばだったら、タクシーを利用して自力で観光する方が偶然の出会いがあって楽しいです。
ドミニカ共和国は今回のカリブ海クルーズでは最も大きな島だったので、クルーズ船内で現地ツアーを申し込んでおきました。
現地ツアーはクルーズ船内のインフォメーションデスクか乗客用のWebサービスで申し込めます。クルーズにチェクインするときにクレジットカードと部屋番号を連結するので、申し込むボタンを押すだけです。
寄港地に到着後も、早めの時間(だいたい9時から11時頃)に下船すれば、出口のそばに当日申し込みのスタッフがいるので、感じのいい人を見つけてツアー内容に気に入れば申し込めばOKです。
ぼったくりをするような雰囲気はありませんでした。
大きな島は、観光スポットとお土産が充実しているので写真もたくさん撮れて嬉しいですね。お土産買おうと思ったのですが、この後も現地ツアーの内容が充実しているので、グッと我慢。
現地ツアーのメインはシガーショップでの葉巻作り体験でした。葉巻と言えば、カリブ海というかキューバのイメージですが、ドミニカ共和国でも有名です。
こちらのショップでは熟練の職人がすべて手作りで作っているそうです。ちなみに、たばこや葉巻をお土産にする場合は、日本を含めて各国への持ち込み制限に注意です。
葉巻のお土産は人を選ぶので、最終的にはドミニカ共和国産のチョコレートをお土産にしました。近年まではチョコレートの原料となるカカオの生産のみで、チョコレートへの加工はしていなかったそうですが、現在では地元で加工された美味しいチョコレートバーやココアパウダーなどを購入できます。
カリブ海で食べたローカルフードの中で、一番美味しかったのはこちらの「サンコーチョ」です。ドミニカ共和国を代表する家庭料理で、肉とじゃがいもをメインにした煮込み料理です。
家庭によって具材や味付けが違い、白ご飯と一緒に食べるのが定番だそうなので、日本のカレーのような存在なのかもしれません。
1/6:海上(At Sea, Caribbean Sea)
ドミニカでたっぷりと観光を楽しんだ後の1月6日は寄港地はなく、ずーっと海の上です。せっかくなので、船内アクティビティの「キッチンツアー」に参加することにしました。
キッチンツアーは合計3000人以上の乗員乗客の食事を作っている巨大キッチンを見学できるツアーです。なお、僕が乗船したクルーズ船「コーニングスダム号」には、メインダイニングの「Lido Market」他に、大小合わせて8つのレストランやフードショップがあり、それぞれにキッチンがあるそうです。
大量の食事をさばくために、キッチンスタッフの役割は細分化されているそうです。驚いたのは、スイーツ担当のスタッフが3人しかいないことです。
欧米からの旅行者が多いためか、毎食7,8種類のスイーツが大量にビュッフェに並び、しかも種類が毎日違うのに、3人で仕切っているとかすごすぎでした。
キッチンスタッフを初め、コーニングスダム号のスタッフは親切で優しい人ばかりで「これがクルーズのスタッフか!」と衝撃でした。
海外旅行をしていて、店員さんやスタッフに邪険に扱われた経験って、少なからずあると思うのですが、今回のクルーズ旅行では嫌な思いをすることは一度もありませんでした。みなさん、お世話になりました!
1/7:ボネール(Kralendijk, Bonaire)
1日海の上にいただけで長い間、陸から離れた気がします。1月7日の寄港地はボネール島でした。カリブ海南部に位置するので、ベネズエラの沖合すぐ。カリブというよりは、もはや南米です。
すぐ近くにあるAruba(アルバ)、Curaco(キュラソー)とBonaire(ボネール)を3つ合わせてABC諸島とも呼ばれます。
カリブ海クルーズを始めてから、マリンスポーツをしていないことに気づいたので、慌ててボネールでシュノーケリングしましたが、大正解でした。
天気にも恵まれたので、海の底が見えるくらいの透明度で、たっぷり泳ぎました。海外でのシュノーケルあるあるですが、ガイドさんがゆるいのもいいですね。最初は、参加者で集まりながらシュノーケルしてたのですが、休憩を挟んでからは「あとは自由に楽しんで!」と丸投げされたので、好きなように遊べました。
ボネールは塩の生産が有名です。島内には大きな塩田があり、旅行者へのお土産としても塩が売られています。牛乳みたいなパッケージかわいいです。
いつもならクルーズ船は夜を迎える前16時から17時頃には出航しますが、次の目的地のキュラソーが近いので、21時の出航でした。おかげで港町の美しい夜景を眺めることができました。
なお、撮影はiPhone 11です。夜景に関しては一眼レフよりも、iPhoneの方が簡単に撮影できますね。
1/8:キュラソー(Willemstad, Curacao)
ボネールの翌日は、すぐ西に位置するキュラソーです。移動距離がとても短いので、船はほとんど揺れませんでした。ありがたい。
ビーチに山に海にと、カリブ海の島々で色々な場所に訪れていたので「まだ行ってない観光地」を探して、キュラソーでは洞窟探検ツアーに参加しました!
