北米大陸と南米大陸の間につながるカリブ諸島には、美しい海と白い砂が広がり陽気な人々住む人気の旅行先です。日本からのフライトは時間がかかりますが、近くまで訪れた際にはぜひアイランドホッピングしながら旅をしてみてください。
今回は旅行の参考に、カリブ海に浮かぶ島々にある世界遺産をまとめてご紹介します。
ブリムストーン・ヒル要塞国立公園 / セントクリストファー・ネイビス
小アンティル諸島にある要塞で、かつてサトウキビの生産地であった島を攻撃から守るために築かれました。カリブ海の要塞の中で最大級の規模を誇り、西インド諸島のジブラルタルと呼ばれて重要な拠点となっていましたが、フランス艦隊によって破られ、現在はイギリス領として返還されています。1999年に世界文化遺産として登録されました。
ピトンズ・マネジメント・エリア / セントルシア
ウインドワード諸島にある二つの火山、大ピトンと小ピトンを中心に広がる陸海域一帯が自然保護区となっています。亜熱帯、熱帯の大自然が残される陸地と、美しい珊瑚礁が広がる海域。
陸には稀少な植物の自生をはじめ、多くの固有種が生息しており、海にはゴンドウクジラやタイマイ、168種の魚類が生息しています。2004年に世界自然遺産に登録されました。
サント・ドミンゴ植民都市 / ドミニカ共和国
photo by El Coleccionista de Instantes Fotografía & Video
新大陸を発見した歴史の偉人、コロンブスが築いた町がサント・ドミンゴです。アメリカ大陸を発見し、砦を築いて町としますが、植民地の統治に成功しなかったコロンブスは本国に送還されます。
その後、ニコラス・デ・オバンドによってサント・ドミンゴは栄えました。しかし、遺言によりコロンブスはこの地に埋葬されています。
モーン・トロワ・ピトンズ国立公園 / ドミニカ国
火山のトロワ・ピトン山を中心に広がる国立公園で、熱帯雨林の敷地内には5つの火山があります。火山地帯特有の噴気孔や温泉湖が50近くもあり、神秘的な大自然が広がっています。