エヴォラ骸骨礼拝堂はその名の通り、内装がすべて骸骨でできています。これらはかつてエヴォラの修道院にあった墓地から集められたもので、正式には墓地ではありませんが、一見の価値がある場所です。
サガダ (フィリピン)
フィリピン・ルソン島北部の山岳地帯にあるサガダ村。世界遺産「バナウェの棚田」へと続くとても小さな村です。この村ではかつて、「ハンギング・コフィン(Hanging Coffins)」と呼ばれる世界でも珍しい埋葬の風習がありました。それは、薫製にした死者が収められた棺を、断崖から吊るすというものです。
野獣から死者を守るとともに転生への願いを込め、より天国に近づけるために行われてきましたが、クリスチャン式の土葬への慣習の変化により、2010年の秋に終わりを迎えました。
サプンツァ村墓地 (ルーマニア)
ルーマニアにある小さな村に、年間3万人ほどの訪問者が訪れる墓地があります。それがサプンツァ村墓地です。
この村にある墓は、木製の墓標に故人の生前の生活や死因がユニークな絵柄で彫られていることが特徴です。いずれも青を基調としたカラフルなもので、ひと目見ただけで故人の人柄がわかるオンリーワンなお墓に仕上げられています。
まとめ
一言に墓地といっても、故人の葬られ方は国や地域、民族によって無数にあります。墓地に足を運ぶことで、訪問した国の新たな文化を発見することもできますので、一味違った土産話をしたい方は墓地を訪れてみてはいかがでしょうか?