私有地にある洞窟のため、ほとんどの場所で撮影NG。写真が残せなかったので残念ですが、黒人奴隷たちが逃げ出して隠れ住んでいた跡や鍾乳石、洞窟の切れ目から差し込む光がスポットライトのようだったりしていて、想像よりも楽しめました。
キュラソー(アルバもでしたが)はベネズエラとの貿易でかなり発展していて、コロニアル調の美しい街並みが特徴です。街中に緑が多いのもいいですね。
匂いにつられてふらっと入った野外レストランのBBQ料理が、超ボリューミーなのに肉がとても柔らかくて最高でしたので、キュラソーを訪れることがあればぜひ肉料理を。
写っているのはトリプルコンボで、牛肉と鶏肉、豚肉が全て入っていて、サラダとポテト付きで10ドルくらいでした。一人前ですが、二人で分けても多いぐらいです。
1/9:アルバ(Oranjestad, Aruba)
22日間のカリブ海クルーズで最後の寄港地はアルバです。
大きな港には、他のクルーズ船も停泊していました。こちらはノルウェー船籍の船のようでした。僕が乗っていたホーランド・アメリカラインはオランダ系の企業です。
アルバの首都「オラニェスタット」の中心は無料のトロリーが走っていました。首都だけを観光するなら、トロリーと徒歩で十分です。海側はクルーズ船が停泊できる大きなターミナルのほか、中小のヨットやクルーザーが停泊できる桟橋も多くありました。
賑わっているレストランで食事をしたら、最後にローカルのスーパーマーケットでお土産や残りのクルーズ船内で食べるスナックなどを買い込んでアルバ観光は終了です。
1/10:海上(At Sea, Caribbean Sea)
1月10日、11日は終日海の上でした。南米(ベネズエラあたり)のすぐそばから、一気にカリブ海を縦断してフロリダまで戻るので、長い航海です。
クルーズ船の隅々まで楽しもう!と思って、船の後方にあるプールでナイトプールをしてました。クルーズ旅行の最終段階になると、プールで遊びたい人もほとんどいないのか、貸切で楽しかったです。
ちなみに、プールの水は温水で、ジャグジーもついているので、お風呂に入っているような感覚でリラックスできます。
1/11:海上(At Sea, Caribbean Sea)
1月11日も寄港地はないので、ビュッフェスタイルの朝ごはんを写真に収めたり
毎日変わる料理を楽しみながら、荷造りをしていました。22日間、部屋に荷物を置きっぱなしなので、まとめるだけでも時間がかかります。他には部屋を毎日掃除してくれたスタッフに挨拶をしたり、船を降りた後の空港までの送迎を確認したり。
長距離を移動するので、船の揺れが大きくて少し酔いながらも最後の準備を済ませました。
1/12:フォートローダーデールに帰港(Fort Lauderdale. FL)
そして、1月12日に出発地でもあった、フロリダのフォートローダーデールに到着。22日間のカリブ海クルーズは終了です。写真をたくさん掲載したので、雰囲気をつかんでもらえたら嬉しいです。
とにかく日本語での情報が少なく、英語でのクルーズ旅行の体験記も、ぶっちゃけクルーズ会社や船によっては全然違うため、この記事がホーランド・アメリカのコーニングスダム号でカリブ海を楽しむ人の参考になれば嬉しいです。
All photos by ruimaeda