ライター
沼田 聡佳 フリーライター

TABIPPO専属ライター/セブ島が大好きで過去2回就業経験有。南国が大好きで一人旅にはまり中。旅のモットーは地元の人と沢山交流してその土地の文化や風習を地元の人から知ること。

皆さんはセブ島と聞くとどのようなイメージを持たれますか。

きっと“格安留学”や“リゾート地”といったイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

この記事では、当時20歳だった私がフィリピンのセブ島を訪れ、貧困層の生活水準を目の当たりにし、人生観が180度変わった出来事についてお伝えしたいと思います。

 

医療ボランティアで見た貧困層のリアル

Photo by satoka

現地で就業していた時に、持病のある子供達に無償で医療を提供するボランティアに参加する機会がありました。

ボランティアに参加するまでは、日本とは文化の異なるセブ島での生活を只々楽しんでいて、道ですれ違う物乞いの子供たちを恐いと思っていた私。しかし、ボランティアに参加したことで20年間生きた中で一番猛烈なカルチャーショックを受けると同時に、今まで何も知らなかった自分を恥じるという経験をしました。

 

例え持病があっても通院できない貧困層の子供達

photo by satoka

まず最初に驚いたのは、医療行為を受けるために集まってきた人の数です。

屋外の運動場の様な所に溢れんばかりの人が集まっていました。

その時、今までセブ島生活の楽しい側面ばかりに気を取られ、現実にある問題には目を向けられていなかったのだな、とハッとしました。

 

自分より弱い立場の人に思いやりの気持ちをもつ現地の子供たち

photo by satoka

セブ市内の病院や他国から集まった医療従事者達が、現地の子供達を順に診察していくのですが、ここでも驚いた事があります。

自分自身も何らかの持病があるにも関わらず、自分よりも小さい子供たちに診察の順番を変わっていたのです。

そして何よりも驚いたのは、ボランティアに参加しているスタッフが子供達から元気を分けてもらえるような、屈託のない笑顔と元気です。

子供たちの輝く太陽のような笑顔の裏にあるにフィリピンに根付く、根深い貧困問題を考えさせられました。

ライター
沼田 聡佳 フリーライター

TABIPPO専属ライター/セブ島が大好きで過去2回就業経験有。南国が大好きで一人旅にはまり中。旅のモットーは地元の人と沢山交流してその土地の文化や風習を地元の人から知ること。

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